2008年2月10日日曜日

Here it comes again...........


今週末も降雪・積雪となりました。

我家の周囲に限ってみれば先週末よりは、少し少ないような気もしますが、また雪だるま位は作れるかな・・・・・・・・・

先週は会社の同僚の中に、カマクラを作ったと言う人がいるくらいの積雪だったのですが、この冬の日本を含むアジア広域に訪れた寒波は世界経済を少し減速させるより大きな動きの中の一部分であるかのようにも感じています。

先週後半に旧正月(Lunar New Year)に入ったアジア中華圏ですが、本丸の中国が大雪に襲われたために交通機関や送電設備などの社会インフラが大きなダメージを受けており、今年の旧正月は帰省しないようにと中央政府が国民に呼びかけると言う異常事態となっています。

上海から来ている同僚によると、今回の降雪は積雪量で10年以上振り、降り続いた日数では115年振りという規模だったそうです。これで世界中の投資家の頼みの綱であった上海株式市場も数日間1%~7%位の下落をだらだらと
続けた後にいきなり9%位上がってみたりと言う乱高下となっており、雪とは関係の無いインドのムンバイ市場もすっかり上値を抑えられているので所謂「アジア株」全体の動きにも今後は一層注意していく
必要があります。日本株も、雪とは関係なくすっかり意気消沈ですね・・・・

上の写真は拙宅の窓ですが、今の世界金融市場の状況を表しているようで面白いと思っています。グローバル化で一枚岩(=一枚ガラス)となった世界経済の中で、米国のサブプライム問題に端を発したNY=Wall Streetの混乱(=ひび割れ)が拡大していくという絵の向こうに、寒波と積雪に覆われた庶民の営みが透けて見えているという構図です。

金融経済の混乱が実体経済に与える影響の有無、程度、速度・・・・・2008年の投資環境をどう読むかの一大テーマは、まさにそこにこそあると言えます。今日の写真は、そんな現状のBig pictureと言うところでしょうか。