2014年8月17日日曜日

Review of the Week.(Aug.11th - Aug.15th.2014)

2014年8月11日(月)~8月15日(金)の週次ベースの簡単なReviewです。

1 Key Events.

 ①米国 / カナダ
  ・米7月小売売上高
  ⇒±0%(予想+0.3%,mom)
  ⇒Ex-Autoで+0.1%(予想+0.4%,mom)
  ・米失業保険申請件数
  ⇒8月9日の週は311千件(予想295千件)この6週間で最大値
  ・米7月輸入物価指数⇒▲0.2%(予想▲0.4%,mom)
  ・米8月Empire State製造業指数⇒14.7(予想20)
  ・米7月PPI⇒+1.7%(予想+1.8%,yoy)。
  ・米8月ミシガン大学消費者信頼感指数⇒79.2(予想82.5)
  ・加7月住宅着工件数⇒200千件(予想194千件)。
  ・加6月新築住宅価格指数⇒+0.2%(予想+0.1%,mom)
  ・加7月雇用レポート訂正(再発表)
  ⇒雇用増は+41.7千人(予想+25.4千人)
   今月8日の発表(+2百人)は誤り。
  ⇒失業率は7.0%で修正なし。

 ②欧州圏 / スイス
  ・欧州圏8月ZEW景況感⇒23.7に急落(予想41.3)
  ・欧州圏6月鉱工業生産⇒▲0.3%(予想+0.4%,mom)
  ・欧州圏第2四半期GDP⇒±0%(予想+0.1%,qoq)
  ・独8月ZEW景況感
  ⇒8.6に急落(予想18.2)2012年12月以来の最低値
  ・独7月CPI確定値⇒+0.8%(予想+0.8%,yoy)。
  ・独第2四半期GDP⇒▲0.2%(予想▲0.1%,qoq)
  ・仏第2四半期GDP⇒±0%(予想+0.1%,qoq)
  ・スイス6月小売売上高⇒+3.4%(予想+0.7%,yoy)

 ③日本
  ・6月第3次産業活動指数⇒▲0.1%(予想±0,mom)
  ・7月消費者信頼感⇒41.5(予想42.0)。
  ・日銀月報
   ⇒中国経済は安定成長軌道。ただし製造業の過剰設備に問題。
   ⇒他の新興国経済も成長の勢いに減速感。
   ⇒本邦輸出部門の回復力強くない。
  ・6月鉱工業生産⇒▲3.4%(mom)。
  ・第2四半期GDP
  ⇒▲1.7%(予想▲1.8%,qoq)▲6.8%(予想▲7.0%,yoy)
  ・6月機械受注⇒+8.8%(予想+15.3%,mom)

 ④豪州 / ニュージーランド
  ・豪NAB 7月Business Confidence⇒11(先月8)
  ・豪第2四半期住宅価格指数⇒+1.8%(予想+1.1%,qoq)
  ・NZ 7月製造業PMI⇒53(先月53.4)。
  ・NZ第2四半期小売売上高⇒+1.2%(予想+1.0%,qoq)
  
 ⑤英国
  ・7月BRC小売売上モニター⇒▲0.3%(yoy)
  ・BOE四半期インフレ報告⇒予想以上にハト派的
  ・BOE Carney総裁
  ⇒地政学リスクの尖鋭化を懸念
  ⇒欧州圏は構造改革過程経済成長は小規模
  ・7月失業保険申請件数⇒▲33.6千件(予想▲30千件)。
  ・6月失業率⇒6.4%(予想6.4%)。
  ・BOE Miles政策委員
  ⇒賃金上昇が脆弱労働市場のSlackの証左
  ⇒現行の低金利維持は長期化の圧力。
  ⇒欧州経済は成長なき座礁状態
  ・BOEインフレレポート
  ⇒利上げ開始時期は2015年第1四半期
  ⇒政策金利は2016年第4四半期までに2.0%水準へ

2 金融市場

 ①株式市場 / 債券市場
  ・全体感は株式市場回復+債券市場続伸(金利低下)
  ・日経平均も1万5千円台をしっかり回復
   15,318.34円で越週(先週14,778.37円)。
  ・DOW→$16,662.91、S&P500→$1,955.06、Nasdaq→$4,464.93。
  ・週次ベースでDow+0.7%、S&P500+1.2%、Nasdaq+2.2%。
  ・米10年債利回りは2.34%(先週2.43%)。
  ・米30年債利回りは3.14%(先週3.24%)。

 ②商品市場
  ・地政学リスクを睨みながらも上値を抑制される展開継続
  ・原油価格はバレル単価で$97.06(先週$97.59)。
  ・金価格はオンス単価で$1,304.7(先週$1,311.11)。

 ③為替市場
  ・雇用統計上方修正→再発表でCADが反発
  ・AUDも追随しNZDも含めてコモディティ通貨は堅調
  ・指標の良かったCHFが上昇するもEUR,GBPは守勢に。
  ・GBPとJPYが最弱通貨を争う展開USDも基調は弱い流れ