2013年5月12日日曜日

USDJPY : The Break of 100 = Another Shot in the Arm.

ドル円は遂に100円を突破しました。

100円の壁に何度も跳ね返されて膠着状態に入っていたのですが、もみ合う相場はエネルギーを溜めるものなのでいつか100円を越える時には一気に上伸する可能性があると思ってはいましたが、まさかほぼ一直線で102円に肉薄するとは思いませんでした。
USDJPY DAILY ⇒ Broke Out of Consolidation.

実は木曜日の北米市場における100円を越えていく時の値動きですが、かなりの力技であった可能性が高いです。

具体的な値動きですが、99円台前半の売りオーダーがQuoteされている段階で、一気に100円を越える水準で大口買い注文が市場に打ち込まれた為に99円台後半などは一気通貫状態で文字通りに瞬時に100円を突破していたと言うイメージでしょうか。

一方で、過去何度も100円越えを期待して99円台後半でドル円を買っては反落時に損切りを余儀無くされていたトレーダーの多くは、所謂”追いかけ買い”をやめて実際に100円を突破したところで買いを仕掛けるオーダーをブローカーなどに預けていました。その為に実際にドル円が突然100円を越えたところでほぼ自動的に追撃の買い上げが起きたというのがこの相場が一本調子で102円に肉薄するような値動きとなった背景でしょう。

上記のチャートは教科書的なレンジブレイクです。この後の動きも教科書的であるならば、今後の調整局面では100円手前はサポートとして意識されて買いオーダーが厚いはずです。基本シナリオはレンジが上方修正されてドル円は3桁時代に回帰したと言う事になります。