2011年11月20日日曜日

Biding Time for ???

10月31日に本邦当局の大規模円売り介入があったと報道されてから3週間ほど経過していますが、円は非常に不気味な動きを繰り返しています。


USDJPY DAILY⇒11月は陽線3本のみ。
















11月に入っての14営業日の全てで非常に狭いレンジ取引となっており、過度の変動を好ましくないとする当局の意向は市場に浸透しているかのようにも見えるのですが、そうは言ってもその14営業日のうちで曲がりなりにも陽線を出しているのは上記グラフの通り3日のみで、あとの11日は陰線で終了しています。これではとても反転の機運は盛り上がりません。

USDJPY WEEKLY
















週足チャートでも介入週後の陰線続きが目立っています。75円台から79円台まで上昇して77円近辺まで戻していると言う状況ですが、今の半値戻し程度の押し目を作ってから再上昇すると言うのはテクニカルでも十分ありなので、今はある意味で正念場と言えそうです。

前項の通り今週水曜日は米国で大きな材料がある日ですので、注意が必要でしょう。

戦略的な持久戦なのか、出口を探る膠着状態なのか・・・・欧州問題や商品市場の調整を受けたコモディティ通貨の下落などでドル自体には追い風が吹く中で、ドル円が下落しているのでクロス円はどれも大きく下落しています。

天王山は意外と近いかもしれないですね。