先週も色々有りましたが週を通した動きとしては持続的なトレンドは発生しておらず、神経質なレンジ取引だったと言えそうです。注目された欧州のイベントもECBの政策決定会合は予想通りの利下げは良しとしてドラギ総裁による国債購入拡大期待の否定発言により市場センチを悪化させており、一方でEUサミットは及第点はクリアしたとの安堵感から市場センチの修復方向に働いた格好です。
主要通貨ペアの変動ランキングを見ても非常に値幅の狭い領域での戦いでした。
通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①NZDJPY↓ 60.13 60.59 -46 -0.77%
②GBPCHF↑ 1.4459 1.4349 +110 +0.76%
③CHFJPY↓ 84.03 84.58 -55 -0.65%
④EURJPY↓ 103.89 104.49 -60 -0.58%
⑤EURGBP↓ 0.8540 0.8587 -47 -0.55%
⑥NZDCAD↓ 0.7876 0.7917 -41 -0.52%
⑦GBPAUD↑ 1.5332 1.5261 +71 +0.46%
⑧GBPUSD↑ 1.5666 1.5595 +71 +0.45%
⑨CADCHF↑ 0.9067 0.9028 +39 +0.43%
⑩USDJPY↓ 77.63 77.95 -32 -0.41%
非常に狭い値幅ですので大したImplicationは無いのですが、上昇サイドの顔触れはJPYが4回,GBPも4回,CADが2回となっています。下落サイドはCHFが3回,USD,NZD,EURが2回ずつでAUDが1回でした。
ちょっと神経質な膠着といった感じになっていますね。