2009年11月23日月曜日

So the Moon does know something we don't.

Thanksgivingに向けたポジション調整の動きなのかもう少し長い時間軸での動きなのかは釈然としないものの足元の金融市場が少しずつバタついてきた印象は強まっているのではないでしょうか。

先ずは株価ですが、どうやら今回も新月前後で高値をつけて失速し始めているのではないでしょうか。米株で顕著ですが元々相関の高いその他海外株も概ね足並みを揃えて高値失速感が強まってきました。
 米株は高値を16日の月曜日の新月のタイミングでつけて切り返してきました。終値ベースの高値は17日の火曜日というインデックスもありますがザラ場の高値は16日月曜日であり、実に不思議なことに月曜日の高値のタイミングは日中の短い足のチャート(数時間足、数分足)で見るとまさに新月の瞬間に高値をつけているように見えるようです。

ただしここからどれだけの下落可能性があるのかと言うことに関してはかなり不透明な状況で、株式市場は全般的に明確な失速感の中でもかなりの粘り腰を発揮しており、ちょっとした綱引状態に入っています。

特に別項で取り上げたいと思っていますが一旦株離れをした資金の太宗がGOLDに向かっている可能性があり、金価格の独り勝ち状態を演出しているのですが金価格の上昇は所謂GOLD ETFだのGOLD STOCK(Mining業界や貴金属備蓄業界の株など)を経由して株式市場のサポート要因にもなるという価格的循環関係もありますので今回の株価の調整が資産市場全般の足を引っ張って調整モードが拡大していくという展開には現時点ではなっていないという状況なのです。

取り敢えず、謙虚に月に敬意を払いつつ今週の新たな流れに注目していきましょう。