2011年5月22日日曜日

Top FX Movers Last Week.

どうも最近は同じようなパターンが目立つような気がしますね。

週末にユーロや株が下落した後に翌週の前半には押し目買いが先行して相場が回復し、何となく安心感が漂う感じでオプション市場のVolatilityが下落するのですが後半から特に終盤にかけて結局はリスク回避的なバイアスが復活して相場が反落するという展開がパターン化してきました。

先週も序盤は前週の戻しと欧州のソブリン問題に対する改善期待からユーロが戻す展開となりましたが、週末にFitchがギリシャの格付けを一気に3段階引き下げた事から市場が目を覚ましたようにユーロ売りに走って越週しています。
 
今回のBB+⇒B+と言う下げ方も結構エグイと思うのですが、これは投資適格グレードの4段階下になります。更にノルウェイ、アイスランド、リヒテンシュタインが既にギリシャに渡された援助資金が適正に使用されているかどうかが不透明であるとして追加の援助スキームへの出資をサスペンドするという意向を表明した事で一旦ユーロが反発するシナリオはかなり苦しくなったと思います。

では、先週の主要通貨ペアの動きを整理してみます。

     通貨ペア 先週終値 前週終値 変動幅(pips) 変動率


①CHFJPY↑ 93.09      90.45      +264         +2.84%

②CADCHF↓0.9002   0.9208     -206           -2.29%

③NZDJPY↑ 64.95     63.53       +142         +2.19%

④AUDJPY↑ 87.10     85.39       +171         +1.96%

⑤USDCHF↓0.8769   0.8924      -155          -1.77%

⑥NZDCAD↑0.7740  0.7618     +122          +1.58%

⑦GBPCHF↓1.4238   1.4454     -216           -1.52%

⑧EURCHF↓1.2422   1.2601    -179           -1.44%

⑨EURJPY↑ 115.65   114.01   +164           +1.42%

⑩AUDCAD↑1.0376  1.0229   +147           +1.42%

上昇サイドでの登場回数はCHF5回,NZD2回,AUD2回でEURが1回でした。
下落サイドはJPY4回,CAD3回,USD,GBP,EURが1回ずつになっています。

ここで目を引くのが円の弱さですね。ドル円は今ひとつの状況が続いていますが特に週の前半にクロス円が大きく上昇しました。勢いは無いのですが持続的な円安でしたので週が変わってどうなるかに注目しています。

今週は週末の材料でユーロ下落が週初から走るのかどうか、そして目立たないけど終わってみれば円安と言う流れが続くのかどうかに注目していきましょう。

2011年5月16日月曜日

Top FX Movers Last Week.

後ろの百太郎の影に怯えながら作業しております。同様の経験をした方々からメールも頂きましたが不埒な世の中の動向については、また改めて考えてみたいと思います。

先週は前半はリスク資産市場の反発が先行しましたが、後半に株式市場、商品市場、為替市場とリスク回避バイアスが再台頭してVolatilityが上昇、米ドル、日本円が上昇する展開でした。

5月10日時点の最新のCFTC(シカゴ先物市場)の建て玉を見ても米ドルのショートポジションは$35bio⇒$27.7bioと大幅に減少しており、中でも日本円のポジションが6週間振りにロング転しています。ユーロのロングは40%減少、英国ポンドのロングは42%減少、豪ドルも21%、カナダドルも32%ロングポジションが減少しました。

欧州についてはECBの利上げバイアスが後退し、周縁国のソブリン問題に焦点が回帰しており、英国でも利上げ観測が後退しています。ドルと円の復権の継続性に注目しつつ先週の通貨変動を見てみましょう。

      通貨ペア     先週終値   前週終値  値幅(pips) 値幅(%)



①USDCHF↑0.8924     0.8776    +148       +1.66%

②CHFJPY↓ 90.45       91.70       -125        -1.38%

③EURUSD↓1.4117    1.4311     -194         -1.37%

④CADCHF↑0.9208    0.9086    +122        +1.32%

⑤EURCAD↓1.3666    1.3831     -165         -1.21%

⑥AUDUSD↓1.0570    1.0696     -126         -1.19%

⑦EURJPY↓114.01     115.36     -135         -1.18%

⑧NZDCHF↑0.7020   0.6940     +80          +1.14%

⑨AUDCAD↓1.0229  1.0335     -106          -1.04%

⑩GBPUSD↓1.6195   1.6362     -167          -1.03%

上昇サイドでの登場回数はUSD4回,JPY2回,CAD3回,NZDが1回となっています。USDとCADという北米通貨の上昇が10ペアのうちの7ペアを占めているのは凄い事です。円も気を吐いていますね。

下落サイドではCHF4回,EUR3回,AUD2回,GBPが1回です。EUR,GBP,CHFと欧州通貨が揃い踏みしていますが、CHFは安全資産として買われても良いような気がするのですが相場とは難しいものです。CHFは世界中がロングにしてしまっているのでドル反発で巻き戻しが入りやすかったと言う事でしょうか。AUDも小反発を繰り返しながら暫く下向きになりそうですね。

日本人のリテールポジションは圧倒的にAUD円の買いから入る傾向が強いのですが、個々から暫くの間は押し目で買えたなら反発局面では確実に利益確定をしておくべきでしょう。


振幅はあるでしょうが、米ドルの反発期間は数ヶ月規模になると見ています。

2011年5月9日月曜日

うしろの百太郎?

こういう事が起こるのか・・・・という感じなのですが、どうもPCがやられてしまいました。

誰かが(あるいはプログラムか・・)何かをしているようで自室のPCの設定が勝手に変わり続けており、動きを確認・監視しようとしたらタスクマネージャーが無効になっていました。

Task Manager has been disabled by your administrator.

と出るのですがいろいろ調べて強制的に復活させたりしていますが、今度は何をやっても異様に動かないという状況が続いており、流石に一旦戦線を撤退することにしました。
 調査過程では、タスクマネージャーの復活は出来ても自分が認識していないのに無効になっていたのならほぼ間違いなくウィルス感染を疑いなさいとなっていました。

うしろの百太郎・・という昔流行っていた少し怖い漫画を思い出しました。自分のPCに誰かがアドミニストレーター格で同居しているようなので・・・

これは別のPCで書いているのですが、ちょっと困りました・・・・

2011年5月8日日曜日

Top FX Movers Last Week.

欧米のイースターから日本の黄金週間に跨り、最後に米雇用統計というイベントもあった先週の金融市場ではマグマが噴出すような大調整がありました。

貴金属を初めとした商品市場や株式市場では調整が調整を呼ぶ暴風雨が吹き荒れる中で為替市場ではドルと円が大きく反発しています。
 商品市場の調整がAUDやNZDを蝕み、木曜日のECBで"Strong Vigilance"という利上げの露払い役を果たしてきた文言が抜け落ちていた事でEURが転覆。円高についても野田大臣から足元の円高は3月の協調介入の時とは状況が違うという発言が出た事で一気に80円割れを演出する展開となりました。

週末には米雇用統計が強めと解釈出来る内容だったことやこのタイミングでギリシャが統合欧州からの離脱を検討しているとの報道などでEURが続落していますが、円高のトーンは一服しておりドル円は80円台後半での越週となっています。

以上、整理するとこういう感じでした。

        通貨ペア    先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)

①EURUSD ↓ 1.4312    1.4802    -490       -3.42%

②AUDJPY↓   86.19      88.94     -275        -3.19%

③NZDJPY↓   63.66      65.67     -201        -3.16%

④CADJPY↓   83.38      85.85     -247        -2.96%

⑤GBPJPY↓   131.88    135.57    -369        -2.80%

⑥AUDUSD↓ 1.0696    1.0966    -270        -2.52%

⑦NZDUSD↓ 0.7896     0.8092   -196        -2.48%

⑧CHFJPY↓  91.70       93.77     -207        -2.26%

⑨USDCAD↑0.9660     0.9444   +216      +2.24%

⑩GBPUSD↓1.6362     1.6704    -342       -2.09%

変動の大きかった10ペアはUSDの上昇と円の上昇が5回ずつとなっており、この2通貨両方に対して大きく下落したのがAUD,NZD,CAD,GBPで対USD,対JPYで2度ずつ登場しており、その他はEURが対USD,CHFが対JPYで一度ずつとなっています。

広範な資産市場の取り崩しとなった事で総合的には資源国通貨のダメージが欧州通貨よりも目立つ格好です。個人的にはEURなどの下落を注目してしまいがちなのですが総合的にはAUD等のほうが下落が大きいのですね。CHFJPYがこれだけ下落するのも久し振りだと思います。

やっちゃった感の漂う週末となっていますが、今週もかなりのVolatilityになるのではないでしょうか。

2011年5月5日木曜日

Paradigm-shift.....that is?

以下は”危険なパラダイム”と言う事で某所に書いた内容です。
日本が連休中の今週の動きは調整色の強いものですが、よく見極めていきましょう。
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足元のユーロの強さは想定以上のものであり、ユーロブルに転向する人が増えていることも無理からぬ事だと感じているのですが、為替市場に限らずここ数週間で意外な大物達によるメイン戦略とシナリオの転換が相次いでいる事には驚いています。

 米株上昇をベアマーケットラリーと公言し続けてきた著名投資家達を例に取るとRichard Russell(The Dow Theory Letter)のブル転を皮切りに、David Rosenberg(Gluskin Sheff)は株式市場は聖杯(Holy Grail)を獲得したとまで言い出し、大御所格のJeremy Grantham(GMO)が金融市場ではパラダイムシフトが起きているとして貴金属、コモディティの大幅続伸とドルの続落をメインシナリオに据える戦略への大転換を宣言して世間を驚かせたのはつい先週の事でした。

 マーケットタイマーとしての自身の名声を高めてきた”Mean Reversion”(トレンドラインへの回帰理論)が機能しなくなっている要因を市場のパラダイムの変動に求めるGranthamの説明には一定の説得力がありますが、為替市場でも世界中の投資家にとっての為替リスクの定義が”外貨の変動リスク”から”自国通貨の購買力低減リスク”に置き換わるパラダイムシフトが進行中であるとすれば貴金属の上昇や米ドル下落の到達点は相当先なのかもしれません。GOLDやSILVERは今週に入って調整を始めていますが反転の様相ではないのでハイレバレッジのポジションが駆逐された後は再上昇となるでしょう。

そんな折、今月からユタ州では米ドル不信から金貨、銀貨の使用再開が許可されたようです。週末にオバマ大統領の出生疑惑問題が一段落したと思うのですが、自国民にも嫌われる米ドルの動向から目が離せない状況は何も変わりませんね。

Top FX Movers Last Week.

先週はとにかくドル安が止まらないイメージでしたね。
バタバタしてUpが遅れてしまったので、今回は結果だけ行きます。
先週末時点までのデータでの分析になります。

      通貨ペア 先週終値 今週終値 値幅(pips) 値幅(%)

①AUDUSD↑ 1.0966    1.0731   +235      +2.14%

②CADCHF↓ 0.9122    0.9273    -151      -1.66%

③EURUSD↑ 1.4802    1.4558   +244      +1.65%

④CHFJPY↑  93.77      92.33     +144      +1.54%

⑤NZDCHF↓0.6998    0.7101     -103     -1.47%

⑥AUDJPY↑ 88.94      87.84      +110    +1.24%

⑦GBPCHF↓1.4446    1.4623     -177     -1.23%

⑧AUDNZD↑1.3539   1.3376    +163    +1.20%

⑨GBPUSD↑1.6704    1.6503    +201    +1.20%

⑩AUDCAD↑1.0359   1.0239    +120    +1.16%

上昇サイドでの登場回数はAUD4回,CHF4回,EURとGBPが一度ずつでした。
下落サイドはUSD3回,CAD2回,JPY2回,NZD2回でGBPが一度という結果です。

インフレ懸念に金融引締めや通貨上昇を促進するところが買われて、それが出来る状況に無いか出来るけどやる気が無いと言うところが売られていると言う図式です。

通貨安戦争は完全に死語のようになっており、欧州も完全に自国通貨の購買力維持に舵を切っていますのでEURの上昇がUSDやJPYとの相違と言う意味で際立ってきています。