今週は月曜日がNY休日で、市場がフルコンディションとなる実働営業日は4日のみですが、結構重要なイベントが控えています。
以下主なものですが、個人的に重要と思うものは太字にしています。
9月7日(火曜日)
・日銀政策金利・・・・・・・・・・・・・・正午ごろ ⇒追加の緩和策は出ないと思います。
・白川日銀総裁記者会見・・・・・・・・・・15:00ごろ⇒白川さんの発言に注目
・独製造業受注・・・・・・・・・・・・・・19:00
9月8日(水曜日)
・日国際収支・・・・・・・・・・・・・・・・8:50
・日機械受注・・・・・・・・・・・・・・・・8:50
・日企業倒産件数・・・・・・・・・・・・・13:30
・独貿易収支・・・・・・・・・・・・・・・15:00
・英鉱工業生産・・・・・・・・・・・・・・17:30
・独鉱工業生産・・・・・・・・・・・・・・19:00
・米地区連銀経済報告(ベージュブック)・・・27:00
9月9日(木曜日)
・日景況判断・・・・・・・・・・・・・・・・8:50
・豪雇用統計・・・・・・・・・・・・・・・10:50
・独消費者物価指数・・・・・・・・・・・・15:00
・欧ECB月報・・・・・・・・・・・・・・17:30
・英政策金利・・・・・・・・・・・・・・・20:00
・米貿易収支・・・・・・・・・・・・・・・21:30
・米新規失業者保険申請・・・・・・・・・・21:30
9月10日(金曜日)
・日GDP・・・・・・・・・・・・・・・・・8:50
・日国内物価指数・・・・・・・・・・・・・・8:50
先ずは日銀ですが、市場参加者の一部が期待する追加の緩和策は今回は出ないと思います。ただしその後の総裁の記者会見で市場変動要因となるような発言が出てくる可能性は無視出来ないと思います。
また先週後半に力強い復活を見せている資源国の雇用関係、政策金利関係には要注意。カナダ、豪州などでは追加利上げの可能性もゼロではないでしょう。
また先週のISM,中古住宅、雇用統計と米国の指標が改善傾向です。これは株高、債券売り、ドル売りという反応になっていますが一時米国の指標と言えば予想非弱目に出るパターンが続いていた時には株売り、債券買い、ドル売りになっていました(Risk-offで買われるのはドルではなくCHFや円でした)。これはある意味で債券と株のトレードオフは継続する中でドルの上昇・下落はどっちもありと言う状況でもあるのだと思います。
その意味では一時やたらと予想比良好なデータが連発していた欧州の指標にも注目しています。特に米国の指標に改善傾向が見られる中で欧州の指標が失速してくるとユーロ安が復活し、ドルの反発のキッカケとなる可能性があると見ているからです。
このまま株価がグイグイ投資家のリスク意欲を引っ張り上げるRisk-on相場が定着するかどうかは楽観禁物でしょう。