先週はリスク回避バイアスが一服する展開でした。株式市場、商品市場が小反発をしており、通貨市場でも資源国通貨が気を吐いています。
ただし、株式市場、商品市場も然りですが相場の反発は小規模となっており、強気相場への回帰シナリオを考察する為には今週以降も反発を維持する必要があります。週末に発表された米国の9月雇用統計は過去月の修正も併せて市場予想を上振れる内容であったこともあり、今週以降の相場をどこまで支えてくれるかに注目したいところですね。
通貨ペア↑↓ 先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)
①AUDCHF↑ 0.9035 0.8765 +270 +2.99%
②NZDCHF↑ 0.7115 0.6905 +210 +2.95%
③CADCHF↑ 0.8901 0.8641 +260 +2.92%
④CHFJPY↓ 82.75 84.80 -205 -2.48%
⑤USDCHF↑ 0.9265 0.9075 +190 +2.05%
⑥EURCHF↑ 1.2400 1.2153 +247 +1.99%
⑦GBPCHF↑ 1.4416 1.4142 +274 +1.90%
⑧GBPAUD↓ 1.5918 1.6125 -207 -1.30%
⑨EURAUD↓ 1.3688 1.3853 -165 -1.21%
⑩GBPNZD↓ 2.0210 2.0451 -241 -1.19%
上記10ペアの上昇サイドを見るとAUDが3回,NZDが2回でCAD,JPY,USD,EUR,GBPが1回ずつ登場しています。下落サイドは実にCHFが7回,GBPが2回でEURが1回と全て欧州通貨でした。
大きな絵としては、資源国通貨(AUD,NZD,CAD)が反発して欧州通貨は弱かったと言う事です。下落サイドでCHFが7回登場しているのは暫く沈黙していたSNB(スイス中銀)が再び通貨高牽制を再開した事が大きな要因と言えそうです。