2015年5月25日(月)~5月29日(金)の週の簡単なReviewです。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場失速、債券市場は上昇のバイアス(債券利回り低下)。
米第1四半期GDP改定値の下方修正等による米景気の失速観測
による利上げ観測後退が主な背景。
・日経平均は例外的な上昇で先進国市場では独り勝ち状態。
29日(金)までの11連騰は27年ぶり快挙で88年(バブル期)
の13連騰に迫る。
・日経平均は5月の18営業日のうち16日で上昇。
月次でも1月から5月まで5連騰。
(記録は2012年8月~2013年4月の9連騰)
・米Dow→$18,010.88、S&P500→$2,107.39、Nasdaq→$5,070.03)
(前週 $18,232.82 $2,126.18 $5,089.36)
(前週比 -1.2% -0.9% -0.4% )
・5月はDow→ +1%、S&P500→ +1.1%、Nasdaq→ +2.6%。
・米10年債利回りは、2.12%(前週2.21%)。
・米30年債利回りは、2.88%(前週2.99%)。
②商品市場
・全般的には景気失速感から頭打ちの展開。
・原油価格は米国の掘削料の急減を受けて週末に反発。
バレル単価で大台を回復し$60.2で越週。(前週$59.93)
・貴金属は下落。金価格はオンス単価で$1,189.66。(前週$1,205.00)
③為替市場
・USD,EUR,CHFが上昇する展開。GBPは失速。
・下落サイドはAUD,NZD,JPY。
・USDJPYは121円台から124円台へ上昇。
2007年6月の高値(124.12)もクリアして2002年以来となる
13年ぶり高値圏へ。
・5月の総括はUSDとGBPの上昇がメイン。
コモディティ通貨がアンダーパフォーマーと言う結果。
2015年5月31日日曜日
Stocks : A bit Weak Finish of the Month of May.
日経平均にばかり目が行きがちですが、他の主要市場はアノマリー的にも心配された5月をしっかり乗り切ったものの最終週のパフォーマンスは結構不安定な推移となりました。
欧州も米国も月末兼週末となった最終日に大きめの陰線を出していますね。
Sell in May and Go away と言う言葉もあって懸念された5月を乗り切った”やれやれ売り”もあったかもしれませんが、終わり方自体は決して良くないのでむしろ6月が要注意と言う気もしてきました。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
Sell in May and Go away と言う言葉もあって懸念された5月を乗り切った”やれやれ売り”もあったかもしれませんが、終わり方自体は決して良くないのでむしろ6月が要注意と言う気もしてきました。
Nikkei : 16 Wins + only 2 Losses in May.
日経平均株価チャート |
Reviewの項でも書きましたが、5月の日本株は絶好調でした。他の主要国市場に減速感や失速感も出ている中で日本株が世界市場を牽引したといっても過言ではないでしょう。
日本株上昇の背景に海外勢が日本株にサイド本腰を入れてきたという指摘もありますが、主要国市場の中で欧米市場から日本株へのシフトの動きもあるのかもしれません。
・5月はなんと18取引日のうちで下げたのは2取引日だけでした。
・29日(金)までの11連騰は27年ぶり快挙で88年(バブル期)
の13連騰に迫る勢いです。
・日経平均は5月の18営業日のうち16日で上昇。
・月次でも1月から5月まで5連騰。(記録は2012年8月~2013年4月の9連騰)
実態景気はどうなんだという懐疑派も根強いものの、業績が好調だったり賃金上昇の動きも随分広がってきました。いずれにしてもやはり株式市場が順調だと景況感はちがいますよね。
さーて・・・・どんな6月になることやら。
US Dollar Index : In Bullish Zone.
US DOLLAR INDEX |
米ドルの総合的状況を表すDXY(ドルインデックス)は、反発モードを維持して6月に入ります。
価格、モメンタム、オシレータと足並みを揃えて強気ゾーンにとどまっている状況であり、気になるダイバージェンス(不揃い)は見当たりません。
ドルインデックスは100.39水準でダブルトップを形成して93.13まで調整したあと95台後半まで反発してきました。
98ミドル、そして100台を回復していく展開になるのか、じわっとレンジに収まってVolatilityが低下するのか・・・・6月は重要月になりそうですね。
USDJPY : From 121's to 124's.
前週に119円台から121円台に上昇していたUSDJPYですが、先週はさらに上昇が加速する展開でした。今度は121円台から124円台ですね。
チャートでも一目瞭然。見事に上に抜けてきました。
2007年6月の124円12銭もクリアして2002年以来となる13年ぶり高値圏まで来ています。
日経平均も海外勢の動きに支えられているようですが、ヘッジファンド勢による日本株買い+ヘッジの円売りと言う゛2階建戦略゛が本格的に再開されているのだとすれば、125円通過も早いかもしれません・・・
麻生さん等から社交辞令的な(?)円安牽制発言も出ていましたが、あまり影響は受けていないようです。実際現状の良好な日米関係を考えれば、一部を除いて米議会全体が円安を問題視する状況にはないでしょう。円の動向は6月の注目通貨の筆頭ではないでしょうか。
USDJPY DAILY |
チャートでも一目瞭然。見事に上に抜けてきました。
2007年6月の124円12銭もクリアして2002年以来となる13年ぶり高値圏まで来ています。
日経平均も海外勢の動きに支えられているようですが、ヘッジファンド勢による日本株買い+ヘッジの円売りと言う゛2階建戦略゛が本格的に再開されているのだとすれば、125円通過も早いかもしれません・・・
麻生さん等から社交辞令的な(?)円安牽制発言も出ていましたが、あまり影響は受けていないようです。実際現状の良好な日米関係を考えれば、一部を除いて米議会全体が円安を問題視する状況にはないでしょう。円の動向は6月の注目通貨の筆頭ではないでしょうか。
JPY : Now On the Defensive Across the Board.
前週のUSDJPY上向き、クロス円下向きという状況から先週はドル円、クロス円が上昇目線で足並みを揃えてきました。
ある意味では、足並みが揃った事で先週の円安が加速したということも言えるのですが、ここへ来て一時随分と低下していた日本株上昇と為替市場の円安の相関が随分と修復されてきているので、6月も株が続伸なら円安進行、調整局面では株下落で円高という動きになりそうです。
USDJPY DAILY |
CHFJPY DAILY |
EURJPY DAILY |
GBPJPY DAILY |
Commodity Currency : Still Under Pressure.
コモディティ通貨が引続き守勢に回る展開です。
原油との相関の高いCADが比較的マシという状況ですが、南半球通貨は鋭角的な下落過程にあります。
日中のSWINGでは随分反発する局面もあるのですが、日足などで見れば着実に」陰線で終わっている・・・そしてそれが継続していることが明白ですね。
対USDでAUDは正念場で、NZDはもう下に抜けてしまっているようなチャート形状ですね・・・・
月初相場もシドニー市場、ウェリントン市場から動きがあるかもしれません。
AUDUSD DAILY |
NZDUSD DAILY |
USDCAD DAILY |
日中のSWINGでは随分反発する局面もあるのですが、日足などで見れば着実に」陰線で終わっている・・・そしてそれが継続していることが明白ですね。
対USDでAUDは正念場で、NZDはもう下に抜けてしまっているようなチャート形状ですね・・・・
月初相場もシドニー市場、ウェリントン市場から動きがあるかもしれません。
Crude Oil : Taking Out $60 Resistance.
原油価格は、バレル単価で$60を回復しての月替わりとなります。
$60は非常に手ごわい抵抗ラインとして上値を抑制しており、先週も週半ばまではむしろ反落する展開になっていましたが、月末に向けた需要と米国の掘削量が予想以上に落ち込んでいた事から週後半でしっかり上昇してきました。
6月は月初にこけなければ$60台に定着して上値にトライする展開になる可能性ありでしょう。大底は打っていますしね。
CRUDE OIL DAILY |
$60は非常に手ごわい抵抗ラインとして上値を抑制しており、先週も週半ばまではむしろ反落する展開になっていましたが、月末に向けた需要と米国の掘削量が予想以上に落ち込んでいた事から週後半でしっかり上昇してきました。
6月は月初にこけなければ$60台に定着して上値にトライする展開になる可能性ありでしょう。大底は打っていますしね。
Precious Metals : Struggling to Hold.
貴金属市場に失速感。必死に持ち堪えているイメージがありますね。
数だけ見れば陽線、陰線が拮抗しているように感じますが、最近は長い陰線と地味な陽線が並んでいる感じで、結局は下げている展開が目立ちます。
コモディティ通貨のような下落にはなっていませんが、貴金属市場も6月は踏ん張りどころですね。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
数だけ見れば陽線、陰線が拮抗しているように感じますが、最近は長い陰線と地味な陽線が並んでいる感じで、結局は下げている展開が目立ちます。
コモディティ通貨のような下落にはなっていませんが、貴金属市場も6月は踏ん張りどころですね。
Top FX Movers of the Month of May 2015.
2015年5月の月次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 月終値 月始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 月終値 月始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDUSD↓0.7099 0.7614 -515 -7.25%
2.NZDCHF↓0.6673 0.7099 -426 -6.38%
3.GBPNZD↑2.1523 2.0158 +1365 +6.34%
4.EURNZD↑1.5476 1.4732 +744 +4.81%
5.NZDCAD↓0.8831 0.9190 -359 -4.07%
6.USDJPY↑124.11 119.36 +475 +3.83%
7.AUDNZD↑1.0763 1.0377 +386 +3.59%
8.AUDUSD↓0.7642 0.7904 -262 -3.43%
9.GBPJPY↑189.68 183.25 +643 +3.39%
10.NZDJPY↓ 88.11 90.87 -276 -3.13%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ USD(3回),GBP(2回),CHF,EUR,CAD,AUD,JPY
下落通貨 ⇒ NZD(7回),JPY(2回),AUD
5月はUSDとGBPの上昇が目立ち、下落サイドではNZDとJPYの弱さが目立ちました。
円安は月末週から加速しているので月初からの動きでは目立っていないようですね。
Top FX Movers of the Week.(May 25th - May 29th 2015)
2015年5月25日(月)~5月29日(金)の週の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDCHF↓0.6673 0.6894 -221 -3.31%
2.NZDUSD↓0.7099 0.7313 -214 -3.01%
3.AUDCHF↓0.7185 0.7380 -195 -2.71%
4.EURNZD↑1.5476 1.5071 +405 +2.62%
5.AUDUSD↓0.7642 0.7830 -188 -2.46%
6.CHFJPY↑131.98 128.74 +324 +2.45%
7.EURAUD↑1.4374 1.4062 +312 +2.17%
8.USDJPY↑124.11 121.55 +256 +2.06%
9.EURJPY↑136.40 133.88 +252 +1.85%
10.GBPCHF↓1.4368 1.4605 -237 -1.65%
通貨ペアの分解は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ CHF(4回),USD(3回),EUR(3回)
下落通貨 ⇒ NZD(3回),AUD(3回),JPY(3回),GBP
先週はJPY売りが加速しましたが、南半球通貨の下落も随分勢いがあったのですね。
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2015年5月29日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。
月及び週の需給調整の最終局面でした。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
月及び週の需給調整の最終局面でした。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.AUDCHF↓0.7185 0.7208 -23 -0.32%
2.AUDCAD↓0.9508 0.9538 -30 -0.32%
3.EURAUD↑1.4374 1.4336 +38 +0.26%
4.NZDCHF↓0.6673 0.6689 -16 -0.24%
5.NZDCAD↓0.8831 0.8851 -20 -0.23%
6.GBPAUD↑1.9993 1.9950 +43 +0.22%
7.USDCHF↓ 0.9400 0.9419 -19 -0.20%
8.CHFJPY↑ 131.98 131.72 +26 +0.20%
9.USDCAD↓1.2440 1.2463 -23 -0.18%
10.EURNZD↑1.5476 1.5448 +28 +0.18%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ CHF(4回),CAD(3回),EUR(2回),GBP
下落通貨 ⇒ AUD(4回),NZD(3回),USD(2回),JPY
2015年5月24日日曜日
Review of the Week.(May 18th - May 22nd 2015)
2015年5月18日(月)~5月22日(金)の週の簡単なReviewです。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場堅調維持。債券市場は下落(利回り上昇)のバイアスが上昇。
・日経平均は力強い上昇。2万円台を回復して続伸する展開。
22日終値は、20,264.41円。(前週 19,732.92円)
・米国市場は、堅調な4月のCPI発表と「年内利上げが妥当」とする
Yellen議長発言を材料に株価はやや伸び悩む流れ。
・米Dow→$18,232.82、S&P500→$2,126.18、Nasdaq→$5,089.36)
(前週 $18,272.56 $2,122.73 $5,048.29)
(前週比 -0.2% +0.2% +0.8% )
・米10年債利回りは、2.21%(前週2.14%)。
・米30年債利回りは、2.99%(前週2.93%)
②商品市場
・先週も斑模様の展開。
・原油価格は堅調推移も貴金属などには失速感。
・原油価格はバレル単価で$59.93で越週。(前週$59.83)
・金価格はオンス単価で$1,205.00で越週。(前週$1,224.76)
③為替市場
・FRB年内利上げ可能性の上昇を背景にUSDが反発。
・EURは広範な下落圧力で前週の上昇を打ち消す展開。
・USDJPYは一気に121円台半ばへ上伸。
持続的上昇トレンドへの回帰観測も。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場堅調維持。債券市場は下落(利回り上昇)のバイアスが上昇。
・日経平均は力強い上昇。2万円台を回復して続伸する展開。
22日終値は、20,264.41円。(前週 19,732.92円)
・米国市場は、堅調な4月のCPI発表と「年内利上げが妥当」とする
Yellen議長発言を材料に株価はやや伸び悩む流れ。
・米Dow→$18,232.82、S&P500→$2,126.18、Nasdaq→$5,089.36)
(前週 $18,272.56 $2,122.73 $5,048.29)
(前週比 -0.2% +0.2% +0.8% )
・米10年債利回りは、2.21%(前週2.14%)。
・米30年債利回りは、2.99%(前週2.93%)
②商品市場
・先週も斑模様の展開。
・原油価格は堅調推移も貴金属などには失速感。
・原油価格はバレル単価で$59.93で越週。(前週$59.83)
・金価格はオンス単価で$1,205.00で越週。(前週$1,224.76)
③為替市場
・FRB年内利上げ可能性の上昇を背景にUSDが反発。
・EURは広範な下落圧力で前週の上昇を打ち消す展開。
・USDJPYは一気に121円台半ばへ上伸。
持続的上昇トレンドへの回帰観測も。
Stocks : Still Cautiously Optimistic.
株価は安定ー堅調と言って良いでしょう。アジアは強いですね。
独市場、英国市場ともに堅調。
米国市場は、DOWが小幅定価ですが、S&P500やNASDAQは堅調推移でした。
日経平均はSolidな上昇波動となりました。2万円大回復後も続伸貴重を維持していますね。黒田日銀総裁など要人発言のサポートもありましたが勢いを感じました。
何が起こるかわからないのが金融市場ですが、日柄的には危険日は乗り切った感もあって、この週末も多くの強気観測が闊歩している感じです。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
独市場、英国市場ともに堅調。
米国市場は、DOWが小幅定価ですが、S&P500やNASDAQは堅調推移でした。
日経平均はSolidな上昇波動となりました。2万円大回復後も続伸貴重を維持していますね。黒田日銀総裁など要人発言のサポートもありましたが勢いを感じました。
何が起こるかわからないのが金融市場ですが、日柄的には危険日は乗り切った感もあって、この週末も多くの強気観測が闊歩している感じです。
US Dollar Index : Staged a Good Comeback.
US Dollar Index |
先週はUS Dollar Indexがしっかり反発しました。
4月のCPIが強く、FEDのYellen議長からも年内の利上げが妥当との発言がありました。
100.39レベルの前回高値からの下落は93.13水準で終わった可能性があり、MACD等も反発の可能性を示唆する材料になりそうです。
前週に対欧州通貨で3ヶ月振り安値を更新するなど、週替わりの荒い展開なのは要注意ですが、上昇目線で継続ウォッチというところかと思います。
EUR : Weekly Yin-Yang Move......
前週に対USDで3mths Highを更新したEURでしたが、先週は大きく反落する流れでした。
まさにこの通貨に内包されるYin and Yang(陰と陽)が週替わりで表に出でくるような展開ですね。
この日次チャートも実に絶妙なラインで越週していますね。
1月ほど前にブレイクして上抜けしたあと上昇に拍車がかかった抵抗線が今回は支持線となって下値を支えて越週しているイメージです。
ここからが反発、続落の両睨みの週が始まりますね。
まさにこの通貨に内包されるYin and Yang(陰と陽)が週替わりで表に出でくるような展開ですね。
EURUSD DAILY |
この日次チャートも実に絶妙なラインで越週していますね。
1月ほど前にブレイクして上抜けしたあと上昇に拍車がかかった抵抗線が今回は支持線となって下値を支えて越週しているイメージです。
ここからが反発、続落の両睨みの週が始まりますね。
USDJPY : Up from 119's to 121's
先週のUSDJPYですが、119円台前半から立ち上がって121円台後半まで値を伸ばす展開でした。
先々週までのまるで三角関数のチャートのような真横に波打つような展開を上に抜けてきたチャート形状です。
この日足チャートでも明らかなように、既に前回高値圏に到達しているのですが、ここがレジスタンスとして立ちはだかるかどうかが今週のポイントになりそうです。
スムーズに122円台も取るようだと、久し振りに上昇が加速する展開もありかもしれないですね・・・・
USDJPY DAILY |
先々週までのまるで三角関数のチャートのような真横に波打つような展開を上に抜けてきたチャート形状です。
この日足チャートでも明らかなように、既に前回高値圏に到達しているのですが、ここがレジスタンスとして立ちはだかるかどうかが今週のポイントになりそうです。
スムーズに122円台も取るようだと、久し振りに上昇が加速する展開もありかもしれないですね・・・・
JPY Cross : Looking Down Now.
USDJPYが119円台から121円台と言う事で円安と言う印象が持たれがちですが、クロス円は失速感が強まっています。
特に週末のUSD上昇時のパフォーマンス格差と言うか、JPYは他通貨の殆どに対して比較優位にあったという事が言えそうです。
こういう状況下では、円安戦略も選択的に行う必要がありそうですね。
AUDJPY DAILY |
EURJPY DAILY |
GBPJPY DAILY |
特に週末のUSD上昇時のパフォーマンス格差と言うか、JPYは他通貨の殆どに対して比較優位にあったという事が言えそうです。
こういう状況下では、円安戦略も選択的に行う必要がありそうですね。
Crude Oil : $60 Feels Heavy Now?
長期金利の上昇トレンドに主役の座を明け渡している昨年の台風の目であった原油ですが、一応状況をチェックしておくとバレル当たり$60の水準でConsolidateしている感じです。
$40割れも視野に入れたところからの反発ですので、$60を超えていけば安値からは50%レベルの上昇ですのですごいですね。
ここは暫くConsolidationといったところかもしれません。
先週はUSDが大きく上昇した中で踏みとどまっているのですから潜在的には上昇トレンドが続いているイメージでよいのではないでしょうか。
Crude Oil Daily |
$40割れも視野に入れたところからの反発ですので、$60を超えていけば安値からは50%レベルの上昇ですのですごいですね。
ここは暫くConsolidationといったところかもしれません。
先週はUSDが大きく上昇した中で踏みとどまっているのですから潜在的には上昇トレンドが続いているイメージでよいのではないでしょうか。
Precious Metals : Holding a Breath.
貴金属の状況もUpdateしておくと・・・・小失速という感じでしょうか・・・
これまたGoldもSilverも過去の高値安値が集中する非常にPivotalな水準で越週していることがわかります。
今週はテクニカル的にはちょっとした重要週になるかもしれませんね。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
これまたGoldもSilverも過去の高値安値が集中する非常にPivotalな水準で越週していることがわかります。
今週はテクニカル的にはちょっとした重要週になるかもしれませんね。
Top FX Movers of the Week.(May 18th - May 22nd 2015)
2015年5月18日(月)~5月22日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.EURUSD↓1.1014 1.1446 -432 -3.92%
2.USDCHF↑0.9429 0.9153 +276 +2.93%
3.AUDUSD↓0.7830 0.8038 -208 -2.66%
4.EURGBP↓0.7106 0.7277 -171 -2.41%
5.USDCAD↑1.2282 1.2015 +267 +2.17%
6.EURJPY↓133.88 136.66 -278 -2.08%
7.NZDUSD↓0.7313 0.7460 -147 -2.01%
8.USDJPY↑121.55 119.39 +216 +1.78%
9.EURNZD↓1.5071 1.5328 -257 -1.71%
10.EURCAD↓1.3527 1.3752 -225 -1.66%
通貨ペアの分解は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ USD(6回),GBP,JPY,NZD,CAD
下落通貨 ⇒ EUR(5回),CHF,AUD,CAD,NZD,JPY
ラベル:
Currencies,
Editorial,
Elevator Pitch,
FX,
Geopolitics(地政学),
Intelligence,
Investment,
Market,
Trading,
外国為替市場
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2015年5月22日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.EURCAD↓1.3527 1.3577 -50 -0.37%
2.EURAUD↓1.4062 1.4104 -42 -0.30%
3.EURGBP↓0.7105 0.7126 -21 -0.30%
4.NZDCAD↓0.8975 0.8999 -24 -0.27%
5.CADCHF↑0.7676 0.7659 +17 +0.22%
6.CADJPY↑ 98.94 98.74 +20 +0.20%
7.EURUSD↓1.1014 1.1035 -21 -0.19%
8.USDCAD↓1.2282 1.2303 -21 -0.17%
9.EURJPY↓ 133.88 134.10 -22 -0.16%
10.EURCHF↓1.0387 1.0403 -16 -0.15%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ CAD(5回),AUD,GBP,USD,JPY,CHF
下落通貨 ⇒ EUR(6回),NZD,CHF,JPY,USD
2015年5月17日日曜日
Review or the Week.(May 11th - May 15th 2015)
2015年5月11日(月)~5月15日(金)の週の簡単なReviewです。
金融市場
鉱工業生産の5ヶ月連続の減少等米国経済減速の兆候を受けた斑模様の
展開。
①株式市場 / 債券市場
・株式市場は粘り腰。債券市場は頭の重い流れ。
ベースラインの長期金利上昇バイアスは継続。
・日経平均は、19,732.92円で越週。(前週19,379.19円)
・米株堅調。S&P500は、14日(木)、15日(金)と最高値でクローズ。
・米Dow→$18,272.56、S&P500→$2,122.73、Nasdaq→$5,048.29)
(前週 $18,190.65 $2,116.04 $5,003.55)
(前週比 +0.4% +0.3% +0.9% )
・米10年債利回りは、2.14%(前週2.14%)。
・米30年債利回りは、2.93%(前週2.89%)。
②商品市場
・商品市場もややまだら模様な展開。原油上昇は一服。貴金属は反発。
・原油価格はバレル単価で週中に$61台も見たが、終盤に失速。
週足は、$59.83で越週。(前週$59.46)
・金価格は、オンス単価で$1,224.76で越週。(前週$1,187.84)
③為替市場
・米経済指標の減速感によりUSD失速。欧州通貨が強い展開。
・USDは対EURで3ヶ月ぶりの安値圏で越週。
・CAD,JPYもUnderperformサイド。GBP,CHFがEURに追随して上昇。
・AUD安定。NZDは上下の振幅幅が拡大中。
金融市場
鉱工業生産の5ヶ月連続の減少等米国経済減速の兆候を受けた斑模様の
展開。
①株式市場 / 債券市場
・株式市場は粘り腰。債券市場は頭の重い流れ。
ベースラインの長期金利上昇バイアスは継続。
・日経平均は、19,732.92円で越週。(前週19,379.19円)
・米株堅調。S&P500は、14日(木)、15日(金)と最高値でクローズ。
・米Dow→$18,272.56、S&P500→$2,122.73、Nasdaq→$5,048.29)
(前週 $18,190.65 $2,116.04 $5,003.55)
(前週比 +0.4% +0.3% +0.9% )
・米10年債利回りは、2.14%(前週2.14%)。
・米30年債利回りは、2.93%(前週2.89%)。
②商品市場
・商品市場もややまだら模様な展開。原油上昇は一服。貴金属は反発。
・原油価格はバレル単価で週中に$61台も見たが、終盤に失速。
週足は、$59.83で越週。(前週$59.46)
・金価格は、オンス単価で$1,224.76で越週。(前週$1,187.84)
③為替市場
・米経済指標の減速感によりUSD失速。欧州通貨が強い展開。
・USDは対EURで3ヶ月ぶりの安値圏で越週。
・CAD,JPYもUnderperformサイド。GBP,CHFがEURに追随して上昇。
・AUD安定。NZDは上下の振幅幅が拡大中。
Global Stocks : Still Doing Well.
主要な株式市場は十分に持ち堪えているというか、米株などはS&P500の最高値更新などお見事と言える強さでした。
地域別な比較としては米国株の優位が際立っており、欧州株、日本株は劣勢ですね。
この傾向が月後半に強まっていくようだと、最後は米株市場も強気ではいられなくなるというリスクシナリオに注意したいところです。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
地域別な比較としては米国株の優位が際立っており、欧州株、日本株は劣勢ですね。
この傾向が月後半に強まっていくようだと、最後は米株市場も強気ではいられなくなるというリスクシナリオに注意したいところです。
EUR : Shining Through Uncertainty.
ギリシャ問題など非常にネガティブ材料も目立つ中でEURが堅調。EURUSDは3mth's Highを更新中という状態ですね。
最近ではドイツとギリシャ間の軋轢や欧州域内の世論がギリシャへの共感から反感に変化してきているという指摘もあるのですが、こういう火種に注意しながらもトレンドフォロー戦略ならEURのロングが最も有効でしたという悩ましい結果となっています。
EURは主要なライバル通貨にたいしても十分強いですね。
EURUSD DAILY |
EURは主要なライバル通貨にたいしても十分強いですね。
EURAUD DAILY |
EURJPY DAILY |
EURCHF DAILY |
EUROPE vs COMMODITY : Good for Swing Traders.
欧州通貨とコモディティ通貨のクロス取引が盛んなようですね。ある意味でVolatilityにリズム感もあって手が出しやすい部分もあるのではないでしょうか。(逆に火傷もしやすそうですけどね)
EURAUDとGBPAUDの日次チャートの形状が決して相似系ではないところも奥深いですね~。
個人的には一時期GBPCADを好んで追いかけていたことがありますが、こういうクロスはトレンドがわかりやすい時は本当に楽しいと言うのは間違いないですね。
足元の値動きはやはりSWINGトレード向きで、長期保有という感じではなさそうですけどね・・・・
EURAUD DAILY |
GBPAUD DAILY |
EURAUDとGBPAUDの日次チャートの形状が決して相似系ではないところも奥深いですね~。
個人的には一時期GBPCADを好んで追いかけていたことがありますが、こういうクロスはトレンドがわかりやすい時は本当に楽しいと言うのは間違いないですね。
GBPCAD DAILY |
足元の値動きはやはりSWINGトレード向きで、長期保有という感じではなさそうですけどね・・・・
NIKKEI / JPY : Getting Rougher Here.
日本市場ですが、日経平均は実体部分が非常に短い中で上髭、下髭の目立つチャートとなっています。
為替の方もUSDJPYは、それなりにVolatileな動きとなりました。
どちらもよく見ると木曜、金曜に該当する最後の2本のロウソク足で上昇、下落の大層が髭となっています。実体部分がよく見ないと見えない感じですね。
Volatlity上昇前の胎動みたいなイメージもあります・・・かね・・・。
NIKKEI DAILY |
為替の方もUSDJPYは、それなりにVolatileな動きとなりました。
USDJPY DAILY |
Volatlity上昇前の胎動みたいなイメージもあります・・・かね・・・。
Crude Oil : Taking a Breather here.
原油価格は週中で$61台まで上進していたはずですが、週足的には$59台まで失速しています。ただ、前週よりも高い水準であり、週として陽線は維持しています。
米国の鉱工業生産が5ヶ月連続の現象となるなど、世界経済の牽引役である米国経済の復活シナリオにやや懸念も出てくる展開の中で原油価格の反発トレンドも足元を掬われる形になりました。
とりあえず$65位まではあるのではと予想しているのですが、チャート的にも上昇の波形は維持できていますので、5月後半の動きを注視していきましょう。
長期的には、原油価格の大規模復活にBETしている勢力もあるようですね・・・
Crude Oil Daily |
米国の鉱工業生産が5ヶ月連続の現象となるなど、世界経済の牽引役である米国経済の復活シナリオにやや懸念も出てくる展開の中で原油価格の反発トレンドも足元を掬われる形になりました。
とりあえず$65位まではあるのではと予想しているのですが、チャート的にも上昇の波形は維持できていますので、5月後半の動きを注視していきましょう。
長期的には、原油価格の大規模復活にBETしている勢力もあるようですね・・・
Precious Metals : Fueled by Falling USD.
USDの失速を受けて貴金属は週次ベースで続伸しています。
金も銀も綺麗な上昇でしたね。
ただ、貴金属市場自体がBull相場に入った訳ではなく、USD失速の反動的な動きであることや、USDがこのまま下落し続けるイメージでもないので、追いかけて貴金属の持ち高を増やす必要はないのではないでしょうか。
機関投資家の多くもヘッジ機能として資金の一定量を主に金で持っておくという状態を維持しているようですね。
GOLD DAILY |
金も銀も綺麗な上昇でしたね。
ただ、貴金属市場自体がBull相場に入った訳ではなく、USD失速の反動的な動きであることや、USDがこのまま下落し続けるイメージでもないので、追いかけて貴金属の持ち高を増やす必要はないのではないでしょうか。
機関投資家の多くもヘッジ機能として資金の一定量を主に金で持っておくという状態を維持しているようですね。
SILVER DAILY |
CNY : How Do You Like It?
中国はまたまた金融緩和を断行するなど、経済のテコ入れに必死ですね。
この国の金融市場を考えるときには、ファンダメンタルズ、テクニカル以上に地政学やイベント的な材料を考察する必要があるのですが、ここへ来て為替市場に関しては、人民元(CNY)の爆発的上昇シナリオが再び流布され始めています。
10月にIMFなどの国際機関が各国中銀が備蓄・保有するべき通貨にCNYを追加するという憶測が強まって居るなどのイベント的な背景が主な理由です。そうなった場合・・・と言うかそれだけの理由でCNYが爆騰するもんですかね・・・・とも思うのですが、投資の世界では相応に影響力のあるレポートでも取り上げているので、当面の需給としてはCNY上昇方向のバイアスが維持されるのではないでしょうか。また為替トレーダーというよりも広範な投資マネーが動く可能性も考えておきたいところですね。チャートはCNHでこんな感じです。
う~ん。斑模様の中で確かにCNY上昇バイアス・・・最近はつばぜり合い・・・・という感じでしょうか。
ちょっときにしておきましょう。
この国の金融市場を考えるときには、ファンダメンタルズ、テクニカル以上に地政学やイベント的な材料を考察する必要があるのですが、ここへ来て為替市場に関しては、人民元(CNY)の爆発的上昇シナリオが再び流布され始めています。
10月にIMFなどの国際機関が各国中銀が備蓄・保有するべき通貨にCNYを追加するという憶測が強まって居るなどのイベント的な背景が主な理由です。そうなった場合・・・と言うかそれだけの理由でCNYが爆騰するもんですかね・・・・とも思うのですが、投資の世界では相応に影響力のあるレポートでも取り上げているので、当面の需給としてはCNY上昇方向のバイアスが維持されるのではないでしょうか。また為替トレーダーというよりも広範な投資マネーが動く可能性も考えておきたいところですね。チャートはCNHでこんな感じです。
USDCNH DAILY |
う~ん。斑模様の中で確かにCNY上昇バイアス・・・最近はつばぜり合い・・・・という感じでしょうか。
ちょっときにしておきましょう。
Top FX Movers of the Week.(May 11th - May 15th 2015)
2015年5月11日(月)~5月15日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.EURNZD↑1.5328 1.4962 +366 +2.39%
2.NZDCHF↓0.6830 0.6977 -147 -2.15%
3.GBPNZD↑2.1064 2.0614 +450 +2.14%
4.EURUSD↑1.1446 1.1210 +236 +2.06%
5.GBPUSD↑1.5727 1.5443 +284 +1.81%
6.USDCHF↓0.9153 0.9318 -165 -1.80%
7.EURJPY↑136.66 134.20 +246 +1.80%
8.AUDNZD↑1.0759 1.0588 +171 +1.59%
9.EURCAD↑1.3752 1.3541 +211 +1.53%
10.GBPJPY↑187.74 184.89 +285 +1.52%
上記通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ EUR(4回),GBP(3回),CHF(2回),AUD
下落通貨 ⇒ NZD(4回),USD(3回),JPY(2回),CAD
一週間を総括してみれば、このようにUSDが減速し、対EUR等で3ヶ月ぶりの安値をつけたということになるのですが、実際の値動きとしてはかなりChoppyではありました。USDのロング戦略が十分に機能していて、最後にポジションをひっくり返す羽目になった市場参加者も多かったのではないでしょうか。
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2015年5月15日(金)の北米市場の最後の4時間での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDCHF↓0.6830 0.6863 -33 -0.48%
2.GBPCHF↓1.4398 1.4466 -68 -0.47%
3.NZDCAD↓0.8961 0.8994 -33 -0.37%
4.EURGBP↑0.7277 0.7252 +25 +0.34%
5.GBPCAD↓1.8897 1.8956 -59 -0.31%
6.EURNZD↑1.5328 1.5284 +44 +0.29%
7.USDCHF↓0.9153 0.9178 -25 -0.27%
8.AUDCHF↓0.7358 0.7378 -20 -0.27%
9.NZDJPY↓ 89.07 89.29 -22 -0.25%
10.NZDUSD↓0.7460 0.7478 -18 -0.24%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ CHF(4回),CAD(2回),EUR(2回),JPY,USD
下落通貨 ⇒ NZD(5回),GBP(3回),USD,AUD
2015年5月10日日曜日
Review of the Week.(May 4th - May 8th 2015)
2015年5月4日(月)~5月8日(金)の週の簡単なReviewです。
最大の注目材料だった8日(金)発表の4月の米国雇用統計ですが、非農業部門雇用者数(NFP)が+223千人と予想を上回り(もっと良い予想も出ていましたが・・)、失業率も7年振りとなる5.4%に低下しました。(5.5%→5.4%)
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・不安定な株式市場が継続する中で
債券市場の価格下落(利回り上昇)バイアスが上昇中。
・日経平均は19,379.19円で越週。(前週19,536.13円)
・米Dow→$18,190.65、S&P500→$2,116.04、Nasdaq→$5,003.55)
(前週 $18,021.22 $2,108.03 $5,005.39)
(前週比 +0.9% +0.4% -0.04% )
・米10年債利回りは、2.14%(前週2.11%)。
・米30年債利回りは、2.89%(前週2.82%)。
・週末時点での米FOMCによる2015年12月の利上げ織り込み度
は51%水準。(前週末の61%からは低下)
②商品市場
・全体的に商品市場の底入れ感が上昇。
株や債券への影響に注視する必要性を指摘する分析が急増中。
・原油価格は米国の8ヶ月連続の在庫増に上値が伸び悩むも
バレル単価で$59.46で越週。(前週$59.37)
・金価格も安定推移。週足はオンス単価で$1,187.84。(前週$1,177.05)
③為替市場
・週次ベース最強通貨はGBP。
英国の選挙での与党勝利を好感。
・週末の米4月雇用統計発表後にUSDも反発するも週次では弱い展開。
・JPYはUSDJPY下落、クロスJPY上昇の斑模様の展開。
・南半球ではAUD上昇、NZDは下落の展開。
最大の注目材料だった8日(金)発表の4月の米国雇用統計ですが、非農業部門雇用者数(NFP)が+223千人と予想を上回り(もっと良い予想も出ていましたが・・)、失業率も7年振りとなる5.4%に低下しました。(5.5%→5.4%)
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・不安定な株式市場が継続する中で
債券市場の価格下落(利回り上昇)バイアスが上昇中。
・日経平均は19,379.19円で越週。(前週19,536.13円)
・米Dow→$18,190.65、S&P500→$2,116.04、Nasdaq→$5,003.55)
(前週 $18,021.22 $2,108.03 $5,005.39)
(前週比 +0.9% +0.4% -0.04% )
・米10年債利回りは、2.14%(前週2.11%)。
・米30年債利回りは、2.89%(前週2.82%)。
・週末時点での米FOMCによる2015年12月の利上げ織り込み度
は51%水準。(前週末の61%からは低下)
②商品市場
・全体的に商品市場の底入れ感が上昇。
株や債券への影響に注視する必要性を指摘する分析が急増中。
・原油価格は米国の8ヶ月連続の在庫増に上値が伸び悩むも
バレル単価で$59.46で越週。(前週$59.37)
・金価格も安定推移。週足はオンス単価で$1,187.84。(前週$1,177.05)
③為替市場
・週次ベース最強通貨はGBP。
英国の選挙での与党勝利を好感。
・週末の米4月雇用統計発表後にUSDも反発するも週次では弱い展開。
・JPYはUSDJPY下落、クロスJPY上昇の斑模様の展開。
・南半球ではAUD上昇、NZDは下落の展開。
Stocks : Resilient but Volatile
相変わらず粘り強い底力を見せる株式市場ですが、商品市場に底入れ感も強まる中で先行き不透明感も強まっています。値動き自体もかなりVolatileですね。
英国株市場は、金曜日には窓開けの上昇ですね。
米株も金曜日の雇用統計の効果が絶大です。
どのチャートにも共通するのですが、何らかの好材料に素直に反応する一方で、それがなければタラタラと上値の重い流れになる印象があります。
陰線も目立つけど、下髭も目立っていて一筋縄では下げない安定感はあります。
一歩引いて長めの目線で見ると結局は上値を切り下げてきている形状の市場が多いので悩ましいところです。
最終的には、商品市場の底打ち上昇感や債券市場の低迷(利回り上昇)と言うバイアスが持続するなら”株は5月に売れ”と言うアノマリー的格言が現実化すると思うのでマクロトレンドに要注意と言う事でしょう。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
英国株市場は、金曜日には窓開けの上昇ですね。
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
どのチャートにも共通するのですが、何らかの好材料に素直に反応する一方で、それがなければタラタラと上値の重い流れになる印象があります。
陰線も目立つけど、下髭も目立っていて一筋縄では下げない安定感はあります。
一歩引いて長めの目線で見ると結局は上値を切り下げてきている形状の市場が多いので悩ましいところです。
最終的には、商品市場の底打ち上昇感や債券市場の低迷(利回り上昇)と言うバイアスが持続するなら”株は5月に売れ”と言うアノマリー的格言が現実化すると思うのでマクロトレンドに要注意と言う事でしょう。
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