2014年9月8日(月)~9月12日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①英国
・Scotland独立問題
⇒前週末のYouGovの住民調査で51vs49で独立派が初めて優勢に。
⇒今週のYouGove調査では52vs48で独立派がさらに優位に。
⇒直近のBetterTogetherの調査では逆に52vs48で独立反対派が優位。
・BOE Carney総裁
⇒Scotland独立の場合のContingency Planは出来ている。
・7月鉱工業生産⇒+0.5%(予想+0.2%,mom),+1.7%(予想+1.3%,yoy)。
・7月製造業生産⇒+0.3%(予想+0.2%,mom)、+2.2%(予想+2.1%,yoy)。
②米国 / カナダ
・米新規失業保険申請件数⇒9月6日の週は315千件(予想300千件)。
・米8月小売売上高
⇒+0.6%(予想+0.6%,mom)。
⇒Ex-Autoは+0.3%(予想+0.3%,mom)。
・加7月建築許可件数⇒+11.8%増(予想▲5.0%)。
・加8月住宅着工件数⇒192千件(予想195千件)。
・加7月新築住宅価格指数⇒±0%(予想+0.2%)。
③欧州圏 / スイス
・欧州圏9月Sentix投資家信頼感指数⇒▲9.8(予想1.4)。
・ECB Visco政策委員(伊中銀総裁)
⇒低インフレの長期化による中長期インフレ期待の不安定化
を回避する事が最優先課題。
⇒低インフレの背景はエネルギー価格の低下、EUR高止まり等。
⇒ECBは必要な追加措置を躊躇しない。
・欧州圏第2四半期就業者数⇒+0.2%(qoq)。
・欧州圏7月鉱工業生産⇒+1.0%(予想+0.7%,mom)。
・独7月貿易収支⇒+eur22.2bioの黒字。
・スイス8月失業率⇒3.2%(unch)。
・スイス8月CPI⇒+0.1%(予想±0%,yoy)。
④日本
・第2四半期GDP⇒▲1.8%(予想▲1.8%,qoq)。
・8月工作機械受注⇒+35.6%(yoy)。
・8月消費者信頼感指数⇒41.2(予想42.3)。
・7月第3次産業活動指数⇒±0%(予想+0.2%,mom)。
・安倍首相+黒田日銀総裁の昼食会合。
⇒黒田総裁が景気の好循環の継続を強調。
⇒日銀の物価目標達成が困難と判断すれば追加施策を用意。
⑤中国
・8月貿易収支⇒+$49.8bioの黒字(予想$40bio)。
・8月PPI⇒▲1.2%(予想▲1.1%,yoy)。
・8月CPI⇒+2.0%(予想+2.2%,yoy)。
⑥豪州 / NZ
・豪7月住宅ローン件数⇒+0.3%(mom)。
・豪8月NABビジネス信頼感指数⇒8に下落。
・豪8月雇用統計
⇒失業率は6.4%から6.1%に低下。
・NZ第2四半期製造業活動指数⇒▲1.9%(qoq)。
・RBNZ(NZ中銀)8月金融政策決定会合
⇒金融政策据置き。OCR金利を3.5%に維持。
・RBNZ Wheeler総裁
⇒過去の引締めの効果を見極める時間が必要。
・NZ8月製造業指数⇒56.5(予想56.0)。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場は週後半に調整圧力が上昇。
・債券市場は下落圧力。長期金利は上昇へ。
・例外的な動きの日経平均は5日続伸で16千円が視野に。
週の終値は週の終値は15,948.29円(先週15,668.68円)。
・Dow→$16,987.51、S&P500→$1,985.54、Nasdaq→$4,567.60。
・週次ではDow→▲0.9%、S&P500→▲1.1%、Nasdaq→▲0.3%。
・米10年債利回りは、2.61%(先週2.46%)。
・米30年債利回りは、3.34%(先週3.23%)。
②商品市場
・商品市場は低迷継続。
・原油価格は、バレル単価で$92.18(先週$93.47)。
・金価格は、オンス単価で$1,230.35(先週$1,268.46)。
③為替市場
・米ドル堅調路線継続。
・コモディティ通貨の下落が加速。
・欧州通貨は対コモディティ通貨では反発。
・円安継続。ドル円は107円台へ。週内2Big Figure上昇。