2009年10月4日日曜日

Ebb and Flow of markets.

10月になっちゃいましたね。実は今日はTullyというコーヒーショップで食べたチリドッグのソースが大量にズボンにこぼれてしまい、運悪く白いズボンをはいていたために内股に微妙な色の大きなシミをつけて歩き回っていました。途中で本屋に立ち寄って驚いたのですが、大々的に2010年の手帳コーナーが開設してありました。

2009年も残すところ3ヵ月となれば無理なきことか・・・・と思いましたが、同様に来年度も展望する時期になったせいか金融市場にも幾分変化の兆しが出てきたように感じられます。

1 Risk Rallyの変化

Risk Rallyに関しては事実上過剰流動性というものが吸収されない限りリスク資産が暴落することはあり得ないのですが、流石に3月以来ひたすら上げてきた相場ですので特に株式市場に失速の兆候が現れて来たようです。

以下に米国のダウと日経平均のチャートを見ますが、どこまでベアになるかは意見が分かれるところですが、一旦今回の上昇サイクルのトップは付けたと言う可能性は非常に高いと考えるべきでしょう。三段構成のチャート上段が価格と移動平均で青線(予想移動平均)が黒線(実際の移動平均)を下回り始めており、中段のモメンタム分析(ニューラルネットワーク)と下段のMACDもトップアウトを支持しています。

2 債券市場

こちらはまちまちですね。ただ投資家が株式から債券に資金を移動していることは明らかです。そしてカーブ的には長期ゾーンへの資金流入が起きており、インフレーション懸念よりもデフレーション懸念が強まってきた兆候とも考えられます。これではリスクラリーというわけには行きませんね。米国10年債券は先週半ばにブル転しており、金曜日には幾分売られて長期金利が上昇していますが流れを変えるほどではありません。

商品市場と為替市場は少し悩ましい絵になっていますがそれは次回に言及しましょう。