1 Key Events.
①英国
・8月製造業PMI⇒52.5(予想55.1)。
・7月住宅ローン承認件数⇒67千件(予想66千件)。
・8月建設業PMI⇒64(予想61.5)。
・Scotland独立の動き。(9月18日に住民投票実施)
⇒世論調査は47% vs 53%で独立派が劣勢なるも僅差。
⇒独立の場合はGBPではなく独自通貨採択の可能性。
・8月サービス業PMI⇒60.5(予想58.6,mom)。
・BOE 8月金融政策決定会合
⇒金融政策据置き。政策金利0.5%、資産購入規模gbp375bio。
②欧州圏 / スイス
・欧州圏8月製造業PMI⇒50.7(予想50.8)。
・欧州圏7月PPI⇒▲0.1%(予想▲0.1%,mom)。
・欧州圏8月サービス業PMI確定値⇒53.1(予想53.5)。
・欧州圏7月小売売上高⇒▲0.4%(予想▲0.3%)。
・欧州圏8月小売業PMI⇒45.7に低下。
・ECB 8月金融政策決定会合
⇒政策金利引下げ(Benchmarkレート0.15%⇒0.05%)。
⇒Depo金利も引下げ(⇒▲0.2%)。
⇒広範囲のABS証券の買入れも発表。
・スイス 8月SVME製造業PMI⇒52.9(予想53.7)。
・スイス SNB Jordan総裁
⇒CHFは依然過大評価。
⇒EURCHFの1.20がCHF高の許容限度である事は変わらず。
⇒健全な金融環境を維持するためには手段は選ばない。
・スイス第2四半期GDP⇒±0%(予想+0.5%,qoq)。
・仏 Valls首相
⇒ECBはEUR下落に必要な行動を起こすべき。
・仏 Hollande大統領
⇒欧州経済の停滞への対処はECBの役割。
・独 Merkel首相
⇒ECB Draghi総裁に欧州財政健全化ポリシーの維持を確認。
・独 Schaeuble蔵相
⇒短期的な景気浮揚策は長期的には逆効果。
・独GDP第2四半期GDP⇒▲0.2%(予想▲0.2%,qoq)。
③中国
・8月製造業PMI⇒51.1(予想51.3)。
・8月非製造業PMI⇒54.4に上昇。
・8月HSBCサービス業PMI⇒54.1に上昇。
④米国 / カナダ
・米8月製造業ISM⇒59.0(予想56.8)。2011年3月以来の最高値。
・米7月建設支出⇒+1.8%(予想+0.9%,mom)。
・米7月製造業受注指数⇒+10.5%(予想+11.0%)。
・米8月ADP雇用レポート⇒+204千件(予想+210千件)。
・米8月雇用統計
⇒非農業部門新規雇用者数(NFP)⇒+142千人(予想+216千人)。
今年のデータとしては最悪月。
⇒失業率は6.2%⇒6.1%に低下。
・加 BOC8月金融政策決定会合
⇒金融政策変更なし。政策金利1.00%据え置き。
⇒中立スタンス継続。
⇒時期変更の方向や時期はデータ、情報次第。
⇒第2四半期の回復は力強く、輸出や不動産にも底打ち感。
・加 8月雇用統計
⇒雇用者数は▲11千人(予想+10.3千人)。
⇒失業率は7.0%で横ばい。
⑤豪州 / ニュージーランド
・豪RBA9月政策決定会合
⇒金融政策据え置き。Cash Rateを2.5%に維持。13ヶ月目。
⇒現状は緩和的と認識。
⇒貸出競争もあり市場金利が低水準に維持されている。
⇒中国の不動産市場とAUD高止まりが懸念材料。
・豪第2四半期GDP⇒+0.5%(予想+0.4%,qoq)。
⑥日本
・BOJ8月金融政策決定会合
⇒金融政策据置き。
・BOJ 黒田総裁
⇒円安ドル高は自然な動き。
⇒消費増税の悪影響は段階的に消滅。
ただし住宅投資だけは回復やや弱い。
⇒消費税率10%への引き上げは延期せず断行するべき。
⇒量的緩和政策は財政懸念化とセットで機能。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場堅調+債券市場下落(金利上昇)の動き。
・日経平均は15,668.68円で越週(先週15,424.59円)。
・Dow→$17,137.3、S&P500→$2,007.67、Nasdaq→$4,582.90。
・週次でDow+0.2%、S&P500+0.2%、Nasdaq+0.06%。
・米10年債利回りは、2.46%(先週2.34%)。
・米30年債利回りは、3.23%(先週3.08%)。
②商品市場
・商品価格は全般的に低迷。
・原油価格は、バレル単価で$93.47(先週$95.87)。
・金価格は、オンス単価で$1,268.46(先週$1,287.06)。
③為替市場
・北米通貨(USD、CAD)とAUDが堅調。
・欧州通貨(EUR、CHF、GBP)とJPYが下落。
・ECBの利下げ後にEURが急落。
・Scotlandの英国からの独立リスクからGBPも下落中。
9月18日(木)の住民投票がBig Eventに。
・ドル円は105円台で越週。