2011年11月20日日曜日

Potential Downgrade of US on Nov. 23rd.

欧州も重症に見えますが、米国の状況も非常に危険です。

メディアの報道は絶えず針小棒大で扇情的ですので私は寧ろAnecdotalな情報も重視しているのですが、Occupy Wall Streetの動きに関しては立ち居地によって随分見え方が違うようです。

ある知人は「抗議対象が不明確だし緊張感は無い。何かのStreet Festivalのようだ」と話していましたが、最近は大分先鋭化してきているようで気になります。

また11月23日(水)を期限に今後10年間における$1.2trillionの財政赤字削減計画の取り纏めに努力している12名からなるSuper-committeeの議論が全く噛み合っておらず、期限までに計画を取り纏める事は相当難しいようです。
 
そうなると23日の水曜日に突然何かが変わるという訳でもないのですが、計画の取り纏めに失敗するとMoody'sやFitchが米国のAAA格付を引き下げる可能性が無視出来ません。既に8月にS&Pは米国の格付をAAAから引き下げているので、これに追随する動きが出ても全くおかしくない訳です。

今週の水曜日については一応気にしておきましょう。