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2021年1月10日日曜日

Happy New Year 2021

 2021年が皆様にとって良い年となりますように。

何はともあれ新型コロナウィルスの第三波なるものが収まらず、首都圏に緊急事態宣言が出されていますが、足元の動きでは、対象地域が拡大していく展開が予想されます。

くれぐれもご自愛くださいませ。

2020年3月29日日曜日

Overshoot

CORONAVIRUS に世界中が翻弄される状況下、東京も感染者の増加ペースが要警戒水準に達しており、この週末も不要不急の外出を控えるよう要請が出されています。

そんな中で、Overshootという言葉を久し振りに耳にしました。

この言葉は、金融市場で大きなトレンドが発生した際に、相場がそのトレンドの方向に一気に大きく値を伸ばす現象を表現する言葉として使用されるのですが、昨今の年単位で続いた低Volatilityの安定推移の中では、この言葉は死語のように冬眠していました。

ここへ来て懸念されている感染者数が手に負えぬ規模で急増する事態の事を、Overshootと呼んでいる事を知りました。

ディーラーにとっては、市場のOvershootは飯の種であり、大きな収益機会です。特にこういう時にはOption市場でImplied Volatility(オプションの価格と思ってください)が急騰するので、ポートフォリオがVega-Long(オプションの買い持ちと思ってください)であった場合は瞬時に爆発的な収益を得ることになります。

私自身も何度かそのような逆転本塁打のような収益を得た経験がありますが、久し振りに聞くこのOvershootという感染者の急増は誰一人幸福にする事は無く、絶対に避けなければいけない事です。

1つの用語が使用されるフィールドにより善玉、悪玉が逆転するような事象を表す事もあるのだと改めて思った次第です。

ポートフォリオ管理も、ウィルスとの戦いも、そこを生き残ってこそ教訓が生かせるわけですので、一日でも早く世の中が落ち着いて正常化することを祈らずにはいられません。

どうか、みんなで教訓が生かせますように。心から祈ります。

2018年2月19日月曜日

Soy Milk is Good for your health but....

久しぶりに新しいPCを買いました。

実は羽生選手や宇野選手が出るFigure Skateの結果が気になりつつ、生で見るとハラハラするので時代劇を見ていたのですが、速報テロップで羽生選手の金メダル獲得が伝えられたので慌ててチャネルをオリンピック放送にあわせようとしたのですが・・・・

やってしまいました・・・

慌てた私は、パソコンのKey Board上に、飲みかけの豆乳をバシャーっとぶちまけてしまいました。

必死にタオルで拭きまくり、布団と一緒に布団乾燥機にかけたりと必死に愛情を注いだのですが、私のPCは目を覚ますことはありませんでした・・・

修理、最悪でもデータの取り出しと色々と頭をよぎったのですが、取り急ぎ大手パソコンショップの修理コーナーで診てもらいました。
 
結論的には・・・
①元に戻ることはない
②データ復旧には相当な時間とお金がかかる
③データの取り出しだけでPC1台分くらいのお金がかかる
④PCの修理となると、これまた新品購入と同等のコストがかかる

という眩暈がするような説明が続きまして・・・結局私は修理もデータ取り出しも
お願いせずに新しいPCを一台買って帰ってきました。

新PCのセットアップも時間がかかりますが、DeskTop上などCドライブに保存して
あった実に様々なソフトやデータはもっとこまめにBack-upを取っておくべきでした。

特に私のような単身生活の方は、一つの小机がちゃぶ台から仕事机まで何役もこなしていることでしょう。PCの横にパンと牛乳というような状況も多いのではないでしょうか。
そこでコップを倒してしまうと、私のようなことになるので十分にお気を付けください。

羽生選手の無難な演技のために私のコップが身代わりにこけたと思えば、あきらめもつきます。

データの取り出しどうしようかな・・・・そのうち急にPC直ったりしないかな・・・

2016年1月17日日曜日

GHIBLI as HEAD-ON WIND : BAD JINX to BREAK?

米雇用統計とジブリ作品のTV放映の不思議なジンクスはよく話題になります。これらが重なると高確率で雇用統計が予想比悪い内容となり、株式市場下落するというものです。

先週の金曜日は米雇用統計の発表日ではありませんが、ジブリ作品の天空の城ラピュタのTV放映があり、欧米株式市場の腰砕け的な展開とも重なったことで、雇用統計に関係なくジブリ作品と株式市場の相性の悪さが話題になっています(笑)。

今の金融市場は非常にセンチメントが脆弱であり、悪材料は何でもかんでも拡大解釈される傾向があるのと、予測不能度の高い環境の中で、少しでも説明材料が欲しいという状況の表れなのではないでしょうか。

今週の金曜日も・・・魔女の宅急便があるそうですね。

私も好きな作品ですが、ストーリー展開の中でも主人公が箒やブラシで乱高下したり・・・・飛行船が失速、下落したり・・・それに捕まっていた少年が・・・・・

これは今週も株式市場は乱高下でしょうか?

そう思いながら調べてみたら、糸井重里氏によるこの映画のキャッチコピーは、「おちこんだりもしたけど、私はげんきです」というものだそうです。

意訳するなら・・・ I've seen ups and downs and I am doing OK. なんてどうでしょう?

金曜日あたりでの底打ちを予想しておきましょうか!

今年の株式市場の展開は、まさにジブリ作品のようです・・・・

2013年7月22日月曜日

Japan : The Twisted Diet is OVER.



July 21, 2013 | 1401 GMT
Japanese Prime Minister Shinzo Abe's ruling coalition won a majority of seats in the upper house of Japan's parliament, giving it control of both chambers for the first time in six years, according to exit polls, Al Jazeera reported, citing NHK. According to exit polls. Abe's Liberal Democratic Party and its coalition partner New Komeito won a combined 71 seats, giving them a total of 130 seats in the chamber, more than the 122 needed for a majority.

遂に、ねじれ国会も終了しました。インテリジェンス情報のStratfor社も上記の配信を世界中に行っています。

「”ねじれ国会”を作ってしまったのは自分であり、今回は自分でこの”ねじれ”を解消しなければならない」

として強い決意と覚悟で臨んだ今回の参院選で安倍首相は見事に宿願を果たしました。

さて・・・・ここからの安定した国会運営で、何が飛び出すのか?

前回は、腹部の病気で降板した安倍首相ですが、今回は名前の通り、お腹ではなく心臓(しんぞう)が問われます。


冗談はさて置き、個人的にはこれまで水面下で進めてきた外交交渉の成果が注目だと思います。交渉相手国は、今回の選挙結果次第で履行する積りだった口約束も多いはずです。国会のねじれ解消は、外交努力のねじれも解消したと見ています。

2010年6月21日月曜日

仮面サイダー



ちなみに、こんな感じです。


味もさわやか系ですのでこの季節私もはまりそうです。




2008年5月6日火曜日

Pokemon rules !!


2003年か2004年年だったと思うのですが、NYで金融関係の会合があり、帰りに乗り合わせたリムジンTaxiの中で運転手と同乗者がポーキーマンなる物の話を始めて程なく話を振られた時に、それがポケモンのことである事に暫く気が付きませんでした。

ポケットモンスターというアニメが人気で、"ポケモン"という短縮形で親しまれていると言う事は知っていましたが、それが米国でも凄い人気を得ていることにも凄く驚きました。 ついでに発音がポーキーマンである事も(笑)

なんでも、非暴力的な内容なので安心して子供に見せられると言う話だったのですが、その後自分の子供達がポケモンカードを集めたり関連のゲームなどにはまるようになってみると、その良さがわかるような、わからないような・・という不思議な感じがします。

ただ、人気の凄さは増すばかりと言う勢いである事は間違いなくて、この連休中も足を伸ばした横浜の"みなとみらい"のポケモンショップでは、なんと入場制限をしていました。

隣にある"隣のトトロ"等のスタジオジブリの店等も人気店ですが、入場制限まではしておらず、ポケモンショップの入場制限まで行う盛況ぶりは際立っていました。
 入店は20分待ちでしたが、店内に入っても物凄い混雑で、方々から母親が子供をどやしつける罵声が聞こえてきました。一刻も早く買い物を済ませて出て行きたいという気持ちを皆が共有していたのでしょう。

それにしても恐ろしやポケモン人気・・・・本当に恐れ入りました。

もはやBoomではなく、Phenomenon というレベルですね。

うちの子供たちが集めた米国時代からのポケモンカードコレクションも膨大なものであり、多彩且つ膨大な数のキャラクターを熟知している事にも驚かされます。

日本語の語彙は中々増えないのに・・・

この勢いと持続力はあやかりたいですね・・・

2007年12月25日火曜日

Christmas in Japan

そういえばそうだった・・・と言う気もしますが、日本のクリスマスはチキンを食べる習慣が根付いているのですね。実は記憶が衰えているだけかもしれませんが、米国ではあまりクリスマスにチキンを食べていたという明確な記憶が無いのですが、一応キリスト教のイベントだからでしょうか。Thanksgivingでは皆が七面鳥を食べますが、あれは宗教色の無いイベントですからね。

と言う事で地元のスーパー等にもやたらとローストチキンなどが並ぶのですが、私はKFC(ケンタッキーフライドチキン)をBarrelで買って来ようと思い運び役に子供たちを引き連れてわざわざ電車に乗って最寄のKFCまで行ってきました。(余談ですが、日本にはやたらとKFCがあるという気がします)

ところが・・・行ってびっくり玉手箱。

入り口にお兄さんが立っていて、「チキンのご注文は3時間半程お待ち頂く事になります」 とのこと。
凄い人気だ・・・・大したものだ・・・・と驚いた私は、「商売繁盛で何よりですね」と言って諦めて帰ろうとしたのですが、お兄さんの「これらのチキン以外の商品ならばお待ち頂かなくて大丈夫なのですが・・」
という言葉に振り返ると、彼がメニュー上で指し示していたのは全てチキンでした。

大いに困惑した私がよくよく聞いてみると、正確にはKFCの”オリジナルチキン”なるものが大人気で3時間半待ち状態(恐らくクリスマス限定の商品?)、それ以外の通常メニューは待たなくて大丈夫と言う意味だった事が判明しました。

私にとっては通常のちょっとスパイシーなKFCのチキンで充分だったので、そのまま受付カウンターに向かいましたがこれがまた凄い人・・・・3つか4つほどある注文窓口の1つを"チキン専門"としてそれ以外を"チキン以外"として店員さんたちが忙しく対応していました。

私は、KFC の常連客ではないのでメニューには詳しくありませんので、混雑の中で不要なリスクは取れないと思い愚直にチキン専門のカウンターで順番待ちをしましたが、自分の番が来て分かった事は私が買い求めたローストチキン、チキンナゲット、スパイシーチキンのセットは、"チキン以外"という空いていた窓口でよかったと言う事でした。

KFCは立派な企業ですので、例年のクリスマス時期の注文履歴や来店客数データなどから相応の準備と対応を打ち合わせているのだと思いますが、どうやらボキャボラリーの選択を誤っていたのではないでしょうか。
 容易に察しが付く事ですが、彼らが仲間内で"チキン"と言えば、それは彼らの"オリジナルチキン"を意味するのでしょう。これが大ヒット商品となったことは天晴れなおめでたい事ですが、内部の打ち合わせの延長線上で顧客に対しても”チキン"、"チキン以外”等といわれては理解出来ない人が殆どでしょう。

そもそもKFCのメニューの中にチキン以外のものがどれだけあるのか私は知りませんが、店員さんの説明を文字通り受け取って彼らの通常メニューをも購入せずに諦めて帰ってしまった潜在顧客も相当数いたのではないかと思うと極めて勿体無い話です。

でも、久しぶりのKFCチキンはとても美味しかったですよ。実は2バレル購入したので今晩も活躍しそうです。

そう言えば、欧米ではFamily eventであるクリスマスが若い恋人達のイベントという色彩が強い事やクリスマス当日よりもクリスマス・イブのほうが盛り上がると言うのも日本の特徴だそうで、先日ある番組で前者に対してはユーミンや山下達郎の歌などがきっかけだったのではないかと言う分析が行われていました。

バレンタインズデーに女性が男性にチョコレートを送ると言うのも日本独自のものですが、外部から柔軟に色々なものを取り込んで独自色を加えると言う日本の得意芸はこういうところにも生きているのかもしれませんね。

独自色と言っても・・・チキンの話は、もう少しキチンとして欲しいという気はしますけどね。

2007年11月11日日曜日

Behind surging oil prices.

私が米国にいる時から近所のガソリンスタンドに表示される価格は上昇する一方だったわけですが、今年の3月以降も原油価格は上昇し続けているわけですから今頃は幾ら位になっているのだろうと時々考えています。

向こうは1ガロン辺りの値段で、日本はリッター辺りの値段なので一々換算して比較するという事はしていませんが相当上がっていることでしょう。最近ではテレビのニュースでも為替市場や株式市場同様にガソリン価格高騰のニュースがよく流れます。業務上恒常的に給油する運送業者などが渋い顔で登場するやつです。

原油に関しては、世界は産油国と消費国に大別されますが、後者の中心は先進国であり、最近の新聞には複数の産油国のコメントとしてかつて原油価格が低迷している時に自由市場で決定している価格であると言う理由で自分達の悲鳴を無視した消費国たる先進諸国が最近の原油上昇を受けて自分たちに何とかしろと言ってきているのは笑止千万であるという内容が出ていました。投機資金の流入による価格高騰は産油国の責任ではないしまさに価格は自由市場で決定されているのだからと言うものですが、反論の余地は無いようにも思えますね。

さて・・・・

反論と言うか、それは拙いんじゃないの?・・・・と思える話を1つ。取引先の石油会社にも確認した内容ですので間違いのない事実です。

実は我々が負担している原油、石油、ガソリンなどの価格の大半は、実は税金なのです。もっと言ってしまえば実に我々が支払う金額の60%以上が税金なのだそうです。

構成要素は、関税、石油税、ガソリン税、揮発油税、地方道路税・・・今思い出せるだけでもこれらの諸税金がありました。そしてこれら税金の合計が我々が支払っているガソリン代などの60%以上を占めていることになるのです。当然ですが、原油価格上昇はこれら税金の上昇を伴っており、今後不可避といわれる消費税の引き上げにより既に価格に内在されているこれら諸税金も自動的に増税されると言う我々消費者にはまさに負の増税連鎖が起こる事になります。

この事実上の二重増税は、一部では既に問題視されていると聞いていますが、こういう事にもっと大きく騒ぐ事こそメディアの方々に大きく期待したいしたいところです。

石油やガソリンは我々を冷え込ませるのではなく、飽くまでも暖めてくれるものであって欲しいと思いますよね。

風邪を引かない程度に節約しますか。

2007年10月28日日曜日

Sweetfishes were sweet.

先日実家の両親を訪ねた際に、皆で鮎釣りに出かけました。

山麓の川は少し寒かったのですが、3時間弱位は粘ったでしょうか。最終的には5匹の鮎が釣れました。

借りた釣竿を返却しながら少し業者の方と世間話をしたのですが、幾つか印象に残った言葉がありました。私自身は少年時代に少々友人と釣りした程度でそれほど深くのめりこんだ事は無く、釣り好きの人には当たり前の事なのかもしれませんが、「見えている魚は中々釣れません」という言葉は特に印象に残りました。

実際には、多くの釣り人が川原から見えている魚の群れに対して釣り糸を垂れるという行為を繰り返してしまうのですが、完全に無視される事のほうが多く、我家も完全にこのパターンでした。

それに思い返してみれば釣れた5匹の殆どは突然”浮き”が沈み込んで慌てて釣り上げるという予期せぬパターンでつれた事にも気が付きました。

我々は漁師ではなく、週末に家族でレジャーに来ただけですので、見えている魚群、魚影に糸を垂れて一喜一憂しながら魚に翻弄されると言うことで充分楽しめる訳ですが、真剣に魚を釣り上げようと思うなら見えていないスポット、見えにくいスポットを狙うべきで、具体的には滝の落ちる部分や岩場の影のような場所が狙い目となるようです。

魚も意外と賢く、上記のような場所に身を隠して安全を確保した魚の方が餌に食いつく可能性が高く、釣り人から見えるところにいるような魚は安全な居場所を確保するのが先決で、そのような無防備な状態でノーテンキに餌に食いつく可能性は高くないと言うことのようです。

投資でもトレーディングでも基本は確率の勝負です。
最も確実そうなものにBETするというのは王道な訳ですが、時には我々も最も確実そうに見えるものが実際に最も可能性が高い選択なのかどうかを掘り下げて考えて見るという姿勢も必要なのだと考えさせられたような言葉でした。

見えている鮎は中々釣れない。

そんなに甘くないよとでも言うかのごとく、鮎は英語では Sweetfish となります。
日本では鮎と言えば塩焼きですが、塩焼きなのに、Sweetfishとでも覚えましょうか。

仕事も含めて色々な局面で、見えていないけど油断している魚はどこかにいないか、必然のごとく目の前にある物が取るべき選択肢なのかなどをじっくり考えて見ませんか。

このLighthouseでも意外なところに光が当てられたらいいなと思っています。

2007年10月16日火曜日

みなとみらい:港未来:皆と未来

週末に横浜の”みなとみらい”地区に行って見ました。

子供が洋書のある本屋さんに行きたいと言うので色々調べて、幾つか候補がありましたがまだ行ったことが無かったのでここに決めたのでした。

山下公園などには行ったことがありますが、みなとみらい地区というのは遠くから日本一大きいと言う観覧車や三日月型のビルを眺めた事しかなく、あまり期待はしていなかったのですが行って見て驚きました。

なんじゃこりゃ・・・・まるでアメリカじゃない・・・

マクドナルド、ケンタッキーフライドチキンなどはどこにでもありますが、Tiffany,Agatha,GAP,COACHなどが軒を並べるツインタワー(?)内部はまるでNY郊外のモールにいるような錯覚に陥る感じでした。

建物内外もとても綺麗で、通路に小奇麗な出店が並ぶ様はクリスマスシーズンのワールドファイナンシャルセンターを彷彿とさせるものがありました。ビルの感じや通路のオブジェの感じなどもなんとなくニューヨークっぽい感じで、あまり期待していなかっただけにとても嬉しい誤算でした。

目的の有隣堂書店もなかなか良くて洋書も多く、子供もとても気に入ってました。

ポケモンセンターやとなりのトトロコーナー(?)などもあるし、食事をするところも豊富だしで、Amusement parkなどもある事を思えば週末などに家族でちょっと出かける場所として充分及第点をクリアしていると思います。

COACHのバッグなどは米国内の価格の約2倍位という話なので、Tiffanyなんて偉く高いんだろうな・・・と思いながら足を踏み入れると、案の定高く、何かを購入して手続きをしているらしいヤングリッチっぽいカップルがSofarに座りながらふんぞり返っていました。

「俺は今、ここで高価なものを買ったんだぜ」 男の誇らしげな目つきはそう言っているようでしたし、
「私は今、ここでプレゼントを買ってもらって幸せです」 女の目はそう言っているようでした。

ここにいちゃいかん・・・・・

金融市場で磨かれた私の危機意識は沸騰寸前でしたが、私が冷やかしで入店した経緯を考えると、あまりにも直ぐに「出ようぜ」と言うのも気が引けます。妻も色々見ているだけで楽しそうではありますし・・・・

結局、タイミングよく長男が便意を催したので我々はそそくさと店を出る事が出来ました。

頼もしい子供を持ったと、久しぶりに思った瞬間でした。

”みなとみらい”と言うのは、どういう意味なのでしょうか? 横浜だから港未来なのでしょうか。
敢えて駅名などもひらがなにしているのは、"皆と未来”などともかけていると言うことでしょうか。

皆と未来。 Future together.  そんなコンセプトならなかなか素敵ですね。

また行こうっと・・・ 少しずつ、好きな場所が増えてきました。

2007年10月8日月曜日

Inconvenient TOOTH

久しぶりに電動歯ブラシで歯を磨いた後は、やや歯茎がヒリヒリするような感じでしたが、予想通りとても気持ちよい爽快感が残りました。

どのくらいの間、普通の歯ブラシで歯を磨いていた事でしょう・・・・しかも、おっかなびっくりと・・・

遂に、前歯のインプラント治療が無事に完了しました!

前歯が折れたのはハイスクールの時、昼休みに野球をしていた時でした。3塁に走者がいる状態で私がレフトに浅い犠牲フライを打ち、打球を見ながら一塁方向に走り出した私と、やはり打球を見ながら本塁のカバーに突進してきた一塁手がお互いに相手を見ることなく正面衝突してしまった時でした。

幸いにして土台は残ったので、ここに差し歯を差し込むと言う処置をして、その後何度か差し歯を作り換えましたが、昨年の暮れくらいでしょうか、また差し歯が取れてしまい、作り直せば済むかと思いきや遂に歯茎の奥で土台が割れてしまっていることが判明し、私にはインプラントかブリッジかという選択しか残されていませんでした。

インプラントは保険外、一方でブリッジは保険は適用されるものの健康な両脇の歯を半分ほど切断する事になると言う話でした。確か費用はインプラントが6~7千ドル、保険のきくブリッジは自己負担分は千ドル未満だったように思います。
 私は大いに悩みましたが、泣きながらインプラントを選択しました。いくらなんでも健康な両脇の歯を半分の高さに削り取ってブリッジをかますというのは、あまりにも歯に申し訳ないと思ったのです。

金融技術然りですが、医療技術もどんどん進んでいくものなのだと感じます。
今回のインプラント治療にも幾つかのハードルがありました。先ずは土台の強化についてですが、インプラントを埋め込む骨の部分が不十分な人には、人骨粉や牛骨粉を埋め込んで数ヶ月間かけて周囲の骨と同化させた土台を作りますが、私の場合は部分的に自分の骨を成長させる薬入りの羊膜を埋め込んで土台を成長させました。

6月末に家族を迎えに渡米した際にインプラントの埋め込みを行いましたが、そこから先は日本国内での治療継続を請け負ってくれる歯科医を探す必要がありました。米国で修行した方を紹介されたのですがちょっと通院には無理がある場所だったので、インターネットで必死に探してインプラント治療の実績が豊富なところを探しては照会メールを出していました。

結果的にとてもよい歯科医が見つかり、米国から取り寄せたデータを元に継続治療を完了させてくれたわけです。
 これまで半年以上もの間、仮の歯を貼り付けた状態で、物にかぶりつく事も出来ず、また歯磨きも手動で慎重に行ってきましたが、これで再び電動歯ブラシで豪快且つ爽快な歯磨きが復活できる事になったわけです。

後はこれまた豪快なクレジットカードの引き落とし額にさえ目をつぶれば、爽やかな気分でいられそうな気配です。

My inconvenient tooth was my inconvenient truth which was as inconvenient as the global warming.

10月に入り、日本はすっかり秋の気配が濃厚となってきました。
異常に暑かった夏も過ぎて、エアコン使用頻度が激減しているので、電気代の減少が歯科治療費の一部を捻出してくれる事が期待されます。

こればかりは夏は過ぎても・・・・焼け石に水ですが。

皆さんもくれぐれも歯を大切にしましょう。

2007年9月2日日曜日

個人情報 : Privacy

実は今、前歯にインプラントを入れるプロセスの最終段階に入っているのですが、6月末に米国で土台(ネジみたいなもの)を歯肉内に埋め込んだ後、米国で紹介してもらった東京の歯科医がちょっと遠いところにあって通院が難しいと判断せざるを得なかったので、色々調べてみると意外と近くにも良い歯科医があることがわかりそこで残りのプロセスをFinishする事にしました。

土曜日にはその歯医者で歯肉の先端を開いて将来の歯の代わりにネジを差し込むと言う作業を行い、今後の涙無しには語れない治療費の説明を受けたあと、最後に受付で保険適用外高額自己負担治療の契約書に署名をさせられている時でした。

横から視線を感じてふと見ると・・・そこには治療を終えたと思われるオバサンが居て、担当していると思われる歯科医(この医院は複数の歯科医がそれぞれ担当患者を持っている仕組み)とカウンター越しに次回の予約日などを相談しながら、その視線と耳はこちらに釘付けという感じでした。

う~ん・・・・・・・

保険業界もこの1年くらいで色々と未払い問題など噴出した為か、現場の人々がてんてこ舞いするくらいの契約者への説明作業がノルマとして課せられたのでしょう。私の生保業界の友人達の中にも相当大変そうな人も居て一時は可哀想なくらいでした。

 私が加入している生保からも契約内容の確認や説明などが随分とオファーされましたが、こちらも忙しいのでそれはそれは・・・・申し訳ないのですが迷惑なくらいでした。

それは良いのですが・・・・

先方も当方と言うよりは自分達を守るためにやっている訳で、期限を切って全契約者にしっかりと説明をして記録に残すと言う作業を行っていたのでしょう。私が加入している保険会社からも私の会社を担当している人から会社で説明を受け、更に住んでいる地区を担当している営業所からも何度もアプローチがありました。

 膨大なデータの中から担当のすみ分け等を行う猶予は無かったのでしょう。既にうちの会社を担当している人から説明は受けたと言っても、それでは自分たちのリストが消し込めず、上司や本部から非常に厳しいトレースを受け続けていると言う懇願に近い話をされて、どこの会社でも似たようなものなのだと思うと可哀想で断りきれず、週末の外出する前に数分と言う約束で来て貰いました。

玄関先で話をしたのですが、マニュアル通りと思われる質問を矢継ぎ早にされました。

・これまでに入院、手術などはなかったか。大きな病気は?
・健康状態はどうか。

などですが、実は私色々と過去に怖い経験もしているので、全て該当無しと言うわけにも行かないのです。それを約束の時間に遅れてきた息を切らしたオバサンに大きな声で根掘り葉掘り質問をされる・・・・・しかもここは狭く壁も薄い安普請の集合住宅・・・・・・なんでここで過去の病歴を近所にばらさなきゃいけないんだろう・・・・という気になりました。

昔日本の病院に行って診察券を出して待合室で待っていると、看護婦さんに他の患者の面前で、「今日はどうなさいましたか?」などと聞かれる事がありました。あれでは股間が痒いなどとは決して言えませんよね・・・・・・。
 今ではあれは流石に無くなっているのではないかと期待しますが、まだまだ個人情報保護とかプライバシーに関する意識はこの国では随分と低いような気がします。

米国にある Do not callという法律(セールス電話不要と言う登録を受付け、登録済みの先に業者が電話をすることを違法とするもの)のようなものを導入すれば、高齢者相手の詐欺などもどれだけ防げることかわからないのにと思うと、ここに書いた自分の経験とあわせても課題は多いと感じます。

金融商品取引法というのでしたっけ・・・・かなり極端な内容も含む法律が出来ますが、消費者保護より投資家保護のほうが先に来るというのもそれはそれで構わないのでしょう。 

今後日本でも各方面で急ピッチで法律が整備されて行くことで、国家都合の法治国家から、我々一般国金、市民が法律で守られる法守社会が実現されていくことを望みます。法治ではなく、奉仕国家とでも名づけましょうか? どこかの政党が使ってくれるかもしれませんよ。(笑)

2007年8月12日日曜日

十字架のメッセージ?

子供が購入する切符の値段を間違えた事、レストランで自分のオーダーのサーブが遅く、先にサーブされた家族全員が食べ終わってもまだ来ない上にウェイトレスがデザートのオーダーを取りに来た事・・・・・不断なら笑って書き物のネタにでもしてしまうような出来事が妙に頭に来てしまった一日でした。誰にでもこういう時はあるのでしょうが、自分はまだまだ未熟だと感じながらこれを書いています。

"買って驕らず、負けて腐らず、千葉は木更津" 

傍から見て勝っているか負けているかが態度や表情からわかってしまうディーラーは三流であるとか、「今日の俺は機嫌が悪いから怒らせるなよ」という類の公私混同で周囲に特別な気遣いを要求する上司はその資質なし・・・・常々そのような事を考え、言葉にも文字にもして来た自分自身の特に家庭内での振る舞いを見直せざるを得ないように思います。

Heat breaks my Heart.

各地で連日報道される水の事故に加えて、熱中症による死亡というのが増加していますが時折ならまだしも連日気温が40℃弱まで上昇する今年の夏は流石に浦島太郎には辛いものがあります。
 日の出も早いので、早朝の4時くらいからカラスに加えて、なんと・・・セミがうるさく鳴き叫び、これでWeekdayの朝は大抵目覚まし時計のベルより先に起こされます。 完全な言い訳ですが、こう暑いとイライラしてしまうのは私だけでしょうか?

木曜日に最後の船便の荷物の配送を受けて懐かしい絵画やキルトなどが合流しました。DVDプレーヤーも届いたので数駅先の大きな電気屋さんに配線ケーブルを買いに行ったのですが、日中の外出は自殺行為にも思えて薄暗くなってから出かけました。それでもサウナの中のような熱気の中で妙に切れやすいオッサンに成り下がってしまったと言うのが今日の出来事だったように思います。

私は気持ちを落ち着かせる必要のある時や自身の未熟を感じる時、そして他人の為に祈る時にはいつも携帯しているお守りと十字架を握り締めます。自己流の宗教ミックスという感じですが、本日も反省モードでそれらを探すと、十字架がないことに気が付きました。

WTC(ワールド・トレード・センター)の十字架というのはご存知でしょうか?
2001年9月11日のテロによる同ビル崩壊後の所謂グランドゼロの地から、同ビルの梁の一部だったと見られるH鋼の破片が十字架状となってしかも直立した状態で見つかって話題となったものです。
 しかも縦横軸の寸法比が、キリスト教の十字架のそれとほぼ一致していることもわかり、今でもグランドゼロの近郊に展示されていると思います。

WTCのほぼ向かいにはNY市内では最古の教会である聖パウロ教会がありますが、私はNYを離れる時にその教会で購入したWTC十字架のレプリカを携行しているのですが、何故か今日はそれが見当たらないのでした。毎日家を出る時には必ず持って出る物ですので、自宅に置き忘れた可能性は低く、どこかで落とした可能性が高いのでとても心配になりました。

そんな話は家族には黙ったまま帰途に着きましたが、電車から降りて最寄り駅の改札を出た少し先で私は無事に自分の十字架を発見しました。

物理的には子供の切符を買う為に財布を出した際に落としたものなのでしょう。でも私には二つの考えが浮かびました。一つ目はこれを落としてしまったために私は切れやすくなってしまったのかもしれないと言う事。二つ目はたかが子供の切符の金額間違いを怒ってしまった私に愛想をつかした十字架が私から離れたという事でした。

いずれにしても、何かこの十字架からメセージが送られてきたような気がしています。

Cross my heart, I'll be a batter man.

crossと言う単語は形容詞で使われると、"切れやすい"と言う意味にもなるのは偶然でしょうか。

とにかく暑い一日でした。

2007年7月28日土曜日

What a Midsummer Night's Dream.

とんだ真夏の世の夢・・・・

恐るべし日本の夏・・・・

ニュースを見ていても日本列島各地の最高気温は殆ど30℃代後半の体温並みで、地球温暖化がこのままのペースで進めば数年後には気温が40℃を超えるのは不可避なような気がします。間違いなく私が海外に居た10数年の間に日本の夏は4℃~5℃は気温が上昇したのではないでしょうか。こんな温度は記憶にありません。

通勤は一時間弱なのですが、朝も駅について電車を待っている間に汗が噴出す感じですし、電車がこれまた弱冷房と言うのでしょうか、「冷房が効いているの?」と言いたくなるような省エネモードで出勤するだけで疲れます。

今週は相場も激しくて仕事も忙しかったせいか帰宅してからもここに新たな投稿をする体力も無い感じで本当に疲れたのですが、実は週後半は喉から首にかけて発疹と痛みが出てきてとても苦しい思いをしていました。

ヘルペスじゃないか・・・?

最初はカミソリ負け程度に思っていたのですが、徐々にひどくなり、最後は痒いと言うよりも痛いと言う感じのほうが強くなったところで妻にも耳の付け根の変色を指摘され、遂に本日皮膚科に行ってきました。

妙に頬や顎周辺の肌も乾燥してしまった感じで、私は複数の友人が疲労困ぱい時に発疹してのた打ち回るような痛みを感じると言うヘルペスだと思い、妻は子供たちが赤ん坊の頃に詳しくなったと言うアトピーだと思ったという症状だったのですが・・・・・・

「汗疹です」

医師にそう言われて、拍子抜けと言うか、とにかく驚きました。

「あせも・・? ですか・・?」 思わず聞きなおしてしまいました。

少量のステロイドと抗生物質の軟膏を処方してもらって帰ってきましたが、それでまた滝のような汗が出てしまいました。

10年振り以上の日本の夏は、間違いなく温度も湿度も強力になっていました。

大人が、大の男が、汗疹で医者に・・・・

とんだ真夏の世の夢でした。

本当にひどいわ・・・

2007年7月22日日曜日

山には草木がある3

修理業者が来る日は、妻は朝からトイレの換気扇を稼動させ続け、業者は卒倒することなく無事に修理を終えてくれました。

原因は、上流のパイプの劣化との事で、築年数が20年弱位と思われる拙宅もあちこちにガタが来るタイミングなのでしょうか。

やはり詰まっていたものが開通すると、気分が晴れたような気になるようで、その後我々はトイレの臭気問題も改善して来たという印象を急速に強めました。私自身、徐々に劣化してきた上流のパイプが臭気を発していた可能性もあるし、そのせいで徐々に進行していた水量の減少が諸悪の根源であったと言う見事な仮説を打ち立てていました。

でも・・・・・・・・・・・・・                                                   しかしですね・・・・・・・・・・・・・・・・・・                                          はっきり言って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                                      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まだ臭かったんですわ。

やはり天真爛漫な小便小僧に話をしなくてはいけないようだ・・・・と思いつつ、私は妻に既に取替え時期がとうに過ぎている”ブルーレット置くだけ”の交換を依頼しました。詰め替え用の中身を買ってくればよいと。最近は環境への配慮と既存ユーザーの囲い込み戦略もあってこういうパターンが多いですね。

”山には草木がある”3部作をお読みいただきましてありがとうございました。いよいよ核心に入りますが、事実は意外なところにありました。

妻は、”ブルーレット置くだけ用”の詰め替え用中身を購入し、詰め替え作業を開始すると・・・・・プラスティク容器の蓋を開けた彼女は、既に役目を終えた中身に大量のカビが発生しているのを発見したそうです。間違いなくそれは異臭を放っていたそうで、これを処分して新たな中身を入れてからのトイレから”山の草木”は消滅し、以前の爽やかなトイレに戻りました。

思い返せば、私が家族を迎えに米国に行っていた約一週間の間に、風通しも無く高温となったこの家の中で・・・・・・・・その期間全く使用されなかったトイレの中で・・・・・・・・・・・・程よい湿気を保った置くだけスタイルのブルーレットの容器の中は、カビ君の発生する絶好の環境だったのではないでしょうか。

事実は意外なところに隠れているものであり、その解明過程においては、所謂”状況証拠”が全く無実の物や人を有力な容疑者に仕立て上げる事があると言うリスクを再確認するような出来事でした。

「ブルータスよ、お前もか・・・・・」と叫んだのはジュリアス・シザーだったでしょうか?              「ブルーレットよ、あんたでしたか・・・」 と叫んだのは、ロバート・ヘンリーでした。

冒頭の話題に戻ると、上杉謙信が手取川合戦で織田軍に圧勝した直後に次の出陣の3日前に突然49歳で他界した際には厠で倒れています。その事にも助けられて窮地を脱した織田信長が天下統一完成直前に明智光秀の謀反で本能寺で自害したのも49歳でした。

人間50年・・・という舞を好んだ信長ですが、謙信も49年は一夜の夢、そして一杯の酒のようだったという辞世の句が伝わっています。

"トイレ臭い騒動"の顛末において、自分の人生の中の自分の現在地と言うものにも思いを馳せる出来事でした。

山には草木がある2

「やっぱり・・・そう思う?」

①トイレが臭いこと ②家族が来てから臭い事・・・を話した時の妻の反応はそういうものでした。彼女もどうもトイレが臭いと言う問題意識を共有していました。

「だから・・・気が付いたかしら? 私、昨日から芳香剤置いているの。だから少しマシじゃない?」

確かに芳香剤の存在には気が付いていたのですが、正直私には元々の臭気と芳香剤の匂いが不快に混ざり合った感じで、匂いは変わったけど相変わらず臭いと言う印象でした。

更に検討していくと、容疑者として次男が急浮上してきました。
 こんな事を書いて恐縮ですが、所謂立小便スタイルで用を足す事には二つの問題があります。1つは当然ですが、どうしても放出物がはねる事です。これは斜面に落とそうが、水面に落とそうが同じです。
もう1つはそもそも発射直後から軌道が不安定な時もあり、はねるどころかそもそもが想定外の位置を直撃してしまう事です。北朝鮮のテポドンが日本海のどこに落ちるのかわからないようなものです。

私自身は、トイレ掃除をする人間(時には自分)への配慮から洋式トイレでは大小問わずに座って用を足しており、既に長男も自発的にそうしていますが、ノーテンキな次男は今でも小便小僧方式であり、、妻はこの次男の飛び散りやテポドンが臭気の原因ではないかと疑っていました。
 しかし我々は、次男が傷付くといけないのでもう少し様子を見る事で一致しました。NYでは臭くなかったわけですし・・・・・

一般に問題は放置すると悪化するものですが、”決め手”を欠いたまま様子見をしている間に、ナント・・トイレが・・・・・・・・・・流れなくなりました。
問題は、下流の詰まりではなく、何らかの理由でタンクに水が供給されなくなったためでした。

所謂、Bathroomという空間の中に、①お風呂、②トイレ、③洗面所 がセットで存在するのが一般的だった米国とは違い、個室型の日本のトイレにはタンクのテッペンに手洗い用のノズルがあってそこから供給された水がタンクの中に貯水される仕組みになっています。
 トイレを流した時には、このタンク内の水が便器をFlushする仕組みは共通ですが、要するにここへの水の供給が殆ど止まってしまったのでした。

断水ではなかったので、洗面器で何度もタンクに水を入れて流すと言う涙ぐましい作業をして凌ぎながら修理の業者を呼ぶ事にしました。

でも・・・・この臭いトイレに?
もしもトイレに入った瞬間に業者が卒倒したら?

小心者・・・いや、高潔な私の悩みは深まりました。

To be continued.

山には草木がある1

今年の大河ドラマは風林火山。山本勘助が主人公です。

戦国時代が好きな私は、特に上杉謙信の高潔さに惹かれますが、武田信玄の人間臭さも好きです。この両方が信濃で激突した川中島合戦に関する書籍は手当たり次第に熟読してしまいます。

高潔さでは上杉謙信に大きく劣る・・・というか謙信が高潔さにおいて突出しているのですが・・・武田信玄ですが、彼は甲府の躑躅ヶ先の館の厠の下に人工の小川を通して元祖(?)水洗便所を作っていました。泥臭い政治にも長けた信玄は少なくとも”高ケツ”ではあったようです。 女色を絶った謙信とは対照的に男色も好んだ信玄は”請うケツ”でもあったのですが・・・・・

甲陽軍艦という武田の資料には、信玄が厠の事を”やま”と呼ぶ事があった事が記されています。
「山に行って来る」と言って厠に行く事がある彼を不思議に思った家臣がその理由を尋ねると、「山には草木(臭気)がある」と答えたと言う話が出ているのですがちょっと笑わせてくれる話ではあります。

なんでこんな話を思い出したかと言うと・・・・・・

拙宅のトイレにも草木が・・・・そう、実は我家のトイレが臭いのです。いや、臭くなったからなのですよ。

私が単身で入居した時には臭くありませんでした。更に私はトイレ掃除も一応していたし”置くだけ型”のブルーレットも入れていたのでトイレは爽やかな状態に維持されていました。これに感心した父が母に話して実家にもブルーレットが入ったほどです。

それが・・・・今は臭い。そして・・・・どう考えても・・・・・家族が来てから臭い・・・・

そう言えば・・・・子供が九歳・・・・・・などと言っている場合ではありません。

私はこの話を、遂に先日、言い回しに気をつけながら・・・妻に話しました。

To be continued.

2007年7月16日月曜日

Sense of Value : Value of Sense (2)

金曜日にA氏からEメールが入りました。色々なことが書いてありましたが客観的に要約すると次のような内容でした。

1 自分は市場分野を離れて色々な苦労をしたが社内で市場部門が必ずしも好意的に見られていな  い現実に問題意識を持ち、自分自身辛い思いもした。

2 市場分野を飛び出すとその後の社内のキャリアメイクや将来狙えるポストなどの選択肢が広がる一方、より大きな母集団の中での競争に晒される事になる。

3 その中で自分は目線を高く保ち、成長することが出来た。

4 木曜日はそれを君達に伝えようとしていただけ。

5 それをあのように噛み付かれたのは心外。君は何かを勘違いしていないか。憎まれ役になるなら今後こういう事は一切やりたくなくなった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Communication Skill ということを良く考えます。

悪意はそもそも論外ですが、善意の全てが善ではなく、ある意味では正しい伝え方をされないと善意が善意ではなくなってしまう場合があります。
 木曜日の夜に上記のような話を話をされていたら、私が感謝こそすれ反発する理由はどこにもないし、A氏が飛び出した後に彼が何を言いたかったのかB氏と私で長々とGuessする必要もありませんでした。

例えばさだまさし氏の”関白宣言”と言う歌の歌詞の冒頭部分のような導入があればベストだったのではないかと思うのです。例えば、「今日は市場を離れた一先輩としての助言をしたい。耳の痛い話や細かい部分で異論もあるかもしれないが、とにかく今日は私の話を聞きなさい。」 というような・・・

繰り返しますが、Eメールに書いてあった事は全く御尤もだと思うし、A氏は立派だと思います。しかし木曜日の晩にされた話の多くは、彼が必死に苦労して気を砕いて来た対象が、”上司に好かれること”、”組織内での発言力を高めること”などであり、その為には自分を殺して様々な気配りやお付き合いもして来たが、市場の連中はマーケットに逃げているというお説教ばかりでした。

手を抜かずに全力で挑戦すること、そして結果を出すことで”上司の覚え”や”組織内での発言力”は自然に高まるものであると我々は考えますが、これがあまりにも馬鹿正直な姿勢であるというのも事実であり、特にストレートに結果の出る市場部門以外ではより”政治的な”センスも重要であり結果として我々が実績の”副産物”と位置付け勝ちな物がそもそもメインターゲットとなる部分もあるのではないでしょうか。

世の中奇麗事ばかり言って仙人のような生活をしてもしょうがない部分もありますから、それが必要悪なのであれば政治的な手腕を高めることは立派なことであり、それが出来ているA氏は見事の一言に尽きると思います。特に多くの部下を持つ立場となれば彼らを守る為にも必要なことですから自身の出世のための利己的な動きと言う訳でもないでしょう。

私は、A氏の全てを認め、尊敬します。そしてその上で私自身は別の道を歩みますし、それを認めてもらえなくても理解してもらえたらとても嬉しいです。

世の中には多くの価値観があり、各人が自分の価値観の中で勝者になればよいし、幸福になればよいと思います。場合によっては幸福になるために人生の中で価値観を調整して行く事だって正当化できると私は考えています。失敗や挫折から学び取る事は実際に多いですし、そこで気付いたことで開けてくる世界もあるのですから。

自らの価値観の中で自らを成功者と定め、それを正しいものとして他人に下げ渡す必要は無いと考えます。

人生は画一的な”○×”の世界ではありません。”○×”の尺度は人生の数だけあってよいのだと思います。

A氏には心からの敬意と賞賛を送ります。 私は誠実に私の道を歩みます。
A氏の尺度の中でそれがどう映るのかには、全く興味はありません。

2007年7月15日日曜日

Sense of Value : Value of Sense (1)

Blogではなくメルマガ形式で配信していた頃から普段は自分なりの考えをまとめてから書く事が多いのですが、今回は全く手探りの中で書いています。書いているうちに答えが見つからないかと期待している部分もあります。

私が始めてディーリングルームに移ってセールスの仕事を始めた時に、”あそこだけは行きたくない”と直ぐに感じたデスクがありました。当初は具体的に何をしているデスクかはわからなかったのですが、とにかくそこは上下関係がまるで軍隊並みでした。勿論当時は程度の差こそあれどこでもそういう風潮ではあったのですが、そのデスクではその厳しさを超えた理不尽なまでの”圧政”が際立っていたのです。上席者達から罵声を浴び続け、一切表情の消えた青い顔をしたアシスタント軍団からは当時はまだ一般的ではなかった転職や、転勤希望が相次いでいました。

だから・・・自分が数ヵ月後にセールスデスクからそのデスクに配属になった時にはとても複雑な思いがありましたが、自分は自分のやり方でやってみようと気持ちを入れ替えて前向きに係替えを受け入れました。

 最初の1年くらいは自分でも良く持ったと思う位の地獄の日々でした。毎朝オフィスに入るのが6時過ぎ、日付の変わらないうちに退社出来ることは稀でした。一通りの事務周りを覚えたところで自分なりに無駄があると感じた部分で効率化の提案をしても、「xx(前任者)は歯を食いしばってがんばったことをYY(私)は出来ないと言っていますと部長席と人事部に報告するけどいいんだな?」等と言われて全く取り合って貰えませんでした。

そんな時期からもう10年以上が経過していますが、先週の木曜日の晩に私は当時の上席者2人と3人で丸の内の居酒屋に居ました。
 正確には少し上のA氏と1つ上のB氏で、今回市場フロントを離れてアセットマネージメント系の関連会社の要職に転身する事になったB氏が、既に市場部門を離れて久しく、現在は国内営業分野で偉くなっているA氏から誘われたという場にやや腰が引けたB氏から頼まれて私がジョインしたという経緯でした。

「自分は既に市場を離れた人間だけど・・」

そういう出だしで始まったA氏の話は、新たなフィールドで沢山の部下を率いて頑張ろうと燃えているB氏が落胆していることを前提としたような部分があり、私の反発心は先ずはここで着火しました。

「そんなご心配は全くご無用ですよ。Bさん本当に喜んでいますから。実際にご栄転じゃないですか」

私は横のB氏を指し示しながら強調したのですが、今思えばこれが最初の火花だったかもしれません。
その後は市場分野を離れてからのA氏の苦労話や努力談、そして我々後輩に対する有難い助言へと続き、私もそれらを有難く拝聴していました。

ところが・・・

「お前さっきから何で何も言わずに黙ってるんだ?」
「そうやって黙っている事で発しているメッセージもあるんだぞ。沈黙=±ゼロではないんだからな」

かなり強い口調と鋭い眼光を向けられた私は、後輩として頂いたアドバイスを謝した後に私が東京に来てからの数ヶ月で会社に対して感じている事や我々の次のステップに関する所見を話し始めました。  
その中で私が今後避けて通れないと思っているある制度の見直しの必要性に言及した時でした。

「そんな事はどうでもいいし、やつ等の事なんかどうでもいいんだよ」

A氏が私の言葉を遮る様に言葉をぶつけてきました。

早くその制度を見直さないと公平ではない扱いを受ける人々が出ると言う懸念を頭ごなしに否定された私は強く反発しました。

「これは非常に重要な問題であり、我々は大いに頭も心も痛めているのです。」
「彼らのことを”どうでもよい”という発言は間違っていると思うし、私は受け入れられません」

私はそう言って、真っ直ぐにA氏を睨み返しました。こちらももう10年前の小僧ではないのです。

A氏 「もうお前なんかと話していても時間の無駄だ、俺は帰るぞ」
私  「引き止める気は全く無いのでどうぞ」

それが最後のやり取りとなり、A氏は上着と鞄を掴んでそのまま帰っていきました。

私は、場をぶち壊したことをB氏に詫びて、そのままB氏と二人で遅くまで杯を交わしました。
半分は後輩への気遣いだったのかもしれませんが、B氏も私の意見に同調してくれました。

ただ、私もB氏もあの晩に限ってはどこかいつもとは違っていたと感じたA氏の真意がどこにあったのかは我々にも全く解明不能なまま夜遅くに我々も帰途につきました。

人生には、実に色々なことが起こるものです。

この話には続編を書きます。