2015年8月24日(月)~8月28日(金)の週の簡単なReviewです。
金融市場
*中国が金融緩和。
2015年11月以降で5回目となる金融緩和。政策金利、預金準備率等
の引き下げや国営ファンドの株式投資上限の引上げなど。
*米FRBが9月利上げシナリオを堅持。
St.Louis連銀のBullard等から過去10日間程の期間の市場動向は、
FRBの方針に影響を与えるレベルにあらずとの発言。
①株式市場 / 債券市場
・株式市場が世界的に大混乱。週前半には大幅な下落。
週後半の大戻しの流れに債券市場には売り圧力(利回り上昇)。
・前週の流れから株式市場は週初に上海、東京で大幅に続落し、
欧米市場も混乱。週半ばから後半には持続的回復へ。
・日経平均も24日(月)に870円以上、25日(火)には600円以上
下落する局面もあるなど不安定な展開。
・日経平均は週初の2月以来となる1万8千円割れから回復し、
19,136.32円で越週。(前週19,435.83円)
・米国市場も大混乱。Dowも一時$1,000以上の下げ幅を記録する
などの週初の下落から大戻しを実現して越週。
・米Dow→$16,642.47、S&P500→$1,988.80、Nasdaq→$4,828.33)
(前週 $16,459.88 $1,971.03 $4,706.04)
(前週比 +1.1% +0.9% +2.6% )
・米10年債利回りは、2.19%。(前週2.05%)
・米30年債利回りは、2.91%。(前週2.74%)
②商品市場
・原油、ガソリンなどエネルギー関連が全般的に反発。
貴金属は、保合い推移の週。
・金融市場の混乱やガソリン精製施設の停電やYemenの政情不安
がショートカバーの引き金と思われる。
・原油価格は2ヶ月ぶりに週次ベースの反発を記録。
バレル単価で$45.43で越週。(前週$40.31)
・金価格はオンス単価で$1,133.80で越週。(前週$1,158.50)
③為替市場
・強烈なSWING相場。
・USDは週初に7ヶ月安値まで下落してその後4営業日は反発。
・USDJPYは週初に116.15まで急落し、最後は121.43で越週。
・EURの上昇も週初で失速。USD反発の流れを受けてEURは反落。
・AUD,NZDの下落幅が大きく、欧州通貨が追随する展開。
2015年8月30日日曜日
Stock Markets : What a Move..
先週の株式市場は、週初の突っ込み売りが目先のSelling Climaxとなったようです。
下落幅もすごかったですが、その後の回復ぶりも凄い相場でした。
中国の昨年11月依頼以降で5回目となる金融緩和を含む重層的な措置や週末には米FRBの要人からFRBは最近の市場変動に振り回されていないという自信が示されるなどの支援材料もありました。
主要市場の多くが先週の前半下落を後半の上昇で払拭し、週次ベースでは陽線で乗り切っている事、先に下落して後から上昇しているパターンである事は強気材料となりますが、チャート上の大きな流れは修復されたとは判断しにくい状況にあります。
大きな潮流の変化の可能性に注意しながら、月替わりを含む今週の動向を注視していくことになります。
下落幅もすごかったですが、その後の回復ぶりも凄い相場でした。
中国の昨年11月依頼以降で5回目となる金融緩和を含む重層的な措置や週末には米FRBの要人からFRBは最近の市場変動に振り回されていないという自信が示されるなどの支援材料もありました。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
大きな潮流の変化の可能性に注意しながら、月替わりを含む今週の動向を注視していくことになります。
Crude Oil : Bouncing Back.
原油価格がバレル単価で$40割れから大きく反発してきました。
毎週ダラダラ下落していましたので、実に週次での上昇は2ヶ月ぶりの反発ということになります。
綺麗な反転上昇ですね。
ガソリン精製施設のトラブルによる供給力懸念やイエメンの政情不安などが材料として指摘されていますが、ある意味この程度の材料は原油価格が只管下がり続けた過去2ヶ月間でもいくらでもあったように思います。
要は今回の金融市場全体のVolatilityの上昇を受けたポジションの縮小、手仕舞いの圧力が原油価格反発の主要因だった可能性の方が高いのではないでしょうか。それだけ投機的な売りポジションも積み上がって放置されていたと言う事ではないかと思っています。
毎週ダラダラ下落していましたので、実に週次での上昇は2ヶ月ぶりの反発ということになります。
Crude Oil Daily |
綺麗な反転上昇ですね。
ガソリン精製施設のトラブルによる供給力懸念やイエメンの政情不安などが材料として指摘されていますが、ある意味この程度の材料は原油価格が只管下がり続けた過去2ヶ月間でもいくらでもあったように思います。
要は今回の金融市場全体のVolatilityの上昇を受けたポジションの縮小、手仕舞いの圧力が原油価格反発の主要因だった可能性の方が高いのではないでしょうか。それだけ投機的な売りポジションも積み上がって放置されていたと言う事ではないかと思っています。
USD : Up from 7mths' Low
USD INDEXは、週初に7ヶ月ぶり安値まで下落した後、結構な反発をしています。火曜日から金曜日までは上昇でしたね。
USD INDEX 相撲で言えば、一気に持って行かれそうなところから 一旦ヨリ戻したというところかと思います。ここからは 当面は9月の米利上げの可能性の拡大縮小に応じた SWING相場になっていくのでしょう。9月は先ずは神経戦 で、後半に持続的なトレンドが出てくるかどうかを見極める 展開かな~と見ているところです。 |
NIKKEI and JPY : SWING SWING....
先週の日本市場の動きを日経平均と円相場で見てみましょう。
日経平均
前週末 19,435.83円
先週初 2月以来となる1万8千円割れ
先週末 19,136.32円
USDJPY
前週末 122.05円
先週初 116.15円まで下落
先週末 121.73円
下落もすごい。戻りもすごい。 そういう相場でした。
今週はまず前半で月末月初の需給などの材料をどう消化するカニ注目する必要があります。
先週初は、先々週末時点での値洗いの結果を受けた損切りオーダー発動などが大きな波乱要因になったと思われますが、8月末時点での値洗い(オープンポジションの評価替え)状況が月初の相場に及ぼす影響も無視できないという意味では月末となる月曜日の動向も重要でしょう。
日経平均
前週末 19,435.83円
先週初 2月以来となる1万8千円割れ
先週末 19,136.32円
USDJPY
前週末 122.05円
先週初 116.15円まで下落
先週末 121.73円
下落もすごい。戻りもすごい。 そういう相場でした。
NIKKEI DAILY |
今週はまず前半で月末月初の需給などの材料をどう消化するカニ注目する必要があります。
先週初は、先々週末時点での値洗いの結果を受けた損切りオーダー発動などが大きな波乱要因になったと思われますが、8月末時点での値洗い(オープンポジションの評価替え)状況が月初の相場に及ぼす影響も無視できないという意味では月末となる月曜日の動向も重要でしょう。
USDJPY DAILY |
Commodity Currencies : Still Weak.
原油価格の反発などもありましたが、通貨の方ではコモディティ通貨の苦戦は継続です。
売りのエネルギ-が幾分減速している兆候こそあれ、大きな上昇ポテンシャルを感じさせるイメージにも乏しいでしょう。
通貨取引はリーグ戦のようなもので、USDにしてもJPYにしても勝ち組にも負け組にも入る局面がありますが、コモディティ通貨群は安定的に負け組サイドであり、そのアンダーパフォーマー振りは既にメガトレンドであったとも言えるのかもしれません。
AUDUSD DAILY |
NZDUSD DAILY |
USDCAD DAILY |
売りのエネルギ-が幾分減速している兆候こそあれ、大きな上昇ポテンシャルを感じさせるイメージにも乏しいでしょう。
通貨取引はリーグ戦のようなもので、USDにしてもJPYにしても勝ち組にも負け組にも入る局面がありますが、コモディティ通貨群は安定的に負け組サイドであり、そのアンダーパフォーマー振りは既にメガトレンドであったとも言えるのかもしれません。
Precious Metals : Treading Water.
原油反発に対してやや期待はずれだったと感じるのが貴金属価格の上昇力不足でした。
原油価格の上昇の主因は金融市場全体でのVolatility上昇だったとすれば、貴金属に関してはショートカバーが持続、加速するほどの投機的な売りポジションが蓄積していなかったと言うことなのかもしれません。逆に耐えに耐えてきた投機的な買いポジションの方が整理されてきているということなのかもしれませんね。
市場には、株はまだ落ちる、貴金属はこれから有望であるという論調が跋扈していますが・・・・
どうなのかな~。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
原油価格の上昇の主因は金融市場全体でのVolatility上昇だったとすれば、貴金属に関してはショートカバーが持続、加速するほどの投機的な売りポジションが蓄積していなかったと言うことなのかもしれません。逆に耐えに耐えてきた投機的な買いポジションの方が整理されてきているということなのかもしれませんね。
市場には、株はまだ落ちる、貴金属はこれから有望であるという論調が跋扈していますが・・・・
どうなのかな~。
Currencies : Checking the Monthly Performance of August 2015.
通貨の動きも非常にトリッキーな状況です。正式にはあと一日あfりますが、8月の月初からのパフォーマンスはどのような絵柄になっているのかを確認しましょう。
通貨ペア 現状 月初 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 現状 月初 変動(pips) 変動(%)
1.NZDJPY↓ 78.52 81.67 -315 -4.01%
2.AUDJPY↓ 87.09 90.47 -338 -3.88%
3.EURNZD↑1.7312 1.6654 +658 +3.80%
4.EURAUD↑1.5604 1.5036 +568 +3.64%
5.GBPJPY↓187.19 193.60 -641 -3.42%
6.EURGBP↑0.7262 0.7028 +234 +3.22%
7.CADJPY↓ 92.01 94.66 -265 -2.88%
8.EURCAD↑1.4775 1.4376 +399 +2.70%
9.NZDCHF↓0.6210 0.6358 -148 -2.38%
10.AUDCHF↓0.6894 0.7044 -150 -2.18%
通貨毎に分解してみると以下の様になります。
上昇通貨 ⇒ JPY(4回),EUR(4回),CHF(2回)
下落通貨 ⇒ NZD(3回),AUD(3回),GBP(2回),CAD(2回)
USDは売られて買われて行って来いの展開であり、上記の変動ランキングには登場していません。USDを絡めないその他通貨同士のクロス取引での値幅が大きかったというのが8月の特徴と言えそうですね。またその中で強かったのがJPY,EUR,CHFであり、弱かったのはやはりコモディティ通貨であったということでしょうか。
Top FX Movers of the Week.(Aug.24th - Aug.28th.2015)
2015年8月24日(月)~8月28日(金)の週を通した主要通貨動向です。
ヒゲを含めた上下の変動幅はとんでもない事になりますが、大きく動いて
大きく戻したパターンも多く、終値ベースでは思った程の変動にはなっていません。
ジタバタしてポジションを動かした場合、不愉快な結果となっているケースも多いのでは
ないでしょうか。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
ヒゲを含めた上下の変動幅はとんでもない事になりますが、大きく動いて
大きく戻したパターンも多く、終値ベースでは思った程の変動にはなっていません。
ジタバタしてポジションを動かした場合、不愉快な結果となっているケースも多いのでは
ないでしょうか。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDJPY↓ 78.52 81.56 -304 -3.87%
2.NZDUSD↓0.6454 0.6682 -228 -3.53%
3.NZDCAD↓0.8525 0.8806 -281 -3.30%
4.AUDJPY↓ 87.09 89.21 -212 -2.43%
5.GBPJPY↓187.19 191.49 -430 -2.30%
6.EURJPY↓136.00 138.97 -297 -2.18%
7.CHFJPY↓126.27 128.93 -266 -2.11%
8.AUDUSD↓0.7163 0.7309 -146 -2.04%
9.GBPUSD↓1.5398 1.5690 -292 -1.90%
10.NZDCHF↓0.6210 0.6323 -113 -1.82%
通貨ペアの分解結果は以下のとおりです。
上昇通貨 ⇒ JPY(5回),USD(3回),CAD,CHF
下落通貨 ⇒ NZD(4回),AUD(2回),GBP(2回),EUR,CHF
終わってみれば、JPYとUSDの上昇が目立つ結果となっています。
弱かったのは引続き南半球(AUD、NZD)が中心でした。
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2015年8月28日(金)の北米時間における最後の4時間枠での主要通貨動向です。
大混乱の週でしたが、最後の需給調整では流石に調整色の強い動きの中で、
値幅的には落ち着いたエンディングとなっています。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
大混乱の週でしたが、最後の需給調整では流石に調整色の強い動きの中で、
値幅的には落ち着いたエンディングとなっています。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.AUDJPY↑ 87.09 86.87 +22 +0.25%
2.GBPJPY↑187.19 186.77 +42 +0.22%
3.NZDJPY↑ 78.52 78.36 +16 +0.20%
4.EURJPY↑136.00 135.73 +27 +0.20%
5.USDJPY↑121.58 121.37 +21 +0.17%
6.CADJPY↑ 92.01 91.87 +14 +0.15%
7.AUDCHF↑0.6894 0.6884 +10 +0.15%
8.EURAUD↓1.5604 1.5623 -19 -0.12%
9.GBPCHF↑1.4816 1.4801 +15 +0.10%
10.CHFJPY↑126.27 126.15 +12 +0.10%
通貨ペアの分解結果は以下のとおりです。
上昇通貨 ⇒ AUD(3回),GBP(2回),NZD,EUR,USD,CAD,CHF
下落通貨 ⇒ JPY(7回),CHF(2回),EUR
週次ベースの動きに対する調整的な値動きでした。
2015年8月23日日曜日
Review of the Week.(Aug.17th - Aug.21st 2015)
2015年8月17日(月)~8月21日(金)の週の簡単なReviewです。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場大幅下落、債券市場上昇の流れ(利回り低下)の流れ。
・先週は主要25ヵ国の株式市場の全てが下落。
(表は日本経済新聞より)
・中国主導の下落。ロシア,独、香港の下落が大きい。
・米株は10ヶ月安値。日本株も3.5ヶ月安値。
・日経平均は、週次で1,083.62円の下落で19,435.83円で越週。
(前週20,519.45円)
・米Dow→$16,459.88、S&P500→$1,971.03、Nasdaq→$4,706.04)
(前週 $17,373.78 $2,091.57 $5,048.24)
(前週比 -5.8% -5.8% -6.8% )
・米10年債利回りは、2.05%。(前週2.19%)
・米30年債利回りは、2.74%。(前週2.84%)
②商品市場
・原油続落。貴金属反発の動き。
・原油続落で2009年以来初の$40割れを示現(バレル単価)。
・世界経済停滞リスク、中国リスク、在庫増トレンドなどが背景。
・原油価格の8週連続下落は約30年振りのスランプ。
・原油価格はバレル単価で$39.86の安値をつけた後に
小反発して$40.31で越週。(前週$42.06)
・金価格は小反発して$1,158.90で越週。(前週$1,115.01)
③為替市場
・リスク回避バイアスが上昇する展開。
・コモディティ通貨が続落する中NZDは相対優位。
・金融危機的な環境から米FEDの9月利上げ可能性も後退
との思惑からUSDが反落に転じる流れ。
・CHF,EUR,JPYが上昇してUSD反落の受益者に。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場大幅下落、債券市場上昇の流れ(利回り低下)の流れ。
・先週は主要25ヵ国の株式市場の全てが下落。
(表は日本経済新聞より)
・中国主導の下落。ロシア,独、香港の下落が大きい。
・米株は10ヶ月安値。日本株も3.5ヶ月安値。
・日経平均は、週次で1,083.62円の下落で19,435.83円で越週。
(前週20,519.45円)
・米Dow→$16,459.88、S&P500→$1,971.03、Nasdaq→$4,706.04)
(前週 $17,373.78 $2,091.57 $5,048.24)
(前週比 -5.8% -5.8% -6.8% )
・米10年債利回りは、2.05%。(前週2.19%)
・米30年債利回りは、2.74%。(前週2.84%)
②商品市場
・原油続落。貴金属反発の動き。
・原油続落で2009年以来初の$40割れを示現(バレル単価)。
・世界経済停滞リスク、中国リスク、在庫増トレンドなどが背景。
・原油価格の8週連続下落は約30年振りのスランプ。
・原油価格はバレル単価で$39.86の安値をつけた後に
小反発して$40.31で越週。(前週$42.06)
・金価格は小反発して$1,158.90で越週。(前週$1,115.01)
③為替市場
・リスク回避バイアスが上昇する展開。
・コモディティ通貨が続落する中NZDは相対優位。
・金融危機的な環境から米FEDの9月利上げ可能性も後退
との思惑からUSDが反落に転じる流れ。
・CHF,EUR,JPYが上昇してUSD反落の受益者に。
Stock Markets : Bleeding Nose-Dive.
株式市場ですが、一気に崩れてきました。
・中国リスク
・米利上げ延期観測
・朝鮮半島の緊張
・商品市場の低迷長期化
などなど・・・多くの要因が指摘されていますが、下落規模の大きさはチャートで見ると説得力が増してきます。
主要国の株式市場が全面安となり、21日(金)の日経平均の下落幅は598円とほぼ600円安となりました。
どのチャートも危機的な崩れ方であり、まさに垂直落下という様相になっています。
週明け早々からの荒れ相場は確実であり、損切り狙いの追撃売りが先行する展開も有り得そうです。
崩れる時はこんなものと言ってしまえばそれまでですが、これだけの集中的な売り崩しは予想外でした。
とにかく週明けの動きを注視です。
・中国リスク
・米利上げ延期観測
・朝鮮半島の緊張
・商品市場の低迷長期化
などなど・・・多くの要因が指摘されていますが、下落規模の大きさはチャートで見ると説得力が増してきます。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
主要国の株式市場が全面安となり、21日(金)の日経平均の下落幅は598円とほぼ600円安となりました。
どのチャートも危機的な崩れ方であり、まさに垂直落下という様相になっています。
週明け早々からの荒れ相場は確実であり、損切り狙いの追撃売りが先行する展開も有り得そうです。
崩れる時はこんなものと言ってしまえばそれまでですが、これだけの集中的な売り崩しは予想外でした。
とにかく週明けの動きを注視です。
Crude Oil : Briefly Broke $40 Mark.
遂に$30台も見た原油価格ですが、中国リスクを背景とした世界経済減速懸念(需要減)や長期継続している供給余力の上昇トレンド(生産力や在庫量の上昇)と言ったファンダメンタルズ的な裏付けもあり、単なるレベル感的な目線では底値の予想は不可能です。
これもすごいチャートですね・・・
株価の垂直落下的なチャートを90度とすれば、原油価格の対角線に沿ったような長期継続中の下落は45度と言ったところでしょうか。
新御茶ノ水駅などの長ーい、長ーいエスカレーターを横から見たらこんな感じでしょうか・・・
先週はUSDも失速しているのですが、それでも陰線続きの原油価格。
実に多くの専門家から「$60以下では世界が持たない」と言う警鐘が出ていたのが昨年の秋でした。そこから意味のある反発もなくここ$40割れまで下落してくるとは誰も予想していなかったのではないでしょうか。
先週失速したUSDが持続的な下落トレンドに入るシナリオ以外には原油価格が自力で反転する材料はなかなか見えてきません。
CRUDE OIL DAILY |
これもすごいチャートですね・・・
株価の垂直落下的なチャートを90度とすれば、原油価格の対角線に沿ったような長期継続中の下落は45度と言ったところでしょうか。
新御茶ノ水駅などの長ーい、長ーいエスカレーターを横から見たらこんな感じでしょうか・・・
先週はUSDも失速しているのですが、それでも陰線続きの原油価格。
実に多くの専門家から「$60以下では世界が持たない」と言う警鐘が出ていたのが昨年の秋でした。そこから意味のある反発もなくここ$40割れまで下落してくるとは誰も予想していなかったのではないでしょうか。
先週失速したUSDが持続的な下落トレンドに入るシナリオ以外には原油価格が自力で反転する材料はなかなか見えてきません。
CHF, EUR : Showing Strength.
金融市場の混乱が増す中で米の9月利上げシナリオにも黄信号が灯ったと言う憶測が強まっており、強かったUSDが先週は減速してきました。
代わって輝きを増しているのが欧州通貨で、安全資産としての面目躍如のCHFとそれを追いかけるようなEURの上昇が目に付きます。
USDCHFの日次チャートの上昇トレンド、EURUSDの日次チャートの下落トレンドともに所謂ダウ理論が不成立となったところで、しっかりとベクトルが反転してきていますね。
EURの反発力も見事で、多くの市場参加者の意外感を振り切りながらしっかり上昇してきました。ここは更なる上昇ポテンシャルを残している可能性もあり、しっかりと注目していく必要がありそうです。
代わって輝きを増しているのが欧州通貨で、安全資産としての面目躍如のCHFとそれを追いかけるようなEURの上昇が目に付きます。
USDCHF DAILY |
EURUSD DAILY |
EURの反発力も見事で、多くの市場参加者の意外感を振り切りながらしっかり上昇してきました。ここは更なる上昇ポテンシャルを残している可能性もあり、しっかりと注目していく必要がありそうです。
AUD, CAD : Under Consistent Pressure with NZD Less so.
コモディティ通貨が強烈に叩かれています。
先週の勝ち組(CHF,EUR,NZD,JPY)とのクロス取引をチェックしてみましょう。
どれも綺麗なコントラストになっています。
FEDの9月利上げ可能性のゆらぎ(増減)に振り回される時期になっており、ここから数週間はUSDストレートには手が出しにくい時期ではあります。
これらチャートで確認しているようなUSDの絡まないクロスペアでのポジションテイクの方が面白い可能性もありますね。
特にリスク回避時に下がりやすいAUDNZDのチャートなどは、上値と安値を両方連続して切り下げてきているだけに、戻りを丁寧に売っていくと・・・・良いことが待っているかもしれませんね。
先週の勝ち組(CHF,EUR,NZD,JPY)とのクロス取引をチェックしてみましょう。
AUDCHF DAILY |
AUDNZD DAILY |
EURCAD DAILY |
CADJPY DAILY |
どれも綺麗なコントラストになっています。
FEDの9月利上げ可能性のゆらぎ(増減)に振り回される時期になっており、ここから数週間はUSDストレートには手が出しにくい時期ではあります。
これらチャートで確認しているようなUSDの絡まないクロスペアでのポジションテイクの方が面白い可能性もありますね。
特にリスク回避時に下がりやすいAUDNZDのチャートなどは、上値と安値を両方連続して切り下げてきているだけに、戻りを丁寧に売っていくと・・・・良いことが待っているかもしれませんね。
JPY : Still Doomed to Shine in Turmoil.
金融危機モードで、やっぱり円高という流れとなりました。
実は先週はCHFJPYやEURJPYは陽線でしたので、いつもの円全面高、独歩高にはなっていませんが、株価の下落などの動きが来週以降も定着するなら上記通貨ペアでも円高への転換が起こる可能性が高いでしょう。
USDJPYに関しては、125円が重くのしかかる中で株価の大幅下落もあり、122円の攻防となっています。
大きく見て120-125と言うのは大騒ぎする水準ではない訳ですが、どちらかにしっかりと抜けて出る時に大きなVolatilityの上昇がありそうですね。
JPYの動向にも注意です。
AUDJPY DAILY |
GBPJPY DAILY |
USDJPY DAILY |
USDJPYに関しては、125円が重くのしかかる中で株価の大幅下落もあり、122円の攻防となっています。
大きく見て120-125と言うのは大騒ぎする水準ではない訳ですが、どちらかにしっかりと抜けて出る時に大きなVolatilityの上昇がありそうですね。
JPYの動向にも注意です。
Precious Metals : Doing Well in this Turmoil.
原油が下げ止まらず、世界同時株安的な展開にもなっていますが、貴金属はしっかりしたパフォーマンスを見せています。
Silverにはやや出遅れ感もありますが、やはりGoldは底打ち観測も強まっています。
やたらと買い推奨が出ては、小反発で終わって安値を更新するという詐欺のような展開が続いてきたので今回も慎重に見たいところですが、ここへ来て面白いのは買い推奨はともかく、投資業界の大御所的な人々が買っているというデータが注目されています。
直近ではドラッケンミュラー氏のポートフォリオの最大シェアがGoldになっていると言うレポートが騒がれています。
Silverでもちょこっと拾ってみたくなる流れなんですけどね・・・
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
やたらと買い推奨が出ては、小反発で終わって安値を更新するという詐欺のような展開が続いてきたので今回も慎重に見たいところですが、ここへ来て面白いのは買い推奨はともかく、投資業界の大御所的な人々が買っているというデータが注目されています。
直近ではドラッケンミュラー氏のポートフォリオの最大シェアがGoldになっていると言うレポートが騒がれています。
Silverでもちょこっと拾ってみたくなる流れなんですけどね・・・
Top FX Movers of the Week.(Aug.17th - Aug.21st 2015)
2015年8月17日(月)~8月21日(金)の週を通した主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.AUDCHF↓0.6915 0.7196 -281 -4.06%
2.CADCHF↓0.7177 0.7450 -273 -3.80%
3.EURAUD↑1.5565 1.5051 +514 +3.30%
4.AUDNZD↓1.0927 1.1278 -351 -3.21%
5.USDCHF↓0.9463 0.9759 -296 -3.13%
6.EURCAD↑1.5005 1.4550 +455 +3.03%
7.NZDCAD↑0.8806 0.8554 +252 +2.86%
8.GBPCHF↓1.4847 1.5271 -424 -2.86%
9.AUDJPY↓ 89.21 91.70 -249 -2.79%
10.CADJPY↓ 92.59 94.91 -232 -2.51%
通貨ペアの分解結果は以下の様になります。
上昇通貨 ⇒ CHF(4回),EUR(2回),NZD(2回),JPY(2回)
下落通貨 ⇒ AUD(4回),CAD(4回),USD,GBP
EUR、CHFとJPYが上昇という流れ。コモディティ通貨が叩かれる中NZDは堅調でした。
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2015年8月21日(金)の北米時間における最後の4時間での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.EURAUD↑1.5565 1.5485 +80 +0.51%
2.AUDCHF↓0.6915 0.6949 -34 -0.49%
3.NZDCHF↓0.6323 0.6350 -27 -0.43%
4.EURNZD↑1.7015 1.6945 +70 +0.41%
5.EURJPY↑ 138.97 138.42 +55 +0.40%
6.AUDUSD↓0.7309 0.7336 -27 -0.37%
7.EURCAD↑1.5005 1.4950 +55 +0.37%
8.EURGBP↑0.7255 0.7231 +24 +0.33%
9.NZDUSD↓0.6682 0.6703 -21 -0.31%
10.CADCHF↓0.7177 0.7197 -20 -0.28%
通貨ペアの分解結果は以下のとおりです。
上昇通貨 ⇒ EUR(5回),CHF(3回),USD(2回)
下落通貨 ⇒ AUD(3回),NZD(3回),CAD(2回),GBP,JPY
最後までコモディティ通貨が叩かれていますね。
2015年8月16日日曜日
Review of the Week.(Aug.10th - Aug.14th 2015)
2015年8月10日(月)~8月14日(金)の週の簡単なReviewです。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・全般的には神経質なConsolidation。
株式市場、債券市場ともに上値抑制モード。
・人民元低め誘導を続ける中国への懸念から日経平均は
20,519.45円で越週。(前週20,724.56円)
・米Dow→$17,373.78、S&P500→$2,091.57、Nasdaq→$5,048.24)
(前週 $17,477.47 $2,077.73 $5,043.54)
(前週比 +0.6% +0.7% +0.1% )
・米10年債利回りは、2.19%。(前週2.17%)
・米30年債利回りは、2.84%。(前週2.83%)
②商品市場
・世界経済減速懸念による上値抑制の流れが継続。
・中国リスクを意識したアジア経済減速懸念や精油施設閉鎖報道など
を受けて原油価格は続落。
バレル単価$42.06で越週。(前週$43.84)
・貴金属は狭いレンジ内で下げ渋る展開。
金価格はオンス単価で$1,115.01で越週。(前週$1,091.60)
③為替市場
・CNYの切り下げ(継続的低位誘導)以外は材料不足。
全般的には従来レンジ内での低Volatilityの展開。
・欧州通貨が上昇する流れ。EURとGBPが強まる展開。
・下落サイドは南半球が中心。AUDとNZDが下落する流れ。
・北米通貨は、週次ベースで゛行って来い”の展開。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・全般的には神経質なConsolidation。
株式市場、債券市場ともに上値抑制モード。
・人民元低め誘導を続ける中国への懸念から日経平均は
20,519.45円で越週。(前週20,724.56円)
・米Dow→$17,373.78、S&P500→$2,091.57、Nasdaq→$5,048.24)
(前週 $17,477.47 $2,077.73 $5,043.54)
(前週比 +0.6% +0.7% +0.1% )
・米10年債利回りは、2.19%。(前週2.17%)
・米30年債利回りは、2.84%。(前週2.83%)
②商品市場
・世界経済減速懸念による上値抑制の流れが継続。
・中国リスクを意識したアジア経済減速懸念や精油施設閉鎖報道など
を受けて原油価格は続落。
バレル単価$42.06で越週。(前週$43.84)
・貴金属は狭いレンジ内で下げ渋る展開。
金価格はオンス単価で$1,115.01で越週。(前週$1,091.60)
③為替市場
・CNYの切り下げ(継続的低位誘導)以外は材料不足。
全般的には従来レンジ内での低Volatilityの展開。
・欧州通貨が上昇する流れ。EURとGBPが強まる展開。
・下落サイドは南半球が中心。AUDとNZDが下落する流れ。
・北米通貨は、週次ベースで゛行って来い”の展開。
Top FX Movers of the Week.(Aug.10th - Aug.14th 2015)
2015年8月10日(月)~8月14日(金)の週を通した主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.EURNZD↑1.6985 1.6542 +443 +2.61%
2.GBPNZD↑2.3918 2.3382 +536 +2.24%
3.NZDCHF↓0.6376 0.6513 -137 -2.15%
4.EURAUD↑1.5051 1.4772 +279 +1.85%
5.NZDCAD↓0.8554 0.8694 -140 -1.64%
6.GBPAUD↑2.1195 2.0879 +316 +1.49%
7.EURJPY↑ 138.15 136.16 +199 +1.44%
8.AUDCHF↓0.7196 0.7298 -102 -1.42%
9.EURUSD↑1.1114 1.0959 +155 +1.39%
10.NZDUSD↓0.6535 0.6620 -85 -1.30%
通貨ペアの分解結果は以下の様になります。
上昇通貨 ⇒ EUR(4回),GBP(2回),CHF(2回),CAD,USD
下落通貨 ⇒ NZD(5回),AUD(2回),JPY,AUD,USD
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2015年8月14日(金)の北米市場における最後の4時間枠での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDCHF↓ 0.6376 0.6398 -22 -0.35%
2.CADCHF↓0.7450 0.7474 -24 -0.32%
3.NZDUSD↓0.6535 0.6555 -20 -0.31%
4.USDCAD↑1.3092 1.3056 +36 +0.27%
5.GBPCAD↑2.0480 2.0430 +50 +0.24%
6.EURCHF↓1.0846 1.0872 -26 -0.24%
7.NZDJPY↓ 81.22 81.41 -19 - 0.23%
8.EURGBP↓0.7101 0.7117 -16 -0.23%
9.GBPNZD↑2.3918 2.3866 +52 +0.22%
10.EURUSD↓1.1114 1.1138 -24 -0.22%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ CHF(3回),USD(3回),GBP(3回),JPY
下落通貨 ⇒ NZD(4回),CAD(3回),EUR(3回)
最後は少しUSD買いの動きになっていますが、GBPの強さが
最後まで衰えない展開でした。(値幅は狭いですが)
2015年8月9日日曜日
Review of the Week.(Aug.3rd - Aug.7th.2015)
2015年8月3日(月)~8月7日(金)の週の簡単なReviewです。
金融市場
不安定な商品市場、英米の金融政策、豪と米の雇用統計(7月分)など
を材料に神経質な展開となりましたが、Volatility的には想定内の動き
だったのではないでしょうか。
①株式市場 / 債券市場
・全般的には株式市場弱保合い、債券市場堅調(利回り低下)の
ベクトル。
・上海、香港の持ち直しもあり日経平均も安定的な推移。
7日(金)終値は20,724.56円で越週。(前週20,585.24円)
・米Dow→$17,373.78、S&P500→$2,077.73、Nasdaq→$5,043.54)
(前週 $17,694.20 $2,104.39 $5,128.28)
(前週比 -1.8% -1.2% -1.7% )
・米10年債利回りは、2.17%。(前週2.19%)
・米30年債利回りは、2.83%。(前週2.91%)
②商品市場
・注目の原油は続落。4ヶ月安値を更新する動き。(安値$43.80)
貴金属は下げ渋りも上値も重い展開。
・原油価格は、バレル単価で$43.84で越週。(前週$46.91)
・金価格は、オンス単価で$1,091.60で越週。(前週$1,094.35)
③為替市場
・週末の雇用統計に向けてUSDが上昇し、USD Indexは
ほぼ4ヶ月高値圏に上昇する展開も発表後には反落。
(Sell the Fact : USD Indexで98.334(高値)⇒97.65)
・USDJPYも125円台を回復して2ヶ月ぶり高値をつけた後、
124.22円に反落して越週。
・英中銀BOEの政策維持の内容がLess Hawkishであった為に
前週に上進したGBPが反落。
・アジア市場安定などでAUDなどに反発傾向。
安全資産のCHFは最弱通貨に。
金融市場
不安定な商品市場、英米の金融政策、豪と米の雇用統計(7月分)など
を材料に神経質な展開となりましたが、Volatility的には想定内の動き
だったのではないでしょうか。
①株式市場 / 債券市場
・全般的には株式市場弱保合い、債券市場堅調(利回り低下)の
ベクトル。
・上海、香港の持ち直しもあり日経平均も安定的な推移。
7日(金)終値は20,724.56円で越週。(前週20,585.24円)
・米Dow→$17,373.78、S&P500→$2,077.73、Nasdaq→$5,043.54)
(前週 $17,694.20 $2,104.39 $5,128.28)
(前週比 -1.8% -1.2% -1.7% )
・米10年債利回りは、2.17%。(前週2.19%)
・米30年債利回りは、2.83%。(前週2.91%)
②商品市場
・注目の原油は続落。4ヶ月安値を更新する動き。(安値$43.80)
貴金属は下げ渋りも上値も重い展開。
・原油価格は、バレル単価で$43.84で越週。(前週$46.91)
・金価格は、オンス単価で$1,091.60で越週。(前週$1,094.35)
③為替市場
・週末の雇用統計に向けてUSDが上昇し、USD Indexは
ほぼ4ヶ月高値圏に上昇する展開も発表後には反落。
(Sell the Fact : USD Indexで98.334(高値)⇒97.65)
・USDJPYも125円台を回復して2ヶ月ぶり高値をつけた後、
124.22円に反落して越週。
・英中銀BOEの政策維持の内容がLess Hawkishであった為に
前週に上進したGBPが反落。
・アジア市場安定などでAUDなどに反発傾向。
安全資産のCHFは最弱通貨に。
Stocks : Summer Doldrum Before the ......
株式市場は、夏枯れとまでは言いませんが、”Volatilityお預け状態”となっています。
先週の英BOEインフレ報告,米NFPなどを消化して今週からどうかといったところでしょうか。
欧州は堅調でしたね。為替市場でのEURのパフォーマンスも非常に安定していました。
英国もGBPのズッコケは株式市場への影響は警備だったと言えるでしょう。
米市場は陰線の目立つ流れでしたが、水準的には高値圏でのレンジといったイメージでしょう。予想通り堅調だった雇用統計なども消化して9月の利上げが視野に入る中で、ここからの動きに注目です。
USDJPYの125円大回復などとも相まって堅調な推移となっている日経平均も週明けからの動きに注目ですね。円安でどうこうという感じはなくなっていると思いますので、持続的上昇に向けた推進力をどう見せていくのかに注目です。
夏枯れ相場というシナリオも無視できませんが・・・・・・相場の夏枯れ以前に人間が干からびてしまうのではないかと心配になるような猛暑ですね・・・・
とにかく皆様も気をつけてください。
先週の英BOEインフレ報告,米NFPなどを消化して今週からどうかといったところでしょうか。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
英国もGBPのズッコケは株式市場への影響は警備だったと言えるでしょう。
米市場は陰線の目立つ流れでしたが、水準的には高値圏でのレンジといったイメージでしょう。予想通り堅調だった雇用統計なども消化して9月の利上げが視野に入る中で、ここからの動きに注目です。
USDJPYの125円大回復などとも相まって堅調な推移となっている日経平均も週明けからの動きに注目ですね。円安でどうこうという感じはなくなっていると思いますので、持続的上昇に向けた推進力をどう見せていくのかに注目です。
夏枯れ相場というシナリオも無視できませんが・・・・・・相場の夏枯れ以前に人間が干からびてしまうのではないかと心配になるような猛暑ですね・・・・
とにかく皆様も気をつけてください。
Crude Oil : Hitting 4months' Low.
7日(金)に原油価格が4ヶ月安値となるバレル単価$43.80まで下落しました。
終値も$43.84ですのでほぼ安値圏のまま越集している格好ですが、改めて見てみても物凄いチャートですね。
日本は猛暑続きではありますが、米国のガソリン消費量がピークを付ける夏期休暇シーズンも終わりが見えてきている中で原油関係は潤沢な在庫量ばかりが注目されやすい空気の中で、なかなか底値が見えてこない状況になっています。
非常にCriticalな水準が近い・・・・少なくとも投機のショートは一旦やめるべき水準とタイミングではないかという気がする今日このごろです。
Crude Oil Daily |
終値も$43.84ですのでほぼ安値圏のまま越集している格好ですが、改めて見てみても物凄いチャートですね。
日本は猛暑続きではありますが、米国のガソリン消費量がピークを付ける夏期休暇シーズンも終わりが見えてきている中で原油関係は潤沢な在庫量ばかりが注目されやすい空気の中で、なかなか底値が見えてこない状況になっています。
非常にCriticalな水準が近い・・・・少なくとも投機のショートは一旦やめるべき水準とタイミングではないかという気がする今日このごろです。
Precious Metals : Creeping Forward while Trying to look Up.
原油同様に、気になる貴金属ですが、一応下げ渋ってはいます。
匍匐前進・・・ほふくぜんしん・・はこう言う漢字なのですね・・・という表現がぴったりという感じなのですが、実際に下げ渋り感は原油等よりも強いように感じています。
また、現物よりも株式市場における貴金属関連銘柄のほうに先に立ち上がりの気配が出てきているとの指摘も出ていますので、匍匐前進の先には、ちょっとした立ち上がりがあるのではないかと期待しています。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
また、現物よりも株式市場における貴金属関連銘柄のほうに先に立ち上がりの気配が出てきているとの指摘も出ていますので、匍匐前進の先には、ちょっとした立ち上がりがあるのではないかと期待しています。
GBP : Super Thursday was Not Super.
木曜日はBOEのSuper Thursday として注目されていました。金融政策ペーパー、金融政策会合の議事録、四半期ごとのインフレレポートがまとめて発表されるというイベントだったわけです。
前週の最強通貨であっただけに、随分とロングポジションも構築されていたのでしょうが、結局は特に金融政策会合の議事録内容が予想以上に”タカ派的ではなかった”事からGBPが反落する展開となりました。
GBPが強い潮流が一気に壊れる展開ではありませんが、短期のSWING勢にとっては、先週最大の稼ぎ場の一つだったようですね。
所謂”専業”という人達にしかなかなか取れない動きだったと思いますが、GBPの反落をしっかり捕捉できた方々はお見事でした。
前週の最強通貨であっただけに、随分とロングポジションも構築されていたのでしょうが、結局は特に金融政策会合の議事録内容が予想以上に”タカ派的ではなかった”事からGBPが反落する展開となりました。
GBPUSD DAILY |
GBPJPY DAILY |
EURGBP DAILY |
所謂”専業”という人達にしかなかなか取れない動きだったと思いますが、GBPの反落をしっかり捕捉できた方々はお見事でした。
USDJPY : 125 Mark Stood Tall.
USD上昇の流れに乗ってUSDJPYも125円を突破して約2ヶ月ぶりの高値圏を垣間見ました。
金曜日には予想通りの雇用回復を裏付けた米雇用統計の発表後のSell-the-Fact的なUSD売りもあって124円台前半で越週となっていますが、下値も固いものの125円台も手ごわいという印象が残る展開でした。
124円水準の水平線が過去からの重要なレジサポラインになっていることがわかりますね。 その意味でも124円台を維持できるかどうかが目先のポイントということになりそうです。
USDJPY DAILY |
金曜日には予想通りの雇用回復を裏付けた米雇用統計の発表後のSell-the-Fact的なUSD売りもあって124円台前半で越週となっていますが、下値も固いものの125円台も手ごわいという印象が残る展開でした。
124円水準の水平線が過去からの重要なレジサポラインになっていることがわかりますね。 その意味でも124円台を維持できるかどうかが目先のポイントということになりそうです。
Top FX Movers of the Week.(Aug.3rd - Aug.7th.2015)
2015年8月3日(月)~8月7日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.AUDCHF↑0.7298 0.7044 +254 +3.48%
2.GBPAUD↓2.0879 2.1389 -510 -2.44%
3.NZDCHF↑0.6513 0.6358 +155 +2.38%
4.AUDCAD↑0.9744 0.9556 +188 +1.93%
5.USDCHF↑0.9839 0.9652 +187 +1.90%
6.AUDJPY↑ 92.15 90.47 +168 +1.82%
7.EURAUD↓1.4772 1.5036 -264 -1.79%
8.EURCHF↑1.0783 1.0599 +184 +1.71%
9.CHFJPY↓ 126.22 128.27 -205 -1.62%
10.CADCHF↑0.7489 0.7369 +120 +1.60%
通貨ベアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ AUD(5回),NZD,USD,EUR,JPY,CAD
下落通貨 ⇒ CHF(6回),GBP,CAD,JPY,EUR
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2015年8月7日(金)の北米市場における最後の4時間枠での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDCHF↑0.6513 0.6480 +33 +0.51%
2.AUDCHF↑0.7298 0.7269 +29 +0.40%
3.EURNZD↓1.6542 1.6603 -61 -0.37%
4.NZDUSD↑0.6620 0.6598 +22 +0.33%
5.NZDJPY↑ 82.24 81.99 +25 +0.30%
6.NZDCAD↑0.8694 0.8668 +26 +0.30%
7.GBPNZD↓2.3382 2.3449 -67 -0.29%
8.GBPCHF↑1.5240 1.5200 +40 +0.26%
9.AUDUSD↑0.7418 0.7401 +17 +0.23%
10.EURAUD↓1.4772 1.4804 -32 -0.22%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ NZD(6回),AUD(3回),GBP
下落通貨 ⇒ CHF(3回),EUR(2回),USD(2回),JPY,CAD,GBP
2015年8月2日日曜日
Review of the Week.(July 27th - July 31st.2015)
2015年7月27日(月)~7月31日(金)の週の簡単なReviewです。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場のVolatility沈静化傾向。
債券市場も堅調推移(利回り低下)。
・日経平均も安定推移。
週足は20,585.24円。(前週20,544.53円)
・米Dow→$17,694.20、S&P500→$2,104.39、Nasdaq→$5,128.28)
(前週 $17,569.73 $2,079.82 $5,088.63)
(前週比 +0.7% +1.2% +0.8% )
(7月実績 +0.4% +2.0% +2.8%)
・米10年債利回りは、2.19%。(前週2.26%)
・米30年債利回りは、2.91%。(前週2.96%)
②商品市場
・全般に軟調推移を継続。
・原油価格はバレル単価で$46.91で越週。(前週$48.15)
原油価格の7月の下落は金融危機のあった2008年以降で最大。
・貴金属価格の下落も減速傾向。依然上値の重い展開。
金価格はオンス単価で$1,094.35で終了。(前週$1,097.24)
③為替市場
・為替市場は引続きLow Volatilityの展開。
・週次ではGBPが最強通貨。
・南半球(AUD,NZD)は小反発。
・CADが最弱通貨となりコモディティ通貨間で明暗が分かれる展開。
・USDは失速気味の推移でEURやJPYにも方向感なし。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場のVolatility沈静化傾向。
債券市場も堅調推移(利回り低下)。
・日経平均も安定推移。
週足は20,585.24円。(前週20,544.53円)
・米Dow→$17,694.20、S&P500→$2,104.39、Nasdaq→$5,128.28)
(前週 $17,569.73 $2,079.82 $5,088.63)
(前週比 +0.7% +1.2% +0.8% )
(7月実績 +0.4% +2.0% +2.8%)
・米10年債利回りは、2.19%。(前週2.26%)
・米30年債利回りは、2.91%。(前週2.96%)
②商品市場
・全般に軟調推移を継続。
・原油価格はバレル単価で$46.91で越週。(前週$48.15)
原油価格の7月の下落は金融危機のあった2008年以降で最大。
・貴金属価格の下落も減速傾向。依然上値の重い展開。
金価格はオンス単価で$1,094.35で終了。(前週$1,097.24)
③為替市場
・為替市場は引続きLow Volatilityの展開。
・週次ではGBPが最強通貨。
・南半球(AUD,NZD)は小反発。
・CADが最弱通貨となりコモディティ通貨間で明暗が分かれる展開。
・USDは失速気味の推移でEURやJPYにも方向感なし。
Stocks : Consolidative Doldrum
株式市場は、先行き不透明感を引きずりつつも、一旦Volatilityが落ち着く流れとなっています。
先週は株式市場のみならず金融市場全般的に取引レンジの狭い展開が目立っていましたね。
前週はどうなることかと思われた株式市場も月末週には小反発して一息入れた格好です。
そして8月へ・・・・
いろいろありそうですね。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
先週は株式市場のみならず金融市場全般的に取引レンジの狭い展開が目立っていましたね。
前週はどうなることかと思われた株式市場も月末週には小反発して一息入れた格好です。
そして8月へ・・・・
いろいろありそうですね。
Commodities : Treading Water into August.
原油価格や貴金属価格も一旦水入りという展開で8月を迎えました。
原油価格は小反発を試みましたが週末に失速。底値圏で8月入りです。
金価格も地べたを這うように底値圏で8月入りですが、1オンス$1,000の水準がサポートされるかどうかですね。
$800あたりを再訪するような事になったら過去数年間の一山全戻し的な動きとなるのですが、非常に重要な局面を迎えていることになりますね。
現高水準及び視野に入る重要水準のクリティカルさの度合いという意味においては、株式市場以上に商品市場が気になると言う投資家も少なくないのではないでしょうか。
Crude Oil Daily |
Gold Daily |
原油価格は小反発を試みましたが週末に失速。底値圏で8月入りです。
金価格も地べたを這うように底値圏で8月入りですが、1オンス$1,000の水準がサポートされるかどうかですね。
$800あたりを再訪するような事になったら過去数年間の一山全戻し的な動きとなるのですが、非常に重要な局面を迎えていることになりますね。
現高水準及び視野に入る重要水準のクリティカルさの度合いという意味においては、株式市場以上に商品市場が気になると言う投資家も少なくないのではないでしょうか。
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