4月16日にNYの友人がメールでNYエリアに10年来の大雨が降っていて、一部では洪水が起きていることを知らせてくれました。私の家族は大丈夫かと心配してくれているようでした。
NY郊外に借りている家は、戦国時代の山城を思わせるような高台にあります。
地域が洪水になっても最後まで影響を受けないと思われるので心配は無いだろうと思いましたが、長期間大雨が続くと地崩れの危険はあると思うのでこっそり会社から電話してみましたが何故か上手くつながらず、日中は少し不安を抱えた勤務となりました。
帰宅後にメールをチェックすると案の定家族からの状況報告のメールがあり、近所の友人宅が地下室まで洪水状態となって奥方が非難してきている事を知りました。
安堵したせいもあるのですが、次の子供から来ていたメールには笑ってしまいました。
”今ここは大きい雨で、大きいFloodがあるよ。”という出だしだったのですが、明らかに big rainfall,
big flood を直訳した日本語でした。
かつて皆で乗った電車が妙に古かった時に、この子が old train の直訳で、電車が年寄りだと表現したこと等も思い出されてNYや家族が凄く懐かしくなりました。
そう・・・今回のような大雨が数日続いた時に、「空にはあとどのくらいお水があるの?」と質問されたこともありました。その時はまさにその雨に心を洗われたような気になったのですが、小細工や演出などを一切排除した本当に素直な気持ちの表現こそが最も人の心を捉えるものなのかもしれないですね。
大人の社会には、これとは対照的な要素が満ちているように感じるときがあります。
政治、小細工、演出、誘導・・・ これでは感動が無いわけですね・・・
子供たちには今のまま真っ直ぐ育ってほしいと願うと同時に、皆がそういう風に生きていける世の中だったらどんなに良いかと・・・考えてしまいました。