2015年11月30日(月)~12月4日(金)の週の簡単なReviewです。
金融市場
*緩和期待のあったECBがmain refinance rateを0.5%で据え置き。
deposit rateを10bp引き下げてマイナス金利幅を拡大。
(-0.2%→-0.3%へ) 市場の緩和期待は裏切られた格好。
*BOC(カナダ中銀)、RBA(豪中銀)は、政策金利据え置き。
(0.5%) (2.0%)
*米11月雇用統計は、NFP(非農業部門雇用者数)が+211千人
と市場予想の+198千人を上回る。失業率は5.0%で横ばい。
(前月のデータも情報修正)
①株式市場 / 債券市場
・3日(木)にECBの緩和が小規模だったことで全般的に
株式市場は大幅下落。4日(金)には堅調な米雇用統計後に
大幅ん回復する乱高下。債券市場はやや上昇(利回り低下)。
・日経平均は、週央に2万円回復も3日(木)の海外市場の流れ
から4日(金)に大幅下落。(週初は反発期待も)
19,504.48円で越週。(前週19,883.94円)
・米Dow→$17,847.63、S&P500→$2,091.61、Nasdaq→$5,147.27)
(前週 $17,798.49 $2,090.11 $5,127.53)
(前週比 +0.3% +0.1% +0.3% )
・米10年債利回りは、2.27%。(前週2.23%)
・米30年債利回りは、3.01%。(前週3.00%)
②商品市場
・商品市場は4日(金)の11月米雇用統計後に反発。
ただしOPECの産出量維持の方針表明を受けて原油価格は
下落圧力。終値はバレル単価で$40.09で越週。(前週$41.93)
・金価格は上昇。オンス単価で$1,086.38で越週。(前週$1,058.31)
③為替市場
・欧州通貨のショートカバーが中心の週。
・EURとCHFの買い戻しが席巻。NZDにも買い戻し。
・北米(USD,CAD)、GBP、JPYは負け組。
・USD INDEXは前週の100越えから反落。
FOMCに向けて下値バイアスでの越週。