先週の為替市場は調整的なレンジ相場の中で米ドルが上下に振幅しながらもベーストレンドとして徐々に下落していくと言う展開となっています。
米ドルの総体的なトレンド指標であるドルインデックスは2009年のボトムであった74.19を下に抜けたところで下落が加速している状況で、2008年に付けた史上最安値である70.70を意識したドル売り相場に入ろうとしています。
Goldは遂に1オンス当たり$1,500を突破して$1,509.5の高値を付けており原油価格も1バレル$112の水準を回復していますが、これを受けて為替市場ではAUD(豪ドル)が絶好調な強さを発揮しています。
先週の主要通貨ペアの変動率上位は以下のようになりました。
通貨ペア 先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)
①AUDUSD↑1.0731 1.0565 +166 +1.55%
②AUDNZD↑1.3376 1.3210 +166 +1.24%
③NZDJPY↓ 65.61 66.40 -79 -1.20%
④AUDCAD↑1.0239 1.0128 +111 +1.08%
⑤GBPUSD↑ 1.6503 1.6325 +178 +1.08%
⑥CADJPY↓ 85.76 86.59 -83 -0.97%
⑦EURUSD↑1.4558 1.4428 +130 +0.89%
⑧CHFJPY↓ 92.33 93.14 -81 -0.88%
⑨AUDCHF↑0.9507 0.9424 +83 +0.87%
⑩GBPNZD↑2.0571 2.0404 +167 +0.81%
上昇サイドでの登場回数はAUD4回,JPY3回,GBP2回,EUR1回でした。
下落サイドはUSD3回,NZD3回,CAD2回,CHF2回でした。
NZDやCADはCommodity通貨ですがクロス取引などでAUDの引き立て役に回ってしまった感じですね。
先週金曜日から今週の月曜日まではEaster休暇ですので一旦AUDに資金を集めた感じもありそうですね。