2022年3月27日日曜日

Review of the Week.(Mar.21st - Mar.25th 2022)

 2022年3月21日(月)~3月25日(金)の週の簡単なReviewです

ウクライナ情勢長期化の様相
 →露軍侵攻から一月経過、双方プロパガンダ交錯

金融市場

①株式市場 / 債券市場

主要株式市場は続伸債券市場は価格続落(利回り続伸)の動き
・日経平均株価は、28,149.84円で越週(前週26,827.43円)
・米Dow→$34,861.24、SP500→$4,543.06、Nasdaq→$14,169.30)
 (前週  $34,754.93              $4,463.12                 $13,893.84)
 (前週比   +0.305%                +1.791%             +1.983%)
・米10年債利回りは、2.479%(前週2.149%)
・米30年債利回りは、2.590%(前週2.419%)

②商品市場

商品市場は全般に前週までの調整から反発する動き
・原油価格は1バレル当たり$112.63で越週(前週$103.42)
・金価格は1オンス当たり$1,958.35で越週(前週$1,922.05)

③外国為替市場

商品価格反発等もありAUD,CAD,NZDが堅調を維持
JPYとEURの最弱通貨争いが継続、足元はJPY売りが大きなトレンドに

④暗号通貨(暗号資産)

暗号通貨(資産)は続伸
JPYの下落もあり円建価格の回復が顕著
・1BITCOIN=5,421,797円(前週4,975,305円)

【FX】 Currency Pair List for the New Week.(Mar.28th~)

2022年3月25日(金)の取引終了後の週末に整理した今週用の要注目通貨ペア候補です。

1.月足から15分足までの強いTrending Pairを5つ挙げています。
2.上昇トレンドは青下落トレンドは赤で表示。
3.Multi Time Frame表示で複数足(原則3以上)に登場する通貨ペアの背景色を揃えています。

今回もマルチタイムフレームの各時間足間に「捻じれ」のある通貨ペアは無く、トレンドが出ている通貨ペアがそのトレンド方向で複数時間足に登場するという構成になっています。

あっという間に122円台まで上昇して注目されるUSDJPYがたったの1度しかマトリクス内で登場していない事にも驚きますが、要するに今のFXトレードの狙い目は、ひたすらクロスを追いかける事です。特に「欧州vsコモディティ」のクロスが旬なのは明らかです。

Currency Strength MTF Matrix.(Mar.25th 2022)

  2022年3月25日(金)終了時の通貨強弱Multi Time Frame Matrixです


圧巻の円安の動きが続いていますが、ウクライナ情勢などを背景として不動の最弱通貨であったEURのポジションをほぼ完全にJPYが奪い取った格好です。

さらに驚くべき(?)事に短期足ではこの最弱通貨争いにCHFが参入しています。
基本構図としては、北米と南半球にお金が向かっているという事になります。

FX Market W/E Cutaway.(@Mar.25th 2022)

 2022年3月25日(金) の取引終了時点での(想定)週越えポジションの偏り具合です。

円安進行によるクロス円の一斉上昇が激しい分、逆張りのショートポジションの積み上がりが上位に並ぶ状態がより顕著になりました。

FX取引だけの話ではなく、こういう状況では間違いなく金融機関が管理する「外貨預金」残高も減少しています。長期スパンで円高時に仕込み、円安時に解約するという事実上の長期SWINGトレードのような事を行っている人々が結構居るわけです。

そういうデータを見ていると、日本人って捨てたものじゃないなと感じませんか?

DXY(US Dollar Index) : Very Stable.

 先週のDXY(US Dollar Index)は引き続き値幅も狭めな安定推移でした
DXY(US Dollar Index) DAILY

USDJPYも、あれよあれよと122円という水準まで上昇しておりますが、米ドルは堅調トーンを維持した推移を継続中ですね。

Top FX Movers of the Week.(Mar.21st - Mar.25th 2022)

 2022年3月21日(月)~3月25日(金)の週次ベース主要通貨動向です

        通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. AUDJPY ↑  91.77   88.32  +345  +3.76%

  2. CADJPY ↑  97.86   94.53  +333  +3.40%

  3. NZDJPY ↑  84.94   82.29  +265  +3.12%

  4. CHFJPY ↑131.23  127.89  +334  +2.55%

  5. GBPJPY ↑160.96  157.01  +395  +2.45%

  6. USDJPY ↑122.09  119.16  +293  +2.40%

  7. EURAUD↓1.4615  1.4907   -292  -2.00%

  8. EURJPY ↑134.12  131.66  +246  +1.83%

  9. EURCAD↓1.3705  1.3928   -223   -1.63%

10. AUDUSD↑0.7516  0.7415  +101  +1.34%

上昇通貨 ⇒ AUD(3回),CAD(2回),NZD,CHF,GBP,USD,EUR
下落通貨 ⇒ JPY(7回),EUR(2回),USD

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

 2022年3月25日(金)北米時間の最終4時間での主要通貨動向です

       通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. NZDCAD↓0.8681  0.8693  -12  -0.14%

  2. CADJPY ↑ 97.86    97.73   +13  +0.13%

  3. GBPCAD↓1.6448  1.6469  -21  -0.13%

  4. EURCAD↓1.3705  1.3719  -14  -0.10%

  5. AUDCAD↓0.9378  0.9387   -9   -0.10%

  6. USDCAD↓1.2477  1.2486   -9   -0.07%

  7. NZDUSD↓0.6957  0.6962   -5   -0.07%

  8. CADCHF↑0.7457  0.7452   +5  +0.07%

  9. NZDCHF↓0.6473  0.6477   -4   -0.06%

10. CHFJPY ↑131.23  131.16  +7  +0.05%

上昇通貨 ⇒ CAD(7回),CHF(2回),USD
下落通貨 ⇒ NZD(3回),JPY(2回),GBP,EUR,AUD,USD,CHF

GLOBAL STOCKS : Stable at the moment.

 前週のSolidな反発相場を引き継いで、先週の主要株式市場は落ち着いた安定推移でした。
DAX30 DAILY

FTSE100 DAILY
物凄い「V字」回復ですが、やはりチャート的にダメージを受けているのも事実です。まだまだ完全修復にはほど遠いとも言えそうですね。
US DOW DAILY

US S&P500 DAILY

NIKKEI225 DAILY


VIX :  Lower Again.

 株式市場の安定的な回復基調を背景にVIX指数は先週も続落となりました。
VIX DAILY

結構な「落ちっぷり」・・ですね。

CRUDE OIL : Bullish

 原油価格は堅調推移中ですが、実際にこれが急落するようなシナリオは短期的には描き難いのが実情ですね。
CRUDE OIL DAILY


PRECIOUS METALS : Positive Note

 貴金属価格は安定推移を継続中です。先行きの強気予想も定着してきました。
GOLD DAILY

SILVER DAILY
引き続きSILVERの完全ブル転待ちと思っています。

CRYPTO CURRENCY : Keep Edging Up.

 先週の暗号通貨(資産)は、安定的な続伸相場でした
BITCOIN/USD DAILY

ETHEREUM/USD DAILY
USDも堅調推移なので、他通貨建てにすると、チャートはより鋭角的な上昇角度となります。

LITECOIN/USD DAILY

2022年3月20日日曜日

Review of the Week.(Mar.14th - Mar.18th 2022)

 2022年3月14日(月)~3月18日(金)の週の簡単なReviewです

*ウクライナ情勢引き続き緊迫
 →不透明感も強いが両国間の停戦交渉も継続
  トルコも停戦合意にむけた仲介努力を継続
 →米が中国のロシア支援の可能性を牽制

*米3月FOMCでゼロ金利政策に終止符
 →政策金利(FF金利)を0.25%引上げ:0.25%~0.50%へ
 →2020年3月来のゼロ金利政策を解除
 →2022年の利上げは今回含めて7回、2023年は3回~4回
  のシナリオを開示

金融市場

①株式市場 / 債券市場

主要株式市場は足並みを揃えて反発、
 債券市場は価格続落(利回り続伸)の動き
・日経平均株は26,827.43円で越週(前週25,162.78円)
・米Dow→$34,754.93、SP500→$4,463.12、Nasdaq→$13,893.84)
 (前週  $32,944.19              $4,204.31                 $12,843.81)
 (前週比    +5.50%                 +6.16%             +8.18%)
・米10年債利回りは、2.149%(前週1.995%)
・米30年債利回りは、2.419%(前週2.357%)

②商品市場

商品市場は全般に高値圏からの調整(反落)が継続
・原油価格は1バレル当たり$103.42で越週(前週$109.15)
・金価格は1オンス当たり$1,922.05で越週(前週$1,988.40)

③外国為替市場

南半球通貨(AUD,NZD)の堅調相場に回帰
前週に続きJPYが最弱通貨,USD,CHFも下落サイドへ

④暗号通貨(暗号資産)

・暗号通貨(資産)は数週間振りに反発の展開
・1BITCOIN=4,975,305円(前週4,572,028円)

【FX】 Currency Pair List for the New Week.(Mar.21st~)

 2022年3月18日(金)の取引終了後の週末に整理した今週用の要注目通貨ペア候補です。

1.月足から15分足までの強いTrending Pairを5つ挙げています。
2.上昇トレンドは青下落トレンドは赤で表示。
3.Multi Time Frame表示で複数足(原則3以上)に登場する通貨ペアの背景色を揃えています。

先週に続いて今回のMTFマトリクスにも時間足間の捻じれが見られる通貨ペアはなさそうです。

Currency Strength MTF Matrix.(Mar.18th 2022)

 2022年3月18日(金)終了時の通貨強弱Multi Time Frame Matrixです。


各時間足でJPYとEURが最弱通貨を競い合っている事が判りますが、短期ゾーンにおいてはそこにUSDが参戦しています。

最大の材料であるウクライナ情勢や主要国経済のインフレ圧力が小康状態的なフェーズに入っているイメージの中で通貨の強弱マトリクスも結構ばらけてきました。

FX Market W/E Cutaway.(@Mar.18th 2022)

 2022年3月18日(金) の取引終了時点での(想定)週越えポジションの偏り具合です。

円安への逆張りポジションが上位に並んできました。
また南半球通貨がどこかで反落して来る事を期待したポジションも持ち越されている事が判ります。

DXY(US DOLLAR INDEX) : Treading Water

 先週のDXY(US DOLLAR INDEX)は、高値圏水準での横ばい推移でした。
DXY(US DOLLAR INDEX) DAILY

安定推移と言えましょうが、高値水準でありチャート的にも上値が重い印象は残りますね。

Top FX Movers of the Week.(Mar.14th - Mar.18th 2022)

 2022年3月14日(月)~3月18日(金)の週次ベース主要通貨動向です

        通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. AUDJPY ↑ 88.32   85.56  +276  +3.12%

  2. NZDJPY ↑ 82.29   79.90  +239  +2.90%

  3. EURJPY ↑131.66 128.04 +362  +2.75%

  4. CADJPY ↑ 94.53   92.01  +252  +2.67%

  5. GBPJPY ↑157.01 152.93 +408  +2.60%

  6. CHFJPY ↑127.89 125.47 +242  +1.89%

  7. AUDUSD↑0.7415 0.7294 +121  +1.63%

  8. USDJPY ↑119.16 117.29 +187  +1.57%

  9. NZDUSD↑0.6906 0.6812  +94   +1.36%

10. AUDCHF↑0.6907  0.6819 +88   +1.27%

上昇通貨 ⇒ AUD(3回),NZD(2回),EUR,CAD,GBP,CHF,USD
下落通貨 ⇒ JPY(7回),USD(2回),CHF

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

 2022年3月18日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です

       通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. EURCAD↓1.3928  1.3959  -31  -0.22%

  2. GBPCAD↓1.6610  1.6644  -34  -0.20%

  3. EURCHF↓1.0296  1.0313  -17  -0.17%

  4. GBPCHF↓1.2278  1.2296  -18  -0.15%

  5. USDCAD↓1.2603  1.2620  -17  -0.13%

  6. EURAUD↓1.4907  1.4927  -20  -0.13%

  7. CADJPY ↑ 94.53    94.41  +12 +0.13%

  8. GBPAUD↓1.7776  1.7798  -22  -0.12%

  9. NZDCAD↓0.8705  0.8715  -10  -0.11%

10. EURNZD↓1.6000  1.6017  -17  -0.11%

上昇通貨 ⇒ CAD(5回),CHF(2回),AUD(2回),NZD
下落通貨 ⇒ EUR(4回),GBP(3回),USD,JPY,NZD

GLOBAL STOCKS :  Coming Back.

 先週の主要株式市場はモメンタムを伴うしっかりした反発相場となりました
DAX30 DAILY

FTSE100 DAILY
日本株もしっかりと食らいついてきましたね。
US DOW DAILY

US S&P500 DAILY

NIKKEI225 DAILY


VIX :  Much Lower.

 先週のVIX指数は株式市場の力強い反発を受けて大きく水準を下げてきました
VIX DAILY

何時ものことながら落ちる時も速いですね・・

CRUDE OIL : Above $100 Consolidation.

 先週の原油価格は高値圏での安定推移でした。今の地政学の環境下では、中々バレル単価で$100を割り込みにくい状況が続きます。
CRUDE OIL DAILY

感心している場合ではありませんが、ダイナミックなチャート形状が印象的ですね。

PRECIOUS METALS : Consolidation

 先週の貴金属価格は、失速、調整と言った流れとなりました
GOLD DAILY

SILVER DAILY

綺麗なプルバックとなっており、このあたりから再上昇出来ると綺麗なチャートになるイメージではありますね。

CRYPTO CURRENCY : Creeping Up.

 すっかりリスク資産の一角として株式市場等と高い相関で動くようになった暗号通貨(資産)ですが、先週の株式市場の回復と歩調を合わせてしっかり上昇してきました。
BITCOIN/USD DAILY


ETHEREUM/USD DAILYえ
足元では日本円が最弱通貨となっている為、円建ての価格はより鋭角的な反発となっています。
LITECOIN/USD DAILY

2022年3月13日日曜日

Review of the Week.(Mar.7th - Mar.11th 2022)

 2022年3月7日(月)~3月11日(金)の週の簡単なReviewです

*ウクライナ情勢の緊張続く
 →停戦交渉、外相会談など不発,首都決戦間近の様相
 →国連等の国際的枠組み、西側諸国の対ロ経済制裁強化

*カナダ2月雇用データが大幅改善
 →雇用者数は+336.6千人で2020年9月来の最大値
 →失業率は5.5%に大幅低下(前月6.5%)
  2019年6月来の最低水準

*米 Biden大統領が米政府のデジタル資産への対応に関する
 大統領令に署名
 →省庁毎の温度差改善、共通戦略の下で前進する方針
 →消費者保護、不正対策対策、リスク緩和を志向

金融市場

①株式市場 / 債券市場

主要株式市場は欧州市場が反発するも米、日は続落
 債券市場は価格反落(利回り反発)の動き
・日経平均株価は25,162.78円(前週25,985.47円)
・米Dow→$32,944.19、SP500→$4,204.31、Nasdaq→$12,843.81)
 (前週  $33,614.80              $4,328.87                 $13,313.44)
 (前週比    -1.99%                 -2.88%             -3.53%)
・米10年債利回りは、1.995%(前週1.732%)
・米30年債利回りは、2.357%(前週2.150%)

②商品市場

商品市場は調整圧力あるも高値圏で斑模様の展開
・原油価格は1バレル当たり$109.15で越週(前週$115.02)
・金価格は1オンス当たり$1,988.40で越週(前週$1,970.75)

③外国為替市場

外国為替市場の通貨強弱は調整色の強い展開
ウクライナ危機で売り込まれていたEURが反発
 北米通貨(USD,CAD)が堅調
CHF,JPYは反落の流れ
 JPYが週次で最弱通貨に

④暗号通貨(暗号資産)

暗号通貨(資産)は、比較的狭いレンジの保合い推移
・1BITCOIN=4,572,028円(前週4,478,372円)

【FX】 Currency Pair List for the New Week.(Mar.14th~)

 2022年3月11日(金)の取引終了後の週末に整理した今週用の要注目通貨ペア候補です

1.月足から15分足までの強いTrending Pairを5つ挙げています。
2.上昇トレンドは青下落トレンドは赤で表示。
3.Multi Time Frame表示で複数足(原則3以上)に登場する通貨ペアの背景色を揃えています

今回のMTFマトリクスには確率高く仕掛けられそうな捻じれは無いようですね・・・

Currency Strength MTF Matrix.(Mar.11th 2022)

  2022年3月11日(金)終了時の通貨強弱Multi Time Frame Matrixです


ウクライナ情勢が好転・改善しているようには思えませんが、圧倒的なCHFの強さ、圧倒的なEURの弱さんどに対しては縮小バイアスがかかり続けているようです。

実際のところEURCHFをショートにしておいて気が付くと利が乗っているという時期もあったのですが、どうやらそういう段階は過ぎてしまったようですね。

FX Market W/E Cutaway.(@Mar.11th 2022)

 2022年3月11日(金) の取引終了時点での(想定)週越えポジションの偏り具合です


南半球通貨の上昇に対する逆張りポジションは結構解消されていると思われます。

先週は終盤に一気に進行した感のある円安に対する逆張りポジションが膨らんで越週している事が判ります。ここ暫く弱いGBPへの反発期待のポジションも多そうですね。

DXY(US DOLLAR INDEX) : Strong USD is here.

 DXY(US DOLLAR INDEX)は、先週も追い風を失うことなく上伸となっています。
DXY(US DOLLAR INDEX) DAILY

”ぎこちない上昇”と思って見てきましたが、金利上昇やウクライナ紛争で欧州から非難する資本も流入しているという背景もあるかもしれません。


Top FX Movers of the Week.(Mar.7th - Mar.11th 2022)

 2022年3月7日(月)~3月11日(金)の週次ベース主要通貨動向です

        通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. USDJPY↑117.29  114.86  +243  +2.07%

  2. CADJPY↑  92.01    90.19  +182  +1.98%

  3. EURJPY↑128.04  125.55  +249  +1.94%

  4. USDCHF↑0.9349 0.9169  +180  +1.93%

  5. CADCHF↑0.7333 0.7200  +133  +1.81%

  6. EURCHF↑1.0205 1.0023  +182  +1.78%

  7. GBPUSD↓1.3040 1.3234   -194  -1.49%

  8. GBPCAD↓1.6622 1.6855   -233  -1.40%

  9. NZDJPY ↑  79.90   78.81  +109  +1.36%

10. EURGBP↑0.8372  0.8260  +112  +1.34%

上昇通貨 ⇒ USD(3回),CAD(3回),EUR(3回),NZD
下落通貨 ⇒ JPY(4回),CHF(3回),GBP(3回)

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

 2022年3月11日(金)の北米時間の最終4時間での主要通貨です

       通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. EURCAD↑1.3915  1.3898  +17 +0.12%

  2. AUDUSD↓0.7294  0.7302   -8   -0.11%

  3. USDCAD↑1.2744  1.2731  +13 +0.10%

  4. EURAUD↑1.4964  1.4949  +15 +0.10%

  5. GBPCAD↑1.6622  1.6606  +16 +0.10%

  6. USDCHF↑0.9349  0.9341   +8  +0.09%

  7. EURCHF↑1.0205  1.0197   +8  +0.08%

  8. EURJPY ↑128.04  127.94  +10 +0.08%

  9. USDJPY ↑117.29  117.20   +9  +0.08%

10. NZDJPY ↑  79.90    79.84   +6  +0.08%

上昇通貨 ⇒ EUR(4回),USD(4回),GBP,NZD
下落通貨 ⇒ CAD(3回),JPY(3回),AUD(2回),CHF(2回)

GLOBAL STOCKS :  Cautious Trading

 先週の主要株式市場はウクライナ情勢で大きく下げていた欧州市場に一定の反発が見られた一方で、米国史上や日本市場は続落という展開でした。
DAX30 DAILY

FTSE100 DAILY
どこもチャート形状はベア転という状況ですが、日本株がある意味一番クリアなベアチャートになっている事には複雑な気持ちになりますね・・
US DOW DAILY

US S&P500 DAILY

NIKKEI225 DAILY


VIX :  A bit Subdued

 株式市場も実際的には”何でもあり状態”なのでVIX指数も大きくは下がりにくい状態が長期化するリスクが大きいと思いますが、先週の動きとしては調整的な下落と言った感じです。
VIX DAILY


CRUDE OIL : A bit Off-Peak.

 戦争ファクターも大きい状況下で、原油価格は予測も制御も困難な状況ですが、週次ベースでは調整的な展開となっています。
CRUDE OIL DAILY

今回の急騰における高値からは調整してきましたが、依然1バレル当たり$109台と高水準での攻防が続いています。

ウクライナ情勢、対ロ経済制裁などを考えても依然として大きなリスクは上昇方向という事になります。

PRECIOUS METALS : Stable

 先週の貴金属価格は堅調推移を維持しています。
GOLD DAILY

SILVER DAILY
週内の値幅も結構出ており活発な取引を感じさせますが、週次ベースで続伸となっています。

CRYPTO CURRENCY : Still Holding Breath.

 先週の暗号通貨(資産)は、不安定ながら狭い範囲のレンジ取引となりました。米国のBiden大統領が政権内でデジタル資産に関する共通戦略を共有して前進していく旨の大統領令に署名するというイベントがあり、事前に財務省高官から画期的な内容を示唆する情報も出されて期待感が盛り上がるという展開もありましたが、直近レンジを抜けるほどのインパクトはありませんでした。
BITCOIN/USD DAILY

”デジタルドル”の話も出ていますが、暗号資産にはポジティブ要素との見解が多い一方で、Bitcoinに代表される既存の各通貨への影響に関しては定見が無く、どこかで大きな材料になってくる可能性が高いと思われます。
ETHEREUM/USD DAILY

LITECOIN/USD DAILY


2022年3月6日日曜日

Review of the Week.(Feb.28th ~ Mar.4th 2022)

 2022年2月28日(月)~3月4日(金)の週の簡単なReviewです

*ウクライナ情勢緊迫化
 →欧米等ロシア主要銀をSWIFTから除外
 →原発空爆報道、核使用可能性への言及、首都キーフ決戦間近
 →ベラルーシ軍がロシア軍に加勢、各国のウクライナ支援急増

*米2月雇用統計:雇用者数が大きく増加するなど堅調な内容
 →NFP(非農業部門就業者数)は+678千人(予想+423千人)
  1月分、2月分も上方修正
 →失業率は3.8%に低下(予想3.9%、前月4.0%)

金融市場

①株式市場  /  債券市場

主要株式市場は紛争地である欧州市場を中心に大幅な下落
 債券市場は価格反発(利回り反落)の流れ
・日経平均株価は25,985.47円で越週(前週26,476.50円)
・米Dow→$33,614.80、SP500→$4,328.87、Nasdaq→$13,313.44)
 (前週  $34,058.75              $4,384.65                 $13,694.52)
 (前週比    -1.30%                  -1.27%             -2.78%)
・米10年債利回りは、1.732%(前週1.963%)
・米30年債利回りは、2.160%(前週2.275%)

②商品市場

商品市場は大幅な上昇
・原油価格は1バレル当たり$115.02で越週(前週$91.93)
 ウクライナの原発への空爆報道などで急騰
・金価格は1オンス当たり$1,970.75で越週(前週$1,898.40)

③外国為替市場

ウクライナ情勢の緊迫を受けて欧州通貨に売り圧力
 EURが最弱通貨、GBPも負組
地理的な優位性も背景に南半球通貨(AUD,NZD)が上伸
CHF,JPY,USDも堅調な推移

④暗号通貨(暗号資産)

先週も回復基調が先行するも週末前に大幅な下落で越週のパターン
・1BITCOIN=4,478,372円(前週4,530,687円)

【FX】 Currency Pair List for the New Week.(Mar.7th~)

 2022年3月4日(金)の取引終了後の週末に整理した今週用の要注目通貨ペア候補です

1.月足から15分足までの強いTrending Pairを5つ挙げています。
2.上昇トレンドは青下落トレンドは赤で表示。
3.Multi Time Frame表示で複数足(原則3以上)に登場する通貨ペアの背景色を揃えています

ウクライナ情勢が落ち着くまでは教科書的なMulti Time Frameの分析は平常時のような意味は持たないかもしれません。捻じれなどよりも今は長期足におけるEURCHFやEURAUDなどがBand-Walk状態であることを確認し、1段~2段ほど時間軸を落としたチャートで仕掛ける水準やタイミングを探るという感じでしょうか。

Currency Strength MTF Matrix.(Mar.4th 2022)

  2022年3月4日(金)終了時の通貨強弱Multi Time Frame Matrixです


永世中立国通貨のCHFの圧巻の強さは不変。USD,JPYも復活・上伸してきました。

EURの弱さが際立ちますが、短期足では流石に買い戻しも入って越週したようです。