2012年1月2日月曜日

The New Year is Off to A Tricky Start.

2012年は少しトリッキーなスタートになっています。

もともと実質的に市場が始まるのが1月3日(火)のシドニー市場からという事だったのですが、1月2日(月)にも欧州大陸(フランクフルト)だけが開いているという状況でしたので市場が薄い中で場外乱闘的に変な動きをするリスクはあったのですが・・・

今回はそのフランクフルトを待たずして週明け早々の東京時間で言えば早朝に妙に円高の水準が取引されていたようです。

USDJPY DAILY⇒年初早朝に76円30銭レベルにタッチ。















EURJPY DAILY⇒年初早朝に98円台まで下落か
















故意なのかどうかは判らないのですが、通貨オプションのノックアウト物などのトリガー判定などもあるので何を持って正式なレンジと見なすのかが年初から議論になるのではないでしょうか。

現在の為替市場は銀行間取引と外為証拠金取引に代表されるリテールFXが併走する格好となっており、色々な基準や慣行は両者間でかなり隔たりがあります。後者の市場にも流動性の供給は前者が行っていると言うのが基本構造なのですが、本日(1月2日)についてもオフィシャルな銀行間取引の市場はシドニー、東京、香港、シンガポール、ロンドン、ニューヨークなど全て休場になっているのですが唯一フランクフルトというサブマーケットと一部のリテールFXで相場が建っているという状況です。

それにしても不穏な幕開けとなってしまいましたね・・・・