日本では間もなく除夜の鐘が鳴り始める時間となりました。
おっと・・・失礼しました。どうやら始まっているようですね。
今紅白歌合戦で白組が勝ち、途中でチャンネルを換えて見た格闘技のイベントでは、7年振りに現役に復帰した舟木が桜庭に関節技で敗れ、ムサシやマサトは見事なKO勝ちを飾り、更に別番組のプロレスのイベントでは最早立派な芸人となった高田がハッスルして笑いを取っていました。
残念ながらいまだ社会全体、国全体にまでは勢いが波及していない気がしますが、これらの番組やイベント等を見ていると、日本も新しい世代によって多様な価値観が共存する足腰の強い文化の基礎が形成され始めているような気がします。
まだまだ時間が掛かると思いますが、この流れが途絶えることの無いように我々が自分の出来ることで手を抜かないと言う姿勢を維持していきたいものです。
今年は私にとって大きな変化がありました。春には自分が、夏には家族を連れて海を渡りましたが殆ど同胞を説得して"約束の地"を目指した旧約聖書のモーゼのような気持ちでした。
モーセがカナンに中々入れなかったように私が目指した"約束の地"もそう簡単に"よそ者"を受け入れれてくれる場所ではないことは直ぐにわかりました。当初はとにかく驚きと失望の繰り返しだったように思います。
イスラエルの民は結局カナン到着後40年経過してからやっとカナンに入ることが出来、モーセはそこに入ることなく他界してしまったのですが、私と家族は会社、地域、学校で少しずつ居場所を確保して何とか無事に2007年を終えるところまでこれました。
一時は添い寝しながら子供が寝言で米国に帰りたいと言うのを聞いて暫く考え込んでしまった時もありましたが、先日「お父さんがまた米国に行くといったらどうする?」という質問に少し考えてから別れるのが辛い友達お名前を二人ほど教えてくれたり、冬休みもそんな友人たちと近所の川原で野球をやったりしている姿を見て安堵しています。
日本の新年は3日までお休みなのでとても嬉しいです。大晦日も休日になっていますが、私は午前1時頃に家を出て午前8時半まで夜勤(シドニー市場の当番)をしたので、これが仕事納めとなりました。
夜勤は、試験なら "night shift"と書くべきでしょうが、よく" graveyard shift "という言い方もします。
墓場番・・・・なんだか一発で覚えてしまう表現ですよね。
色々あった節目の年の仕事納めが墓場番というのも面白いですよね。
今年も本当に色々とありがとうございました。全ての皆様にとって2008年が健康で素晴らしい年になることを心から祈願申し上げます。一緒に頑張りましょう。挫けそうになった時、周囲が冷たいとか味方が居ないような気持ちになった時は絶対に思い出してください。私は心から応援していますよ。
Just remember that I am here right behind you.
Best wishes.
Robert Henry.