今週の動向は日本株、日本円債、日本円にとって非常に重要ですね。
アベノミクス相場を先導したのは海外勢と言ってよく、本邦勢は第二陣を主導したと言うイメージがあります。この海外勢ですが、アベノミクス相場の第一章を3月末までの株高と円安の演出と定義して確信犯的にリスクを傾けてきました。
3月末は彼らにとっても2013年の第一四半期の締めですので、利益確定によるリスク量縮小バイアスは当然強まりますし、欧州問題などからリスク回避色の強い値動きが続けば早目の利益確定に動く勢力が出てくるのも当然でしょう。
円の動きも実際におかしくなり始めているかもしれません。
USDJPY DAILY ⇒ Top Heavy Posture |
そこまでは良かったのですが、最後の2本がしっかりと陰線となっている事や金曜日の終わり方もちょっとだらしない印象を残しているのが気になります。
日銀の黒田新総裁体制のスタートやFOMCなどのイベントも消化しての調整バイアスは年度末の株価動向にも影響しそうで気になるところです。