2013年5月26日日曜日

Nikkei-2 :Down but Not Out.


日経平均株価の下落の一側面ですが、これまでの上昇が如何に凄いものだったかを物語る話があります。

以下のチャートは過去30日の日経平均株価の値動きですが、一番右端の最後の部分で急落しています。(木曜日に大幅下落、金曜日は乱高下して小幅上昇で終了)
 端的に言えば、ずーっと右上がりに来て最後にズドーンと下落しているのですね。赤で表示した横線が週足のクローズです。
30 day intraday of the Nikkei, Courtesy of Bloomberg
Courtesy of  Bloomberg
勿論重要なのは今後の動向なのですが、乱暴な継続的上昇の後に乱暴な価格調整が入ったと言うだけであり、強気相場の形状は依然崩れたようには見えません。事実として、先週の週足は20日移動平均線よりも情報に位置していますが、これの意味するところは、過去の20営業日(=要するに過去1ヶ月)に株を買った投資家の太宗は、時価評価上の含み益は失っても持値(=購入価格)は割り込んでいないと言う状況だと総括出来ます。一日で1,143円と言う13年1ヶ月振り規模での下落をして尚、過去一ヶ月に株を買った人達の平均持値を割り込んでいないのです。この相場がどれだけの上昇ペースを保ってきたのかがよく判る分析だと思いますし、調整は当然必要であったとも言えるのでしょう。
ただ、それにしても余りに乱暴ではありましたが・・・・・・