欧州やGSの話に振り回されてここのところダウで言えば上がっても下がっても100ドル以上の振幅幅となっている米株市場ですが、5月4日の取引では遂に200ドル以上の下げ幅となっています。
あらゆる調整期待、調整予想を嘲笑うかのごとく足蹴りにして上昇し続けてきた米株市場ですが、実際に経済指標や企業業績の回復に加えてFRBが出口政策に言及はしても実際には金融引き締めを行えるような状況ではないという株式市場にとっては極めて都合の良い環境が整っています。
足元の下落が誰もが待っていた調整であり、テクニカル的にも健全な調整で終われるのかどうかに注目していきたいと思います。
基本的には欧州問題のギリシャ以外のPIIGS国への飛び火やGS問題の悪化⇒範囲拡大という流れあるのかどうかがポイントなのでしょうか。
S&Pのチャートも気になる形状になっています。
価格の振幅が大きく、上昇モメンタムは縮小ですね。
徐々にグローバルなリスクマネーは徐々にドルと金への引力を感じ始めていると言う状況下、米株の強気トレンドに著変があればかなりの影響が出るはずですね。