2015年6月22日(月)~6月26日(金)の週の簡単なReviewです。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・全体的には株式上値抑制、債券下落(利回り上昇)バイアス。
・中国株式市場(上海総合指数)は2週連続で金曜日に急落。
・日経平均は上下に値幅を拡大するも上抜けし約15年振り高値圏。
26日(金)の終値は20,706.15円。(前週20,174.24円)
・ITバブル期の高値20,833円(2000年4月)を超えて一時20,952円
まで上昇。1996年12月の21,001円を視野に入れる18.5年振り水準。
・米Dow→$17,947.75、S&P500→$2,101.74、Nasdaq→$5,080.51)
(前週 $18,012.28 $2,109.46 $5,117.00)
(前週比 -0.4% -0.4% -0.7% )
・米10年債利回りは、2.48%。(前週2.26%)
・米30年債利回りは、3.26%。(前週3.06%)
・米長期金利は2014年10月以来の約8ヶ月振り高水準。
②商品市場
・不安定な値動きが継続。
・前週の逆でエネルギー小反発、貴金属小反落。
・原油価格はバレル単価で$59.57で越週。(前週$59.46)
・金価格はオンス単価で$1,173.54で越週。(前週$1,200.15)
③為替市場
・ギリシャ問題に揺れる欧州情勢を見ながらの不安定な取引。
・欧州通貨が下落し、特に北米通貨が上昇する流れ。
・日経平均の好調を背景にJPY売りバイアスも観測されたが
中国株急落やギリシャ情勢懸念等もありレンジ取引に。
・IMFの警告にAUDが急落する局面も。
内容は、豪州の潜在成長率の低下リスクを指摘して構造改革
や金融緩和の必要性に言及したもの。
・NZDは2010年5月以来の安値となる0.6815まで売られて一旦
小反発へ。
2015年6月28日日曜日
Greece Thing Made Me Think..............
These Guys Look Pretty Much Like Each Other....
Yanis Varoufakis財務相(ギリシャ)
He Who Must Not Be Named
Maybe....... it really takes a wizardry to fix the whole problem there.
I am wondering who can wave a wand ?
Yanis Varoufakis財務相(ギリシャ)
He Who Must Not Be Named
Maybe....... it really takes a wizardry to fix the whole problem there.
I am wondering who can wave a wand ?
Greece : No GREXIT... but...GREXCEPT.
大人のチキンレースが進行中だけど、最後はちゃんと合意出来ると思っていたGreeceとEUの協議ですが、どうも現段階では平和裏な決着には向かっていないようですね・・・
日本経済新聞によれば、ギリシャが緊縮案の是非を問う国民投票を行うという方針がEUサイドに伝わったのはTwitterで流れたニュースだったとのことで、且つEUと交渉中の同国代表団はそれを知らなかったとのこと・・・
これはもう相当危険な状況で、誰がかの国をコントロールできているのか全くわかりませんね。
また、ユーロ圏財務相会合によるギリシャが要請した財政支援延長を拒否する声明文の末尾には
"Supported by all members of the Eurogroup except the Greek member"
(ユーログループのギリシャを除く全メンバーによる合意事項である)
と明記されていたとのことです。またギリシャのバロファキス財務相は最後まで反対したのではなく、途中で退席してしまったとの事でこれも驚きです。
GreeceのEU離脱をGreeceのExitということで、Grexitと言う造語が出来て定着もしています。
今回起きていることは、Greece抜きでのEU合意ということなので、まさにGrexceptと表記したくなりますね。こんな造語が定着したら、それこそ最悪の結末に向かうということかもしれません。
週明けから市場の反応がきになりますね。
EURUSD DAILY |
先週のEURは流石に軟調でしたが・・・・
Stay Tuned.
NIKKEI : Can It Keep Pulling Ahead from 15-Yrs' High..?
日経平均が遂にITバブル時の高値をも更新してきました。金曜日は東京市場では小反落していますが、海外時間の先物取引では反発力を示しており、順調に行けば月内にも1996年の2万1001円の高値を飲み込む勢いです。
6月26日(金)の終値は20,706.15円で前週の20,174.24円から530円程度も上昇した水準でした。
・ザラ場ではITバブル期の高値20,833円(2000年4月)を超える20,952円まで上昇し、遂にITバブル相場の後遺症も払拭(?)しました。
・まさに1996年12月の21,001円を視野に入れる18.5年振り高値水準と言えるでしょう。
ただし、環境的には、①ギリシャ問題の混迷、②中国株の急落、③JPYの上昇傾向、④欧米株にも失速感・・・・と楽観を許さない材料が目立ちます。
特に①と②は、週明け早々から一波乱も二波乱もありそうな状況ですので東京市場が始まる東京時間午前9時半までのニュースにも注意しておきましょう。
NIKKEI225 DAILY |
6月26日(金)の終値は20,706.15円で前週の20,174.24円から530円程度も上昇した水準でした。
・ザラ場ではITバブル期の高値20,833円(2000年4月)を超える20,952円まで上昇し、遂にITバブル相場の後遺症も払拭(?)しました。
・まさに1996年12月の21,001円を視野に入れる18.5年振り高値水準と言えるでしょう。
ただし、環境的には、①ギリシャ問題の混迷、②中国株の急落、③JPYの上昇傾向、④欧米株にも失速感・・・・と楽観を許さない材料が目立ちます。
特に①と②は、週明け早々から一波乱も二波乱もありそうな状況ですので東京市場が始まる東京時間午前9時半までのニュースにも注意しておきましょう。
Shanghai Composite Index : 2 Bad Finishes of the Week.
中国株の失速感が注目を集め始めました。
上海総合指数(Shanghai Composite Index) |
26日(金)も7%超の下落となり、2週連続で金曜日に崩れるという悪印象を残しています。
6月12日(金)につけたばかりの今年の高値からの下落率は19%となり、高値掴みをした人は2週間で約2割の損失という状況となりました。
主要因は、モルガンスタンレーが投資家向けに中国への追加投資は控えるべしというレポートを出した事になっていますが、キッカケは何でも良かったと言う側面もあったのかもしれません。
投資家が行動を起こす際には、ファンダメンタルズ、テクニカル、資金管理など様々な要素があるわけですが、そういうものを超越して、「上がるから買う(買っておかないとまずい)」ということ以外に説得力のある理由がなくなってくると、得てしてこう言う現象も起こりやすいということではないかと思います。
人民元の国際化の促進の為に国内市場の透明性の向上を義務付けられた格好の中国は、従来のように当局の介入や海外資本の流出入への規制が行いにくいと言う状況にあります。こういう背景にも注意しながら引き続き状況を注視していきましょう。
Stocks : Holding Breath.
混迷の度を増すギリシャ情勢などを注視しながら主要株式市場は複雑な動きをしています。日本株の絶好調と中国株の不振が対照的な中で、欧米株は何とか踏みとどまりつつ、息を潜めているという感じの値動きでした。
ギリシャ救済となれば負荷を背負う事になるドイツですが、世論も揺れる、株価も揺れる、という展開でしょう。
欧州との距離感が大きな課題となっている英国ですが、経済的な結びつきは根深いものがあり、こちらもかなり乱暴なチャートに見えます。
米株市場は、これまた週末が弱かったですね・・・週次ベースでも小幅なららマイナスのパフォーマンスでした。
6月から7月への移行の週となりますが、月末月初・・・・波乱はあるのでしょうか。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
ギリシャ救済となれば負荷を背負う事になるドイツですが、世論も揺れる、株価も揺れる、という展開でしょう。
欧州との距離感が大きな課題となっている英国ですが、経済的な結びつきは根深いものがあり、こちらもかなり乱暴なチャートに見えます。
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
6月から7月への移行の週となりますが、月末月初・・・・波乱はあるのでしょうか。
AUD : Shot Down by IMF.
先週末にAUDが大きく失速する局面がありました。
IMFによる豪州経済に対する懸念と注文の表明が引き金となったようですが、内容としては以下の点でした。
①豪州経済は構造改革がなければ潜在成長率の低下リスクあり。
②景気回復が失速する局面では中銀による金融緩和が必要。
市場はAUDロング派も少なくなかったので欧米時間にも売りが出る展開となりました。
今後は豪州の経済指標が市場予想を下回ると、このIMF発言が想起されてAUDが売られ易い展開になることが考えられるでしょう。
AUDUSD DAILY |
AUDJPY DAILY |
IMFによる豪州経済に対する懸念と注文の表明が引き金となったようですが、内容としては以下の点でした。
①豪州経済は構造改革がなければ潜在成長率の低下リスクあり。
②景気回復が失速する局面では中銀による金融緩和が必要。
市場はAUDロング派も少なくなかったので欧米時間にも売りが出る展開となりました。
AUDCAD DAILY |
NZD : Interim Bottom ?
NZDが引き続き弱い中で一旦のサポートを見つけた感じです。
と言っても対USDでは週前半は検討していますが、週末の陰線がやっぱり気になりますけどね・・・
週末にはAUD急落の煽りで対USDでも対GBPでも反発力が萎えていますね。
流石にAUDNZDの上昇は失速していますが、これはAUDサイドの敵失と言う要素が大きく、NZDサイドのファンダメンタルズには著変はないというところでしょうか。
ギリシャ問題の混迷深化で欧州が混乱し、中国株の動向で香港市場などもドタバタする展開となった場合ですが・・・・先週のように北米市場が最大の受益者となる可能性が高いのは当然として、英国、日本、そして過去には同様の状況で地政学的に距離の遠いオセアニア市場が受益者となったケースもあるのでAUDやNZDに関してはショートカバー以上の反発が見られる可能性も残るのではないでしょうか。深追いは注意ですね。
NZDUSD DAILY |
週末にはAUD急落の煽りで対USDでも対GBPでも反発力が萎えていますね。
GBPNZD DAILY |
AUDNZD DAILY |
ギリシャ問題の混迷深化で欧州が混乱し、中国株の動向で香港市場などもドタバタする展開となった場合ですが・・・・先週のように北米市場が最大の受益者となる可能性が高いのは当然として、英国、日本、そして過去には同様の状況で地政学的に距離の遠いオセアニア市場が受益者となったケースもあるのでAUDやNZDに関してはショートカバー以上の反発が見られる可能性も残るのではないでしょうか。深追いは注意ですね。
Top FX Movers of the Week.(June 22nd - June 26th 2015)
2015年6月22日(月)~6月26日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
欧州通貨とオセアニア通貨に下落圧力。北米通貨が上昇の図式です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
欧州通貨とオセアニア通貨に下落圧力。北米通貨が上昇の図式です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.USDCHF↑0.9334 0.9181 +153 +1.64%
2.EURUSD↓1.1171 1.1348 -177 -1.58%
3.AUDUSD↓0.7651 0.7770 -119 -1.56%
4.CADCHF↑0.7574 0.7479 +95 +1.25%
5.EURCAD↓1.3755 1.3925 -170 -1.24%
6.AUDCAD↓0.9423 0.9534 -111 -1.18%
7.NZDUSD↓0.6837 0.6908 -71 -1.04%
8.USDJPY↑123.85 122.67 +118 +0.95%
9.GBPCHF↑1.4697 1.4574 +123 +0.84%
10.GBPUSD↓1.5746 1.5876 -130 -0.83%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ USD(6回),CAD(3回),GBP
下落通貨 ⇒ CHF(3回),EUR(2回),AUD(2回),NZD,JPY,GBP
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2015年6月26日(金)の北米市場の最後の4時間における主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.USDCAD↓1.2314 1.2339 -25 -0.20%
2.NZDCAD↓0.8415 0.8432 -17 -0.20%
3.CADJPY↑100.56 100.36 +20 +0.20%
4.AUDCAD↓0.9423 0.9439 -16 -0.17%
5.NZDCHF↓0.6378 0.6388 -10 -0.16%
6.USDCHF↓0.9334 0.9348 -14 -0.15%
7.EURJPY↑138.36 138.16 +20 +0.14%
8.GBPCAD↓1.9386 1.9414 -28 -0.14%
9.CHFJPY↑132.64 132.45 +19 +0.14%
10.EURUSD↑1.1171 1.1155 +16 +0.14%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ CAD(5回),CHF(3回),EUR(2回)
下落通貨 ⇒ USD(3回),JPY(3回),NZD(2回),AUD,GBP
2015年6月21日日曜日
Review of the Week.(June 15th - June 19th.2015)
2015年6月15日(月)~6月19日(金)の週の簡単なReviewです。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場は不安定なConsolidationモード。
債券市場は持ち直し(利回り低下)のバイアス。
・日経平均は大きめの調整で一時2万円割れを示現。
その後持ち直して20,174.24円で越週。(前週20,407.08円)
・米Dow→$18,012.28、S&P500→$2,109.46、Nasdaq→$5,117.00)
(前週 $17,898.80 $2,094.15 $5,051.10)
(前週比 +0.6% +0.7% +1.3% )
・米10年債利回りは、2.26%(前週2.39%)。
・米30年債利回りは、3.06%(前週3.10%)
②商品市場
・ギリシャ情勢不安によりエネルギー不調、貴金属は反発の動き。
・原油価格は、バレル単価$59.46で越週。(前週$60.00)
・金価格は、オンス単価で$1,200.15で越週。(前週$1,180.86)
③為替市場
・想定的にはVolatility低調な展開。
・前週の動きが継続。NZDは続落。JPYも堅調推移。
・ギリシャ情勢が注目される中でEURは粘り腰。下げ幅限定。
・FOMCのややDovishなスタンスにUSDは上値限定の動き。
・インフレ及び賃金上昇を示唆する指標を受けてGBPが上進。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場は不安定なConsolidationモード。
債券市場は持ち直し(利回り低下)のバイアス。
・日経平均は大きめの調整で一時2万円割れを示現。
その後持ち直して20,174.24円で越週。(前週20,407.08円)
・米Dow→$18,012.28、S&P500→$2,109.46、Nasdaq→$5,117.00)
(前週 $17,898.80 $2,094.15 $5,051.10)
(前週比 +0.6% +0.7% +1.3% )
・米10年債利回りは、2.26%(前週2.39%)。
・米30年債利回りは、3.06%(前週3.10%)
②商品市場
・ギリシャ情勢不安によりエネルギー不調、貴金属は反発の動き。
・原油価格は、バレル単価$59.46で越週。(前週$60.00)
・金価格は、オンス単価で$1,200.15で越週。(前週$1,180.86)
③為替市場
・想定的にはVolatility低調な展開。
・前週の動きが継続。NZDは続落。JPYも堅調推移。
・ギリシャ情勢が注目される中でEURは粘り腰。下げ幅限定。
・FOMCのややDovishなスタンスにUSDは上値限定の動き。
・インフレ及び賃金上昇を示唆する指標を受けてGBPが上進。
Stocks : Very Volatile Now...
株式市場は引き続きVolatileな動きです。米株などは週次でも上昇していますが、相対的には株式市場の上値は限定されている状況です。
独株も英株もやけに上髭が目立つチャートになっていますね・・・
ギリシャ情勢は本当に綱渡りのような展開を見せていますが、為替市場も含めて最終的な結論が出るまでは神経戦のような鍔迫り合いのような値動きが続くのかもしれません。
5月を乗り切った株式市場ですが、6月も気が抜けない時間が続きます。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
5月を乗り切った株式市場ですが、6月も気が抜けない時間が続きます。
Nikkei @20K : Tested and Held For Now.
NIKKEI DAILY |
日経平均ですが、遂に2万円割れを試す展開となりました。18日(木)は終値でも19,990円台でしたねが、週末はしっかり2万円台に戻して越週(週足は20,174.24円)しています。
サポートラインを割り込んだ部分は一旦戻して下髭になっており、これ自体は下値が固い事を示唆していますが、最近は明らかに陰線の数が陽線の数を上回り始めており要注意ですね。
19千円台を再度試す可能性は濃厚と思いますが、ギリシャ問題などの外部要因にも注意しながら下値を見極めていくしかないでしょう。オプションの建値などを見ても警戒感は確実に高まってはいますね・・・
EUR : Greece is just a Tail of EURO dog?
ギリシャ情勢待ったなしという状況でEURが相変わらず粘っています。
対USD,JPY,AUDのチャートで見ても下値が固い印象が強いです。
一方で対CHFやGBPで見ると・・・・ちょっと見え方が違う事がわかりますね。
大きな欧州という括りからはそう大きな資金流出は起きていないものの、英国やスイスの方に流れ出ている資本は相応にはあるという事もあるのかもしれません。
(GBPに関しては別途英国景気が好調だという要因が大きいこともありますが・・)
市場にはEURの大幅下落を予想(期待といってもよいでしょう)する勢力も根強く、今のところはEURが見事に粘り続けているという展開が続いてます。
EURUSD DAILY |
EURJPY DAILY |
EURAUD DAILY |
対USD,JPY,AUDのチャートで見ても下値が固い印象が強いです。
EURCHF DAILY |
EURGBP DAILY |
大きな欧州という括りからはそう大きな資金流出は起きていないものの、英国やスイスの方に流れ出ている資本は相応にはあるという事もあるのかもしれません。
(GBPに関しては別途英国景気が好調だという要因が大きいこともありますが・・)
市場にはEURの大幅下落を予想(期待といってもよいでしょう)する勢力も根強く、今のところはEURが見事に粘り続けているという展開が続いてます。
GBP : Outstanding Strength.
先週はGBPが最強通貨でした。とにかく見事でしたね。物価と賃金の上昇圧力の強まりを示唆する経済指標に素直に相場が反応している感じです。
EURGBPのチャートも下値が重要サポートゾーンに到達しているのですが、同様に対USDでも対JPYでも直近の高値圏での推移となっています。
Trend Followerは素直にGBPロングを積んでいると思われますが、今の為替市場では非常に目立ったトレンドと言えそうですね。
Stay Tuned.
GBPUSD DAILY |
GBPJPY DAILY |
EURGBP DAILY |
Trend Followerは素直にGBPロングを積んでいると思われますが、今の為替市場では非常に目立ったトレンドと言えそうですね。
Stay Tuned.
AUDNZD : Still Worth Your Attention !
前週にポーンと音がするように上に飛び出た格好のAUDNZDですが、まだまだ見せてくれてくれています。
AUDNZD DAILY |
二度目のポーン・・・という感じでしょうか。
上抜けて、高値でもんで、また抜ける・・・
一句読んでみました・・・みたいな相場展開でしたね(笑)。
横ばいレンジを上抜けて直近の新高値を更新しながら動きですので、当面は押し目を拾ってみるべき通貨ペアではないでしょうか。
NZD : More to Go ?
NZDの下落ですが、予想以上に継続している感じです。
目下の最強通貨GBPと最弱通貨のNZDのクロスであるだけにGBPNZDのチャートはブチ切れていうというか、上方に引きちぎられるような形状ですね。
感心している場合ではないのですが・・・
目下の為替市場の台風の目とも言えるのでGBPNZDの動向は、ポジション保有の有無に限らず注視しておくと良いかもしれません。株式市場などが荒れる時にはここでも調整が起きているなどの相関はあるのではないかと思います。
NZDUSD DAILY |
GBPNZD DAILY |
AUDNZD DAILY |
感心している場合ではないのですが・・・
目下の為替市場の台風の目とも言えるのでGBPNZDの動向は、ポジション保有の有無に限らず注視しておくと良いかもしれません。株式市場などが荒れる時にはここでも調整が起きているなどの相関はあるのではないかと思います。
Precious Metals : Taking a Breather.
ギリシャ情勢リスクにyる経済混乱への懸念から原油価格などは頭打ちになる一方で通貨市場の混乱懸念もあるのか貴金属は寧ろサポートされる展開となっています。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
しかし、GOLDとSILVERでちょっとしたDivergenceも感じられるので貴金属市場が底打ちした可能性を論じる状況は整っていませんね・・・
当面はGOLDがオンス単価で先週回復した$1,200の重要ラインを維持できるかどうかに注目していきましょう。
Top FX Movers of the Week.(June 15th - June 19th 2015)
2015年6月15日(月)~6月19日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDCHF↓0.6341 0.6481 -140 -2.21%
2.GBPUSD↑1.5876 1.5554 +322 +2.03%
3.EURNZD↑1.6423 1.6108 +315 +1.92%
4.NZDJPY↓ 84.75 86.17 -142 -1.68%
5.GBPCAD↑1.9477 1.9156 +321 +1.65%
6.AUDNZD↑1.1245 1.1067 +178 +1.58%
7.GBPAUD↑2.0421 2.0122 +299 +1.46%
8.GBPJPY↑194.76 191.94 +282 +1.45%
9.NZDCAD↓0.8475 0.8594 -119 -1.40%
10.EURGBP↓0.7146 0.7234 -88 -1.23%
通貨ペアの分解結果は以下の様になります。
上昇通貨 ⇒ GBP(5回),CHF,EUR,JPY,AUD,CAD
下落通貨 ⇒ NZD(5回),USD,CAD,AUD,JPY,EUR
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2015年6月19日(金)の北米市場の最後の4時間における主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDJPY↑ 84.75 84.53 +22 +0.26%
2.USDCHF↓0.9181 0.9204 -23 -0.25%
3.GBPCHF↓1.4574 1.4609 -35 -0.24%
4.AUDJPY↑ 95.32 95.11 +21 +0.22%
5.NZDUSD↑0.6908 0.6893 +15 +0.22%
6.CADCHF↓0.7479 0.7494 -15 -0.20%
7.GBPAUD↓2.0421 2.0461 -40 -0.20%
8.AUDUSD↑0.7770 0.7755 +15 +0.19%
9.EURCHF↓1.0420 1.0440 -20 -0.19%
10.GBPNZD↓2.2977 2.3020 -43 -0.19%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ CHF(4回),NZD(3回)AUD(3回)
下落通貨 ⇒ USD(3回),GBP(3回),JPY(2回)CAD,EUR
2015年6月14日日曜日
Review of the Week.(June 8th - June 12th.2015)
2015年6月8日(月)~6月12日(金)の週の簡単なReviewです。
Pointは、黒田日銀総裁のドル高円安牽制とNZのサプライズ利下げですね。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場、債券市場ともに終わってみれば保合い展開。
週内の変動は上下ともに大きく不安定なSWING相場の様相も。
・日経平均は、20,407.08円で越週。(前週20,460.90円)
・米Dow→$17,898.80、S&P500→$2,094.15、Nasdaq→$5,051.10)
(前週 $17,849.46 $2,092.79 $5,068.46)
(前週比 +0.3% +0.06% -0.3% )
・米10年債利回りは、2.39%(前週2.40%)。
利回りは11日(木)には2.50%まで上昇。(8mths' High)
・米30年債利回りは、3.10%(前週3.10%)
利回りは11日(木)には3.227%まで上昇。(7mths' High)
②商品市場
・商品市場も保合い推移。
・原油価格はバレル単価で$60で越週。(前週$58.93)
・金価格はオンス単価で$1,180.86で越週。(前週$1,170.20)
③為替市場
・主にJPYとNZDで比較的大きめのVolatilityを観測。
・黒田日銀総裁の円安牽制発言で円が急騰する場面も。
⇒10日の「ここから更に(円安に)振れていくことはありそうにない」
という発言。後に「趣旨が曲解された」と火消し弁明も。
・NZ中銀の利下げ断行でNZDが最弱通貨。
・円上昇に加えて欧州通貨も安定しておりUSDは負け組の展開。
Pointは、黒田日銀総裁のドル高円安牽制とNZのサプライズ利下げですね。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場、債券市場ともに終わってみれば保合い展開。
週内の変動は上下ともに大きく不安定なSWING相場の様相も。
・日経平均は、20,407.08円で越週。(前週20,460.90円)
・米Dow→$17,898.80、S&P500→$2,094.15、Nasdaq→$5,051.10)
(前週 $17,849.46 $2,092.79 $5,068.46)
(前週比 +0.3% +0.06% -0.3% )
・米10年債利回りは、2.39%(前週2.40%)。
利回りは11日(木)には2.50%まで上昇。(8mths' High)
・米30年債利回りは、3.10%(前週3.10%)
利回りは11日(木)には3.227%まで上昇。(7mths' High)
②商品市場
・商品市場も保合い推移。
・原油価格はバレル単価で$60で越週。(前週$58.93)
・金価格はオンス単価で$1,180.86で越週。(前週$1,170.20)
③為替市場
・主にJPYとNZDで比較的大きめのVolatilityを観測。
・黒田日銀総裁の円安牽制発言で円が急騰する場面も。
⇒10日の「ここから更に(円安に)振れていくことはありそうにない」
という発言。後に「趣旨が曲解された」と火消し弁明も。
・NZ中銀の利下げ断行でNZDが最弱通貨。
・円上昇に加えて欧州通貨も安定しておりUSDは負け組の展開。
Stocks : Caution !?
株式市場は値幅の大きいSWING相場となっており、週次ベースで見ても上値余地の減少が感じられます。日本経済新聞でも触れていますが、テクニカル的には上値確定後の調整局面入りの可能性が指摘できる状況ですので、今後は調整の仕方がポイントになるのかもしれません。
大きな下落は回避しながら時間軸でダラダラ横ばい調整に入るか、或いはきっちり価格軸で下げを演じるパターンで来るか。
もちろん警戒論をあざ笑うような大復活だってありなんでしょうけどね。
基本的には上値追いをせずに下落したところで拾う方針を取る時期かと思います。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
大きな下落は回避しながら時間軸でダラダラ横ばい調整に入るか、或いはきっちり価格軸で下げを演じるパターンで来るか。
もちろん警戒論をあざ笑うような大復活だってありなんでしょうけどね。
基本的には上値追いをせずに下落したところで拾う方針を取る時期かと思います。
JPY : Jumped on Kuroda's Signal.
10日(水)に黒田日銀総裁の円安牽制発言でJPYが大きく反発しました。ちょっとびっくりしましたが、126円クリアも時間の問題という状況でしたので市場は大きく動揺しましたね。
発言の趣旨が曲解されたと言うような火消し発言をしていますが、財務官時代から金融市場のことを知り尽くしている黒田総裁が不用意な発言をする可能性は非常に低いはずですので、彼が加速し始めた円安のペースに懸念を持った上で意図して市場に冷水を浴びせた可能性は否定できません。125円台後半にあったUSDJPYは一気に122円台まで調整しました。
中長期的な円安シナリオは変わらないでしょうが、短期的にはまだまだ要注意でしょう。一旦125円を回復してから更なる深堀り調整で121円台などというドタバタ相場となるリスクも否定できません。
株式市場も不安定感を増していますので、海外勢が日本株の持ち高調整に動くなら為替の調整幅も拡大することになるでしょう。
発言の趣旨が曲解されたと言うような火消し発言をしていますが、財務官時代から金融市場のことを知り尽くしている黒田総裁が不用意な発言をする可能性は非常に低いはずですので、彼が加速し始めた円安のペースに懸念を持った上で意図して市場に冷水を浴びせた可能性は否定できません。125円台後半にあったUSDJPYは一気に122円台まで調整しました。
USDJPY DAILY |
中長期的な円安シナリオは変わらないでしょうが、短期的にはまだまだ要注意でしょう。一旦125円を回復してから更なる深堀り調整で121円台などというドタバタ相場となるリスクも否定できません。
株式市場も不安定感を増していますので、海外勢が日本株の持ち高調整に動くなら為替の調整幅も拡大することになるでしょう。
JPY-Crosses : Less Damaged.
黒田発言で円が急騰・・・と言いつつもクロス円の値動きは持ちこたえている感じで、USDJPY程のダメージはうけていません。USDがもともと強くないので、他通貨も対USDで上昇しているということでしょう。
実は黒田総裁は、FEDが利上げする可能性が高いというだけでUSDが上昇し続ける訳でもないだろうという発言もしており、JPY程ではないにしても他通貨の対USDでの上昇も演出したという側面もあったかもしれません。
GBPJPYなんて、見事なチャートですね・・・
AUDJPY DAILY |
CADJPY DAILY |
EURJPY DAILY |
GBPJPY DAILY |
実は黒田総裁は、FEDが利上げする可能性が高いというだけでUSDが上昇し続ける訳でもないだろうという発言もしており、JPY程ではないにしても他通貨の対USDでの上昇も演出したという側面もあったかもしれません。
GBPJPYなんて、見事なチャートですね・・・
EUR : Still Resilient.
Greece情勢も正念場と言う感じはするものの、EURのパフォーマンスは非常に安定しており、イベント期待型のEURショートは断続的にSqueezeをくらう流れが続いています。
うーん・・・EURGBPなんてどうなんだろうという見え方ではありますが、最後の陰線は妙に下髭の長いハンマー型となっており、ショートするにも引きつけて売らないと串刺しになるリスクを感じさせますね。
イベント次第では大きく下落する余地もありますが、恐らくは落ちるときには一気に下落するパターンとなると思われます。
タイミングが全てという意識で小まめにチェックする必要がありそうです。
EURUSD DAILY |
EURJPY DAILY |
EURGBP DAILY |
うーん・・・EURGBPなんてどうなんだろうという見え方ではありますが、最後の陰線は妙に下髭の長いハンマー型となっており、ショートするにも引きつけて売らないと串刺しになるリスクを感じさせますね。
イベント次第では大きく下落する余地もありますが、恐らくは落ちるときには一気に下落するパターンとなると思われます。
タイミングが全てという意識で小まめにチェックする必要がありそうです。
NZD : Nose-dive on RBNZ Rate Cut.
RBNZ(NZ中銀)がやってくれましたね・・・11日(木)にOfficial Cash Rateを3.5%から3.25%に引き下げる発表が行われ、為替市場ではNZDが急落しました。青天の霹靂という程ではないにしても市場はこの動きを織り込んでいませんでした。
日本の感覚では、まだ3%台もあるのかと感心する金利水準ですが、対USD、対GBPでもチャートがブチ切れるような値動きであったことがわかりますね。
一旦窓埋めくらいの調整はあるのでしょうが、そのあとの方向感を見極めて動きたいところですね。
NZDUSD DAILY |
GBPNZD DAILY |
日本の感覚では、まだ3%台もあるのかと感心する金利水準ですが、対USD、対GBPでもチャートがブチ切れるような値動きであったことがわかりますね。
一旦窓埋めくらいの調整はあるのでしょうが、そのあとの方向感を見極めて動きたいところですね。
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