2013年7月7日日曜日

Major FX Pairs on Job Friday(7/5 2013)

結局は木曜日、金曜日で大きくうねりを見せた為替市場ですが、「走るも転ぶもこれ次第」と思われた米国の6月雇用統計が過去月の上方修正をも伴う強い内容であったことで米ドル上昇、米株上昇、米債下落(ドル金利上昇)と言う図式が強まりました。

北米勢も7月4日(木)の休日明けと言う状態で迎えた5日(金)の雇用統計後に腰を入れた動きをしてきたように感じます。今後のトレンド形成と言う可能性も視野に金曜日単日の主要通貨ペアの動向を抜き出すと以下のようになります。

  通貨ペア ↑↓  終値     始値    変動(pips)  変動(%)
NZDUSD 0.7705   0.7830   -125    -1.62% 

GBPUSD   1.4893   1.5071   -178     -1.20% 

NZDCAD0.8137   0.8231    -94      -1.16% 

USDJPY  101.15   100.03   +112   +1.11% 

EURNZD  1.6644   1.6480   +164    +0.99% 

AUDUSD  0.9056   0.9142     -86      -0.95% 

NZDCHF  0.7421   0.7487     -66      -0.89% 

USDCHF  0.9631    0.9561    +70     +0.73% 

AUDNZD 1.1747    1.1666    +81     +0.69% 

GBPCAD 1.5745    1.5849    -104     -0.66% 

通貨ペアの分解は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ USD(5回),CAD(2回),EUR,CHF,AUD
下落通貨 ⇒ NZD(5回),GBP(2回),JPY,AUD,CHF

別項の週次の変動結果と比べても、やはり金曜日の動きが大きな流れを作っていた事がわかります。例えば、ドル円は先週を通して99円から101円まで上昇していますが、月~木の4営業日で100円まで上昇し、金曜日に一気に101円に乗ったと言う事がわかります。丁度週を通して2%上昇した分の1%分は金曜日のみで上昇していると言う事ですが、他のペアも同様のイメージだと言えます。

今後の夏相場は、この潮流が進行するならば、後から振り返ると金曜日の動きはその起点となっているのかも知れないですね。