2007年7月8日日曜日

Doghouse

今回の渡米目的は日数の割には欲張りすぎたようで反省しているのですが、どうしても調整が付かずに歯のインプラントの土台埋め込みと引越しの日が重なってしまいました。歯のインプラントは治療途中で離米してしまったのですが、せめて土台埋め込みまではNYでも評価の高い腕の確かな歯科医での治療をと思い、今回の日程に入れていました。

妻は当初、”そんなものか”と言う程度に考えていたようですが、これを聞いたNeighborhoodの主婦連が激怒し、最終日の引越しを最後まで見届けない夫という事になった私はすっかり立場を失いました。妻も再び”そんなものか”と思ったようで私を罵っていました。

語源をちゃんと調べたことは無いのですが、こちらの人々はこういう面目ない、格好悪い様を”犬小屋に居る”という風に表現します。家に居にくいからかもしれませんが、"I am in the doghouse" などと言うのです。と言うことで私はすっかり犬小屋状態でした。
 おまけに愛車を業者に引き渡した後で暑い中を久しぶりに駅まで歩きましたが、見納めとなるかもしれないNeighborhoodに別れを告げるにはよい機会だったと思います。

再会を喜んでくれた歯医者では無事にインプラント土台の埋め込みが終了しましたが、歯茎の縫い目からの出血を抑制するべくガーゼを噛まされ、早めに終われば以前の職場の後輩達と一杯だけと思っていた不埒な計画もとても無理な状態になってしまい断念しました。

その後チェックインしたダウンタウンのホテルで家族と合流し2日ほど過ごして東京に戻ってきました。

事実上日本を初めて見ると言ってよい子供達は、コンパクトで高性能の家電製品には興味を持ってくれましたが、案の定家の狭さにはちょっと驚き、失望したようです。
 シカゴから帰国した友人は、家の狭さに驚いた子供から、”お父さん、何をしちゃったの?”と聞かれたと苦笑していましたが、その子供は父親が何かの罰を受けたと思っていたそうです。

家は狭いし、面目は無いし・・・色々な意味で結局・・・ I am in the house. と言うことのようです。