2010年3月23日火曜日

A wind blows and a market moves.

最近は風の強い日が多いですね。

ちょっと調べてみたのですが、風の正体というのはちょっと謎めいているようです。台風のように明確な起源が掴めないと言った方がいいでしょうか。大規模な風には亜熱帯の空気が赤道に向かって吹き込む貿易風、緯度30度~60度までの偏西風、飛行機にいたずらをすることもあるジェット気流、極地で起こる極東風などがあり、これらが世界の海洋民族の歴史と文化と密接に結びついています。モンスーンとも言われる季節風は陸から海に向かう風と海から陸に吹く風が入れ替わる動きのことで気象学では卓越風というそうです。

すべからく風が起こるのは空気粒子が固まりで移動するからですが、なぜそうなるかと言うと地球が回転している事、その地球が完全球体ではなく微妙に歪である事、北極、南極、赤道付近での角加速度が違っている事などが原因となっていますが、そんな地球の回転に接している空気の塊は慣性の法則によって道筋がずれると言うコリオリの力なども複雑に絡むそうです。

でも・・・そんなものではなく、風自体が何かの意思を持って吹いているとか、大気自体が生き物であるかのような感慨を持つ人は少なくないのではないでしょうか。日本人の花鳥風月的な感覚もそういうものだと思います。そして、なんと・・・実はそういう仮説もある事を知りました。

大気中の酸素やアンモニアの気体濃度は、そこから少しでも外れると生命にとって重大な脅威となる微妙極まりない最適値に保たれているという不思議な事実から導き出されるこの仮説はガイア仮説と言うのですが、大気を生物学的な産物であり、構成物でもあると言うロジックです。
 そもそも地球には酸素も生命も不在であったところに宇宙から「情報の種」、「生命の種」が降り注ぎ海中で発生した初期生命体が酸素を排出したことで色々な生命体が発生していったと考えれられています。この初期生命体の酸素排出呼吸の名残が今の植物の呼吸です。

ガイヤ仮説は今でも宇宙から「情報の種」が降り注ぎ続けていると言う仮説なのですが、これを帰納法的に証明しようと言う実験の中で取り上げられたのが風邪のウィルスのデータでした。これはよく調べてみるとソ連型、ホンコン型だのスペイン風邪だのと言いますが、名指しされた地域に行って見るとトルコ風邪とかアジア型だとか呼んでいたりするようで、要するにウィルスというものがどこから来ているのか良くわからない事が判明したそうです。そこで実はこういうものも何らかの意図を持って(?)宇宙から地球に降り注いでいるものではないかと言う仮設にもつながるそうです。

これ以上深入りすると風邪を引きそうなので、纏めますが、風も風邪もなんだか相場の世界と共通する点が多いように感じませんか? 色々な動きが観測されてトレンドを形成したりするのですが、得てして大本の出所は良くわからないことも多いです。また為替の世界では株や金が上昇して為替も円安担ったなどといいますが、株の世界では為替市場で円安になったことを受けて株も上昇等とやっているのはウィルスの話にそっくりですね。

相場を追いかけることはどこか花鳥風月的な浪漫があると言うことだけは間違いないとは思いますけどね・・・・