2014年8月31日日曜日

Review of the Week.(Aug.25th - Aug.29th.2014)

2014年8月25日(月)~8月29日(金)の週の簡単なReviewです。

1 Key Events.

 ①欧州圏 / スイス
  ・欧州圏8月CPI速報値
  ⇒+0.3%(予想+0.3%,mom)。
  ⇒2009年10月以降の最低値
  ・欧州圏7月失業率⇒11.5%(予想11.5%)。
  ・独8月IFO企業景況感指数
  ⇒106.3(予想107.1)
  ⇒4ヶ月連続定価で13ヶ月振り低水準へ。
  ・ECB Nowotny理事
  ⇒独経済は最早欧州の成長エンジン役を担えない
  ⇒欧州経済は減速している
  ⇒2014年の回復は期待外れ
  ・独8月IFO景気現況感指数⇒111.1(予想112)
  ・独8月IFO景気先行期待指数⇒101.7(予想102.1)
  ・独Shaeuble財務大臣
  ⇒市場はECB Draghi総裁の発言を過大解釈している
  (Jackson Holeにおける「インフレ圧力は凡ゆる尺度で後退」との
    発言がECBのQE政策開始を示唆していると指摘されている事に
    関する牽制)
  ・独9月GFK消費者信頼感⇒8.6(予想8.9)
  ・独8月失業者数⇒+2千人(予想▲6千人)
  ・独8月失業率⇒6.7%(unch)。
  ・スイス8月KOF信頼感指数⇒99.5に改善

 ②米国 / カナダ
  ・米7月新築住宅販売件数⇒412千件(予想429千件)。
  ・米7月耐久消費財受注
  ⇒+22.6%(予想+7.4%,mom)。主に航空機需要。
  ⇒Ex-Transportでは▲0.5%(予想+0.5%,mom)
  ・米6月FHFA住宅価格指数⇒+0.4%(予想+0.3%,mom)。
  ・米6月Case-Shiller20都市住宅価格 ⇒+8.1%(yoy)
  ・米第2四半期GDP改定値⇒+4.2%(予想+3.9%,qoq)
  ・米第2四半期GDP価格指数⇒+2.1%(予想+2.0%,qoq)。
  ・米新規失業保険申請件数⇒8月23日の週は298千件(予想300千件)。
  ・米7月個人所得⇒+0.2%(予想+0.3%,mom)
  ・米7月個人消費支出⇒▲0.1%(予想+0.2%,mom)
  ・米7月PCE Headline+1.6%, Core+1.5%予想通り,yoy)。
  ・加6月GDP⇒+0.3%(予想+0.2%,mom)

 ③豪州 / ニュージーランド
  ・豪第2四半期民間設備投資⇒+1.1%(予想▲0.9%,qoq)
  ・NZ7月貿易収支
  ⇒▲nzd692mio(予想▲nzd475mio)。貿易赤字は9ヶ月振り。
  ・NZ 7月住宅建設許可件数⇒+0.1%(予想+1.0%,mom)
  ・NZ 8月ビジネス信頼感指数⇒24.4に低下

 ④日本
  ・7月企業サービス価格指数⇒+3.7%(yoy)。
  ・7月CPIコア⇒+3.3%(予想+3.3%,yoy)。
  ・8月東京都CPIコア⇒+2.7%(予想+2.7%,yoy)。
  ・7月失業率⇒3.8%(予想3.7%)
  ・7月家計調査支出⇒▲5.9%(予想▲2.9%,yoy)
  ・7月小売売上高⇒+0.5%(予想+0.3%,yoy)
  ・7月鉱工業生産⇒+0.2%(予想+1.0%,mom)
  ・7月住宅着工件数⇒▲14.1%(予想▲10.5%,yoy)

 ⑤中国
  ・7月景況感指数⇒+1.3%。

 ⑥英国
  ・8月GFK消費者信頼感指数⇒1に改善
   
2 金融市場

 ①株式市場 / 債券市場
  ・株式市場は斑模様。債券市場堅調推移。
  ・米株一人勝ちの図式日経平均は頭打ちの展開。
  ・日経平均は、15,424.59円で越週(先週15,539.19円)
  ・Dow→$17,098.45、S&P500→$2,003.37、Nasdaq→$4,580.27。
  ・週次ベースでDow+0.6%、S&P500+0.7%、Nasdaq+0.9%
  ・8月はDow+3.2%、S&P500+3.8%、Nasdaq+4.8%
  ・米10年債利回りは、2.34%(先週2.40%)。
  ・米30年債利回りは、3.08%(先週3.16%)。

 ②商品市場
  ・商品市場は神経質なレンジ取引。全体的には小幅反発
  ・原油価格はバレル単価で$95.87で越週(先週$93.62)。
  ・金価格はオンス単価で$1,287.06(先週$1,280.05)。

 ③為替市場
  ・米ドル堅調。週末はドルインデックスも82.699水準。
  ・EUR主動で欧州通貨安。調整先行も週末に再度下落。
  ・USDJPYは103円台に調整も週足は104円を回復。
  ・EURCHFは続落。1.20台で神経質な推移。
  ・AUD堅調NZD低調で南半球に明暗。AUDNZDは上昇基調維持