以下が金曜日単独での主要通貨ペアの値動きです。
通貨ペア 先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)
①AUDUSD↑1.0137 1.0006 +131 +1.29%
②GBPJPY↓ 131.57 133.26 -169 -1.28%
③GBPAUD↓1.5856 1.6045 -189 -1.19%
④CHFJPY↓ 87.99 89.01 -102 -1.16%
⑤CADJPY↓ 84.07 85.00 -93 -1.11%
⑥AUDCHF↑0.9421 0.9324 +97 +1.03%
⑦AUDCAD↑0.9863 0.9766 +97 +0.98%
⑧NZDUSD↑0.7424 0.7353 +71 +0.96%
⑨GBPNZD↓2.1641 2.1829 -188 -0.87%
⑩EURUSD↑1.3901 1.3797 +104 +0.75%
これら通貨ペアの上昇サイドで出てくるのがAUD4回、JPY3回、NZD2回、EUR1回。下落サイドを見るとUSD3回、GBP3回、CHF2回、CAD2回です。
色々な見方が出来るのですが、最近自然災害でダメージを受けた通貨が上昇していた事がわかります。AUD(洪水)、NZD(地震)、JPY(地震)です。南半球の2通貨に関しては初動は災害のダメージから海外資本が流出する形で通貨安となりましたがその後復活してきた流れが続いている感じですが、JPYは最初から上昇しています。
USDJPY DAILY |
本邦のリテールFXのポジションが空前の円ショートになっていたのですが恐らく金曜日は海外勢の円買いにも誘発されて個人投資家のポジションにも小規模ながら手仕舞いが入った可能性が高いと思います。下落している通貨は対円でロングメイクされていた通貨とも重なる感じですので間違いないでしょう。単純な円買いではなくてもこれら通貨から南半球にお金をシフトする動きもあったのではないかと思います。
一応週末にはリスク回避的なバイアスが強まっていたと言えるのではないでしょうか。今週の動きにも兎に角注意しましょう。