2013年7月7日日曜日

USDJPY Took Out 101 Mark.

正直言ってドル円の回復力には驚いています。毎週月曜日に某所から為替と株式を中心にした週次予想と背景コメントを依頼されるのですが、先週初に既に99円台だったドル円に関しては100円を付ける局面はあっても週足では二桁に戻っている可能性が高いという予想を出して見事に外しました(涙)。

実際のドル円は、週初の99円台からじり高に推移して米雇用統計のある金曜日には100円台を回復し、そのまま迎えた雇用統計が良好な内容だったことを受けて株価と共に上昇し、101円台にまで上伸して越週という展開でした。
USDJPY DAILY ⇒ 101 Taken Out.!!
この日足チャートでも過去20営業日では陽線が16本で陰線はたったの4本と言う事で、実に陽線率が80%と言う立ち上がり振りです。日々相場を見ていてそこまで強いと言う印象は無かったのですが、結果として示されると意外なほど力強い上げ相場であった事がわかります。

別項の通りドルインデックスも3年振り高値を更新と言う走りとなっていますが、週初最大の重要イベントであった米雇用統計を乗り切った事で、次は本邦の材料である参院選に向けた思惑相場となりますが、アベノミクスが最大争点なのであれば、ここに向けて円安と株高が復活傾向である事は与党陣営への更なる追い風となる可能性も高そうですね。そうなるならば、今夏のドル円は気温や湿度と共に上値が気になる展開が続くのかもしれません。