2008年5月21日水曜日

They have my deepest sympathy.

今月の12日に最初に中国の四川地方で大きめの地震があったという情報が入った時点ではかなり情報が交錯していました。

恥ずかしい話ですが、私は地理的な感覚が弱く、アジアの地図も把握し切れていないのですが、タイのバンコックでも揺れが感じられたと言う話があるかと思えば上海の事務所は全く普通に業務を行っていると言う状況で、結果的には大した事にならずに済むのかと思っていました。

ところが、その後の情報では現地の被害が予想以上に甚大であり、数万人規模の犠牲者が出る事は間違いないという大惨事となってしまいました。

そんな驚きも覚めやらぬ中で、本日不覚にも以下のニュースに涙腺が大いに刺激されてしまいました。

成都(中国四川省)】「お母さんのことを忘れないで」。身をていして赤ちゃんを守り、冷たくなった母親の手にあった携帯電話には、最後の力を振り絞った1行の遺書が残されていた。20日の国営新華社通信が報じた。
 この母親は最大被災地の一つ、四川省綿陽市北川(ほくせん)県で、地震発生翌日の13日、四つんばいになった格好で遺体で発見された。遺体は倒壊した建物に圧迫されており、救援隊は立ち去りかけたが、何となく気になり、ふと遺体の下のすき間に手を差し入れたところ、温かいものに手がふれた。
 「赤ちゃんが生きている!」。救援隊員が叫び、救出作業が再開。生後3~4カ月とみられる無傷の男の赤ちゃんが毛布にくるまれて発見された。
 救援隊員が母親の体を調べると手に握られた携帯電話の画面に、1行のショートメールが残っていた。「赤ちゃん、もし生き伸びてくれているのなら、私があなたを愛していたことを絶対忘れないで…」。子を思う母親の愛の深さに、救援隊員も思わず涙を落としたという。


その子供が立派に強く成長し、この母親を尊敬し感謝し続ける事。母親の遺志が、その子供を守り続ける事。いつか天国で親子が再開できる事・・・・・それらを強く願いながら神様にお祈りをしました。

最近は餃子問題、チベット問題、オリンピックの聖火騒動、パンダの貸与オファーなどで個人的には時折中国に対して批判的な思いを抱く事もあったのですが、親の愛情などは国や民族を超えた共通の想いであり、被害者の方々が充分なケアを受ける事や地域の復興を祈らずにはいられません。

My deepest sympathy goes out to all the people affected in the region.

(A rough translation of the article)..... I hope the baby will be ok and she..can rest in peace.

In the hardest hit neighborhood in Sichuan, China...a lady was found dead under the debris of collapsed building on May 13th, the next day of the biggest quake. Her body was crumpled down on her face , on all fours, as if to hide or protect something. A rescue team searched below her dead body to find a small baby still alive...maybe 3mth to 4mths old. The dead mother had a cell phone in her hand and there was a short line of her dying wishes left on the screen......" Please survive and live on my little baby....and do remember that I loved you more than anything". The report says many rescue workers were moved to tears.