2014年5月18日日曜日

EUR Continues its Slide...

ECBが6月に追加緩和を行う姿勢を明確にした事で、放っておけば対ドルで1.40を超え、対円でも140円台後半を目指す可能性もあったユーロは対ドルで1.40寸前の1.399台から反落しましたが、その後もIMFやBundesbank総裁までもがECBの姿勢を後押しする姿勢を表明した事などからユーロは続落する展開になっています。
EURUSD DAILY
チャートは非常に微妙ですね。

ユーロドルは1.399台から長い上髭を残して反落に転じ、1.36台まで潜ったところで一旦これも眺めの下髭を残しています。

ユーロショートが溜まっているなら反発リスクを感じるところではありますね。

ユーロは対円ではこんな感じです。
EURJPY DAILY

こちらは、まだまだ下げ余地というか、下げのモメンタムも感じさせるチャートとなっています。

ユーロの下落よりも円の上昇のほうにモメンタムがあるという状況と言えそうです。

対英国ポンドは・・・
EURGBP DAILY

これもトリッキーなチャートですね・・・

BOEの四半期インフレレポートが市場予測よりもハト派的な内容だったところでユーロが大きく反発していますが、その翌日も陰線ながら長めの下髭を出していますので、ここで底打ち感が強まった訳ですが、最後にしっかりした長い陰線が出ており、底打ち感が帳消しになっています。ここでは振り回された市場参加者も多かったのではないでしょうか。
全体的に、ユーロは短期的な反発の可能性を秘めながら、中期的にベアトレンドの中になると言うシナリオではないでしょうか。