2013年7月15日月曜日

DXY(US Dollar Index) : Still on Wild Swings.

3年来高値を更新し、前途も明るく見えたドルインデックスですが、6月のFOMC議事録の公表後に急落しています。

議事録から具体的に読み取れる事は、主に次の2点です。


①FED内部ではQE縮小のTapering開始の次期については依然割れている。


②投票権を持つメンバーの多くは、時期尚早とする意見が優勢なイメージ。

という感じです。これでは米ドル独歩高シナリオで積み上がった米ドルロングポジションに乱暴な調整が入るのは無理からぬ事ですね。前回のFOMC後の議長発言から受けた印象と今回の議事録から読み取れる内容は確かに大きく乖離している感じがします。               84.50⇒80.50⇒84.75と前回高値を更新したDXYは82.94まで下げて小幅に戻して越週していますが、レベル的には行少し深めの調整があっても良い気がしますので、週明けもポジション調整的な動きが継続しやすいのではないでしょうか。   
DXY(US Dollar Index) ⇒ Big Correction.
市場の関心が完全にFEDのTaperingにフォーカスしているので、次のBig EventはBernanke議長の議会証言と言う事になるでしょう。両院で17日(水)と18日(木)に予定されていますので、それまでは、ポジション調整圧力や思惑相場が交錯するWild Swingが続きそうです。