2012年1月23日月曜日

Another Conflicting Signals for Investments.

ここにも悩ましいデータが併走しています。
The American Association of Individual Investors (AAII)というところが発表する Sentiment Surveyでは、足元の投資家センチメントは49%がBullishで17%が Bearishでした。

これは相当強気なデータのようです。実際にこのSurveyの過去平均はBullishが39%でBearishは30%となっています。合計が100%にならない部分はNeutralという回答になります。

一方でもう少し長めの統計ですが、株式のミューチュアルファンドからの資金流出(新規購入額を解約額が上回っている状態)は昨年の5月~12月まで8ヶ月連続で続いており、これは過去20年で最長記録の更新となっています。

株価は10月に目先の底を付けて反発して来ましたが、資金流出はずっと継続していると言う事です。今月このまま快調に株価が伸びれば展開が変わるのでしょうか・・・

現在の株価は一株あたり収益の14倍です。1年前の15倍から下落しており、これも強気のシグナルではありません。昨年の今頃は投資家は利益の15倍出しても株価を需要しましたが、今は14倍になっていると言う事です。(PER:Price Earning Ratioの話です)

短期勢はお金を引く人が多く、長期勢(Value投資家)はそろそろ買い場到来と見て動き出している感じなのではないでしょうか。4月頃までには形勢がはっきりしているかもしれません。