週初の東京オープン前にウェリントン/シドニー時間からユーロが急騰し、金曜日の終値の1.3497水準からGAPを開けて高値圏で取引が行われています。
相場は一気に1.37越え寸前までやってから欧州・北米時間には少しずつ下落してきました。次の下落ではこのGapを埋める事が1つのメドとなりますが、場合によっては今から一気に埋めてしまうと言う事もありうるかもしれません。
原因はギリシャ救済の詳細が発表された事ですが、EUとIMF合計で450億ユーロ規模の融資を用意し、当初のペナルティ的なハイコストではなく、市場金利よりも低利での融資を行うと言う内容にした事が功を奏しています。週越えで残存していたユーロショートに暴力的なスクィーズが入った格好ですね。
ユーロ反発でドル安かと言うと世の中複雑で、以下はAUDのチャートですが、AUDは対ドルで急落しています。
欧州売り/資源国買い というクロス取引が一気に解消されているということでしょう。
EUR/AUDのクロスです。見事なGap-Upです。
日本語では「窓を開けた」と言うやつですね。市場の風通しが良くなると言いのですが、これで人民元の切り上げでもあれば吹くのは突風となりそうですね。