2010年9月12日日曜日

Celebration of Life-1

先週は台風の影響で日本各地でゲリラ豪雨と言われる程の大雨などもあったのですが、その直後こそ秋の気配を感じる爽やかな気候となったものの、二日ほどであっさり猛暑日に戻ると言う有様で、いったいこの夏にかいた汗の量は如何程だろうかと思ってしまいます。

ところで植物の多くは気候や日照時間の変化から時間の感覚を把握するようで、冬でも電気で日照時間を延ばしたり温室等で高温を維持すれば夏の花を咲かせる事も出来る訳ですが、昆虫などは絶対的な時間間隔を持っているのでしょうか、今年はこんなに真夏日が続いているというのに9月に入ると例年通り力尽きたセミが路面や駅のホームなどに落ちているのをよく見かけるようになりました。まだ半分位は生きていてちょっと刺激をしてあげると驚いて飛んで行ったりするのですが直にまたどこかで静かに横になると言うパターンを繰り返し、やがて土に帰ります。

私は今年も子供たちとカブトムシを飼っていたのですが、8月下旬には突如メスが他界してしまいました。昆虫に情があるかどうかは知りませんが、その後オスにも明らかな変化があり、元気に動き回ってはいるものの餌をあまり食べなくなって行くという状態が続き、程なくオスも動かなくなってしまいました。

子供たちと一緒にメスのお墓を作ったすぐ横にオスも埋葬する事として、飼育していた容器の中の腐葉土を盛り土のようにしてこのカップルを弔う事したのですが、そこでサプライズがありました。


今我々の手の中にたった二匹ですが、旅立ったカップルの忘れ形見が残りました。恥ずかしながら何となく・・・胸に来る出来事でした。

The past is history, the future is a mystery and today is a gift - that is why they call it "the present".

と言う言葉が思い出されます。 カブトムシのペアは立派に彼らの歴史を作り・共有し、彼らの今を立派に生きて、今その証を残して旅立った・・・というような気持ちになりました。

Celebration of Life........