2013年6月9日日曜日

US Markets : Strong Dollar and Stocks are Under Scrutiny.





米ドル上昇と米株上昇と言う流れにも一旦待ったが掛かっていますが、乱暴だった過去2週間ほどの間に見たような調整にも一服感が出てきました。
S&P500 ⇒ Staying Alive
米株は、大きく上昇していた分の調整を消化してチャート上でもサポートラインを舐めるようにして反発に転じている様子があります。

これはプライスアクション的には健全ですが、もう少しこの動きを継続しないとモメンタム系の分析が中々修復してきません。この辺りはチャートの上半分(価格部分)と下半分(モメンタム部分)の形状にも表れているところです。
Dollar Index ⇒ Hanging in.

ドルインデックスは、チャートにあるように前回安値近辺での反発を試みているようです。

こちらもチャート下半分のモメンタムのダメージを修復するような上昇圧力を維持できるかどうかが今週以降の勝負どころとなるでしょう。

市場には、トレンドの大転換を予想する意見や実際のポジショニングも着実に増えてきました。アベノミクス相場のユーフォリアは終焉に向かい、円安、ドル高、株高、長期金利上昇と言う動きは、特に長期金利の上昇を御し切れなかった辺りから乱暴な反転に向かっていると言うシナリオですね。
個人的にはそこまで悲観的(?)には見ていませんが、少なくとも今週からの回復局面で再び浮かれたようなRisk-on戦略を取る事には慎重でありたいとは思っています。