2012年1月9日月曜日

EUR has its back to the rope.

2012年は結局ユーロ売りでスタートです。

Anecdotalな情報を総合すると結構中銀等の公的な勢力や国際機関系の半公的なネームがこの通貨の買いサイドで見ていると言うことなのですが、それにも拘らず結局大きく下落していると言う流れを見ていると、それ以外の多様な市場参加者が積極的に売りサイドに回っていると言う事になるのでしょう。

EURUSD DAILY⇒先週後半に大きく下落。

















2月~3月にかけてイタリアやスペインの国債が大量に償還予定であり、当然返済は困難ですので新たな国債発行により国の借金をロールする必要があります。今のところ一般投資家の応札だけでのファイナンスは困難と考えられるので相当部分を欧州中銀が引き受ける事になる可能性が高いでしょう。どうしてもこの辺りまではユーロが大逆転的な反発をする可能性は高くないのではないでしょうか。