2011年12月5日月曜日

Some stability ahead.


DXY(ドルインデックス)⇒短期ダブルトップ??
ドルインデックスは短期ダブルトップを形成して切り返して来た様に見えるのですが、12月9日のEUサミットあたりで欧州の足並みの乱れが再浮上しなければ年内はEURも値持ちするのではないかと思われるので為替市場は安定推移となるような気がします。

前項の通りFED, ECB, BOE, BOJ, BOC, SNBが協調してUSDの流動性供給レートを50bp引き下げると言う動きに出ており、多くの欧米の銀行が USDが取れずに苦労していた状況は一時的かも知れませんが劇的に改善しています。

それまではフォワード市場が壊れたようになってしまって理論値から乖離し続けてしまい、クレジット不安から裁定取引機会も無いままに混乱に拍車が掛かっていましたので個人的にも上記6中央銀行の協調行動は非常に適時的であったと思います。

この流れを受けて今週は5つの主要国で中央銀行の金融政策決定会合が予定されています。
カナダ(BoC),ニュージーランド( RBNZ),英国( BoE)は政策金利を据え置くと言う予想ですが、欧州(ECB)と豪州( RBA)は25bpの利下げの可能性が高そうです。(欧州が1%、豪州が4.25%へ)

協調モードで据え置くと思われていた中銀が金融緩和に動いたりすると株式市場のクリスマスラリーが再開する可能性があると思います。各国の当局者たちにも異常事態という認識があるだけに注目しておきましょう。