2017年3月6日(月)~ 3月10日(金)の週の簡単なReviewです。
*米2月雇用統計が堅調維持。
→NFP(非農業部門雇用者数)が235千人増加(予想200万人増)
暖冬要因で建設業等が牽引
1月の数字も上方修正(227千人→238千人)
→失業率は、4.8%から4.7%に低下
→平均時給は0.2%増加(予想0.3%増)
*加2月雇用統計も堅調。
→雇用者数が15.3千人増加(予想5千人減)
→失業率は6.8%から6.6%に低下
*ECBが現行金融政策を維持。
→政策金利(リファイナンスオペ最低応札金利)0%、
中銀預金金利▲0.4%。資産買い入れも継続。
→Draghi総裁からは、緊急措置の幾つかがもはや不要であり、
回復の勢いが増しているとの発言。
*週末にビットコイン(Bitcoin)に大きめの調整。
→SECがビットコイン連動ETFの認可申請を却下した事で
短時間で20%程度の調整。
*中国2月生産者物価の上昇が9年振り高水準。
*中国2月の貿易収支が輸入増で3年振りの赤字。
*中国2月の外貨準備が8ヶ月ぶりに上昇。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・主要株式市場は高値圏保合い。債券市場も価格続落(利回り上昇)
・日経平均は、19,604.61で越週。(前週19,469.17)
・米Dow→$20,904.01、S&P500→$2,372.72、Nasdaq→$5,861.73)
(前週 $21,004.03 $2,382.96 $5,870.75)
(前週比 -0.49% -0.44% -0.15% )
・米10年債利回りは、2.58%。(前週2.48%)
・米30年債利回りは、3.16%。(前週3.08%)
②商品市場
・商品市場は総じて下落の流れ。
・原油価格は腰折れ的な下落で3ヶ月振り安値へ。
週足は、1バレル当たり$48.47で越週。(前週$53.21)
米シェール増産データ等を受けてロング勢が投げる展開。
・金価格も後退。1オンス当たり$1,204.21で越週。(前週$1,235.02)
③為替市場
・ECBのタカ派的スタンスを背景としたEURの反発がメインの週。
・FEDの3月利上げが確実なUSDは、”Sell the Fact”的な反落も。
・NZD,GBPがUnderperformerでJPYは相対的には中立的な位置付け。
・USDJPYは115円の攻防戦。