2013年5月6日月曜日

Precious Metals : Drawing Attention.

この週末も投資業界では貴金属価格の動向に関する議論が随分目立っています。

・調整は終わったのか?
・ここは買い場か?
・そもそも上昇相場は続いているのか?

多くのメディアがTVでもラジオでも著名投資家を呼び出しては、”Are you buying or selling here?"等と殆ど詰問しているようなインタビューを繰り広げています。

GoldやSilverのチャートを確認すると・・・

Gold Daily ⇒ Hanging in....











Silver Daily ⇒ Hanging on........












まースッキリしませんね。

情報が交錯する一因は特にコインの世界(金貨や銀貨ですが)で、Retailの動きが非常に逆張り的に見える事でしょう。この辺りは少し為替市場と外貨預金の関係に似ているのですが、円高の記事が新聞に載ると翌日には金融機関の外貨預金が急増したり両替ショップで外貨が売り切れたりする事が多いように、昨今の貴金属市場の不調を見て金貨、銀貨の購入熱が寧ろ盛り上がっているのです。アジア人の金貨の購入が昨年同時期比の9倍になったと言うレポートも見ました。

純粋にチャートを見る限りでは、GoldとSilverの間にネガティブなダイバージェンスが起きているようにも見えるので、少なくとも慌てて買う必要はあまり感じられないと言うイメージで見ていますが如何でしょうか。