2012年1月29日日曜日
Top FX Movers Last Week.
先週の相場ですが、Fedが現状の歴史的低金利水準を2014年終盤(Late 2014)まで維持すると言う旨を明言した事でリスク資産市場広範な追い風が吹きDow工業平均が昨年の高値である$12,876に肉薄する$12,841まで上昇するなどリスク資産が堅調推移を維持する展開となりました。
注目の欧州ではギリシャ政府と民間投資家との間で続く”借金棒引き交渉”の棒引き率の合意が中々決着しないと言うマイナス材料を尻目に各国の国債入札などが順調に消化された事もあり、欧州市場全般に反発モードが維持されています。
金曜日には格付け機関Fitchがベルギー、キプルス、イタリア、スロベニア、スペインのソブリン格付を引き下げましたが今のところ大きなネガティブ材料にはなっていないようです。
(引下げ後の格付はベルギー(AA)、スペイン、スロベニア(A)、イタリア(A-)、キプルス(BBB-))
為替市場では欧州の反発が大きなトレンドとなりました。
通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①USDCHF↓ 0.9117 0.9341 -224 -2.46%
②EURUSD↑ 1.3223 1.2933 +290 +2.19%
③NZDUSD↑ 0.8237 0.8058 +179 +2.17%
④CHFJPY↑ 84.00 82.38 +162 +1.93%
⑤EURJPY↑ 101.38 99.59 +179 +1.77%
⑥NZDJPY↑ 63.16 62.05 +111 +1.76%
⑦AUDUSD↑ 1.0648 1.0484 +164 +1.54%
⑧GBPCHF↓ 1.4341 1.4550 -209 -1.46%
⑨CADCHF↓ 0.9104 0.9226 -122 -1.34%
⑩GBPNZD↓ 1.9077 1.9318 -241 -1.26%
上昇サイドはCHF4回、EUR3回、NZD2回、AUD1回となっています。
下落サイドはUSD4回、JPY3回、GBP2回、CAD1回でした。
USD売りの流れを欧州の反発が引っ張っています。また欧州売り/資源国買いと言うクロス取引の解消も出ているのでEURやCHFの反発がAUDやNZDをも抑制していると言う印象になっています。