2014年9月21日日曜日

Gold, Silver : Singing "Heavy Metal"...

商品市場の不調は諸要因有りですが、原油等が一服しても貴金属の下落は歯止めがかかっていません
GOLD DAILY

SILVER DAILY
金価格はオンス当たり$1,300を割り込んで、どこで反発するかというところでしたが、遂に下げどまることなく$1,210台まで下落しています。下手すると$1,200もサポートされる保証はないと言う状況になってきました

下の銀価格に関しては週末の下げが金以上に激し動きになりました。
 こちらもオンス辺り$20を割って・・・・と思っていたら一気に$17台と言う下落ぶりです

週末の動きは明らかに損切りですね。9月末に向けてパフォーマンスが悪いという事と流動性がないということ条件を満たす資産からは早い者勝ちというイメージで資金が流出しまくっています

思えば商品市場の参加者が急拡大して、流入資本も急増し、コモディティの時代が到来したと言われていた背景は主要経済国の量的緩和策(QE)でした。その先駆けとなった米英が着々と出口政策に突き進む中で商品市場から資金が流出するというのは、理解できる流れとも言えるのかもしれません。

欧州が踏込んだQE政策に出るとか、日銀が追加緩和に踏切などの可能性が指摘される中、商品市場復活の条件は、こういうところに集約されつつあるのかもしれません。