2015年8月30日日曜日

Review of the Week.(Aug.24th - Aug.28th.2015)

2015年8月24日(月)~8月28日(金)の週の簡単なReviewです。

金融市場

*中国が金融緩和。

  2015年11月以降で5回目となる金融緩和。政策金利、預金準備率等
  の引き下げや国営ファンドの株式投資上限の引上げなど。

*米FRBが9月利上げシナリオを堅持。
  St.Louis連銀のBullard等から過去10日間程の期間の市場動向は、
  FRBの方針に影響を与えるレベルにあらずとの発言。

①株式市場 / 債券市場

 ・株式市場が世界的に大混乱週前半には大幅な下落
  週後半の大戻しの流れに債券市場には売り圧力(利回り上昇)
 ・前週の流れから株式市場は週初に上海、東京で大幅に続落し
  欧米市場も混乱週半ばから後半には持続的回復へ
 ・日経平均も24日(月)に870円以上、25日(火)には600円以上
  下落する局面もあるなど不安定な展開
 ・日経平均は週初の2月以来となる1万8千円割れから回復し、
  19,136.32円で越週。(前週19,435.83円)
 ・米国市場も大混乱。Dowも一時$1,000以上の下げ幅を記録する
  などの週初の下落から大戻しを実現して越週
 ・米Dow→$16,642.47、S&P500→$1,988.80、Nasdaq→$4,828.33)
 (前週   $16,459.88                $1,971.03                $4,706.04)
 (前週比     +1.1%           +0.9%            +2.6% )
  ・米10年債利回りは、2.19%。(前週2.05%)
 ・米30年債利回りは、2.91%。(前週2.74%)

②商品市場

 ・原油、ガソリンなどエネルギー関連が全般的に反発
  貴金属は、保合い推移の週。
 ・金融市場の混乱やガソリン精製施設の停電やYemenの政情不安
  がショートカバーの引き金と思われる。
 ・原油価格は2ヶ月ぶりに週次ベースの反発を記録
  バレル単価で$45.43で越週。(前週$40.31)
 ・金価格はオンス単価で$1,133.80で越週。(前週$1,158.50)

③為替市場

 ・強烈なSWING相場
 ・USDは週初に7ヶ月安値まで下落してその後4営業日は反発
 ・USDJPYは週初に116.15まで急落し、最後は121.43で越週
 ・EURの上昇も週初で失速。USD反発の流れを受けてEURは反落
 ・AUD,NZDの下落幅が大きく、欧州通貨が追随する展開。