2007年7月22日日曜日

山には草木がある2

「やっぱり・・・そう思う?」

①トイレが臭いこと ②家族が来てから臭い事・・・を話した時の妻の反応はそういうものでした。彼女もどうもトイレが臭いと言う問題意識を共有していました。

「だから・・・気が付いたかしら? 私、昨日から芳香剤置いているの。だから少しマシじゃない?」

確かに芳香剤の存在には気が付いていたのですが、正直私には元々の臭気と芳香剤の匂いが不快に混ざり合った感じで、匂いは変わったけど相変わらず臭いと言う印象でした。

更に検討していくと、容疑者として次男が急浮上してきました。
 こんな事を書いて恐縮ですが、所謂立小便スタイルで用を足す事には二つの問題があります。1つは当然ですが、どうしても放出物がはねる事です。これは斜面に落とそうが、水面に落とそうが同じです。
もう1つはそもそも発射直後から軌道が不安定な時もあり、はねるどころかそもそもが想定外の位置を直撃してしまう事です。北朝鮮のテポドンが日本海のどこに落ちるのかわからないようなものです。

私自身は、トイレ掃除をする人間(時には自分)への配慮から洋式トイレでは大小問わずに座って用を足しており、既に長男も自発的にそうしていますが、ノーテンキな次男は今でも小便小僧方式であり、、妻はこの次男の飛び散りやテポドンが臭気の原因ではないかと疑っていました。
 しかし我々は、次男が傷付くといけないのでもう少し様子を見る事で一致しました。NYでは臭くなかったわけですし・・・・・

一般に問題は放置すると悪化するものですが、”決め手”を欠いたまま様子見をしている間に、ナント・・トイレが・・・・・・・・・・流れなくなりました。
問題は、下流の詰まりではなく、何らかの理由でタンクに水が供給されなくなったためでした。

所謂、Bathroomという空間の中に、①お風呂、②トイレ、③洗面所 がセットで存在するのが一般的だった米国とは違い、個室型の日本のトイレにはタンクのテッペンに手洗い用のノズルがあってそこから供給された水がタンクの中に貯水される仕組みになっています。
 トイレを流した時には、このタンク内の水が便器をFlushする仕組みは共通ですが、要するにここへの水の供給が殆ど止まってしまったのでした。

断水ではなかったので、洗面器で何度もタンクに水を入れて流すと言う涙ぐましい作業をして凌ぎながら修理の業者を呼ぶ事にしました。

でも・・・・この臭いトイレに?
もしもトイレに入った瞬間に業者が卒倒したら?

小心者・・・いや、高潔な私の悩みは深まりました。

To be continued.