発言の趣旨が曲解されたと言うような火消し発言をしていますが、財務官時代から金融市場のことを知り尽くしている黒田総裁が不用意な発言をする可能性は非常に低いはずですので、彼が加速し始めた円安のペースに懸念を持った上で意図して市場に冷水を浴びせた可能性は否定できません。125円台後半にあったUSDJPYは一気に122円台まで調整しました。
USDJPY DAILY |
中長期的な円安シナリオは変わらないでしょうが、短期的にはまだまだ要注意でしょう。一旦125円を回復してから更なる深堀り調整で121円台などというドタバタ相場となるリスクも否定できません。
株式市場も不安定感を増していますので、海外勢が日本株の持ち高調整に動くなら為替の調整幅も拡大することになるでしょう。