先週も色々ありましたね。
①アイルランド危機がポルトガルなどに波及するリスクの上昇
②北朝鮮の韓国に対する砲撃
がコアとなり、そこから派生した材料が色々と相場を動かしていました。どちらの材料も非常に根が深いものであり、個人的にも考えるところがありますが先週は木曜日が米国のThanksgiving休暇があった為に金曜日の北米市場も半日営業となり、もともと主要なプレーヤーはここも休んで月曜日から出てくると言う状態だったので結構相場が一方向に動き易かったと思います。
では先週の主要通貨の変動率ランキングを見てみましょう。
通貨ペア 先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)
①NZDCAD 0.7647 0.7912 -265 -3.47%
②EURUSD 1.3239 1.3671 -432 -3.26%
③NZDJPY 63.00 65.00 -200 -3.17%
④EURCAD 1.3515 1.3898 -383 -2.83%
⑤NZDCHF 0.7514 0.7721 -207 -2.75%
⑥EURJPY 111.30 114.21 -291 -2.61%
⑦GBPUSD 1.5588 1.5977 -389 -2.50%
⑧AUDUSD 0.9643 0.9864 -221 -2.29%
⑨EURCHF 1.3279 1.3565 -286 -2.15%
⑩GBPCAD 1.5913 1.6242 -329 -2.07%
⑪GBPJPY 131.04 133.47 -243 -1.85%
⑫AUDCAD 0.9847 1.0029 -182 -1.85%
⑬AUDJPY 81.05 82.38 -133 -1.64%
今回は欧州通貨とともにAUD,NZDが大きく下げている事を強調するために13位まで掲載してみました。
先週末に同じ分析をした時には上位10ペアの中で実に7ペアがAUDかNZDの上昇という図式でした。イメージで言えば欧米日が下落して資源国が上昇していると言うような図式になっていた訳です。それが今回は上位10ペアの内訳はEURの下落が4回、NZDの下落が3回、GBP下落が2回でAUDの下落が1回です。
上昇サイドはUSD,CADの北米コンビで6回、CHF,JPYの安全通貨コンビで4回となっており、前週のRisk-on的な展開が先週はRisk-off方向に転換している事がわかります。
それにしても・・・・What a turn on event!! 1週間で様変わりです。