2009年11月1日日曜日

A story that makes your hair stand on end.


個人的に文化や言語の発展過程の類似性というテーマに興味があります。

情報が分断されていたと思われる多くの異なる古代文化圏でハンマーや弓矢などの使用に共通する発展過程があったり、言語の領域でも同じような状況を似たような方法で表現するようになった事例も少なくないように感じます。

今回の表題を書いて感じたのですが、この" make one's hair stand on end"というのと「身の毛もよだつ」というのは明らかに類似性がありますし、他にも「怒髪天を突く」と英語の激怒するに当たる"hit the roof"等にも明らかな共通点がありますね。

閑話休題・・・

A friend of mine told me a story that would make your hair stand on end.

日本の怪談の中には実話も少なくないようですが、その中の一つに四谷怪談の話があります。
詳しい話は思い出せませんが、ご主人に毒を盛られ続けたお岩さんがあのような恐ろしい容貌になったのは実は毒を盛られたことで弱った彼女が帯状疱疹を発症したせいである可能性が高いと言う話です。

この話をしてくれた友人は帯状疱疹の経験者で彼は頭部や顔面に発症したそうですが、当初の自覚症状が眼球の痛みだったそうで最初は眼科医に掛かって「異常なし」と言われ続けたそうです。
 その後彼は大学病院のヘルペス外来と言うところで専門的な治療を受けて回復したのですが、その際に担当医から医学会ではそのような仮説が有力視されているという話を聞いたとの事でした。

時空を超えて彼女の苦しみを考える時に本当にお辛かっただろうと思えてなりません。謹んでご供養の気持ちを送りたいと思った次第です。